HOMEビジネス 美容師教育ベンチャーが「動画教材」を無料公開 教育の地域格差を解決・業界全体の技術を向上へ

美容師教育ベンチャーが「動画教材」を無料公開 教育の地域格差を解決・業界全体の技術を向上へ

長澤まき

2020/01/14(最終更新日:2020/01/14)


このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社SnafkinDesignWorksが運営する美容師短期育成学校・東京スタイリストアカデミーは1月14日、2020年から動画教材の無料公開を開始したと発表した。

美容業界における地域格差を解決するための取り組みとして、美容業界の第一線で活躍しているトップランナーの技術や考えに触れる機会を全ての人に提供する。

美容師教育ベンチャーが「動画教材」を無料公開 教育の地域格差を解決・業界全体の技術を向上へ 1番目の画像
イメージ画像/Adobe Stock

首都圏と地方の技術格差に向きあう

同校は、美容師アシスタント短期育成教育を行うベンチャー企業。美容師がアシスタントからスタイリストに成長するまでは通常3~5年かかるが、同校は短期間の徹底的な教育により、3カ月間でデビューさせる。

動画教材を無料公開する理由は、同校が美容業界の教育課題として首都圏と地方との技術格差に向き合いたいと考えているからだという。

セミナーや技術講習の行き届いていない地方に、動画教材を用いて学びの機会を与えることで、業界全体の美容技術を向上へ。

また、高まっている地方学生の入学需要に対して、まずはネット上の動画で学びを提供し、次に学校というリアルでの学びにつなげる狙いもあるそうだ。

美容師教育ベンチャーが「動画教材」を無料公開 教育の地域格差を解決・業界全体の技術を向上へ 2番目の画像

毎週無料で定期配信

今回、美容師の土台教育となるカットの基礎動画として、ベーシックカット(基礎技術)、サロンスタイル(応用技術)、サロンワーク(実践技術)を公開。今後も毎週無料で定期配信していく予定だ。

講習動画は、同校の講師や美容業界のトップランナーたる特任講師が手がけているという。

この取り組みが、同校が掲げる美容教育のオープンソース化と教育のデジタル化の試金石になり、美容業界の価値向上に貢献できればと考えているという。


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード