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聴覚障がい者サッカーの競技者が講師を務める「無言語コミュニケーション研修」が登場

長澤まき

2019/12/26(最終更新日:2019/12/26)


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一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)と株式会社マネジメントソリューションズ(MSOL)は共同で、12月23日から体験型の法人向けチームビルディング研修プログラム「無言語コミュニケーション研修」の提供を始めた。

聴覚障がい者のサッカーであるデフサッカーまたはデフフットサル競技者(監督・コーチ・選手)が講師またはサポーターを務める、言語を使わないコミュニケーションでグループワークを行う体験型研修だ。

聴覚障がい者サッカーの競技者が講師を務める「無言語コミュニケーション研修」が登場 1番目の画像

言語を使わないことで繋がりを強化

同研修の目的は、チームの繋がり強化・伝える力の養成・共生社会の理解。

言語を使わないコミュニケーションにより、情報を伝える側は懸命に伝えようとし、受け取る側は注意深く相手の意図を読み取ろうとするといった基本原則の重要性を実感することが可能になるという。

お互いをよりよく知り、チーム内の見えない壁を取り除くことで成果を出すチームを作る事ができるそうだ。

新入社員研修や新組織のチームビルディング、プロジェクトのキックオフ等への活用を想定しているという。

共生社会の実現にも貢献へ

同研修は、国内のデフサッカー・デフフットサルを統括する日本ろう者サッカー協会にJIFFとマネジメント研修のノウハウを持つMSOLが協力して誕生したという。

MSOLは「マネジメントの力で社会のHappinessに貢献する」をミッションに、サッカーを通じた共生社会の実現を目指すJIFFの活動に共感し、2018年11月からJIFFのパートナーとして支援を実施。

互いの強みを活かした同研修プログラムを企業向けに提供することで、聴覚障がい者の活躍の場を増やし、社会の理解を促進することで共生社会の実現に貢献するとしている。

【無言語コミュニケーション研修】
・推奨人数:15~30名
・実施時間:120分程度
・費用:1研修(120分)40万円~
※事業収益は、諸経費を除き全てJIFFを通じて障がい者サッカーの活動費に充てられる。


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