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CureApp、喫煙者が禁煙に向けてタバコについて考えるための法人向けサービスを開始

白井恵里子

2019/12/20(最終更新日:2019/12/20)


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株式会社CureAppは12月16日、「禁煙に興味はあるもののなかなか実行に移せない」という「関心期」の段階にある喫煙者を、まずはタバコについて考えるということからサポートするという、法人向けWebサービス「ascure Starter」を始めた。

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禁煙への一歩をサポート

同社によると、近年の健康増進法の改正に伴い、個人単位のみならず法人単位で、積極的な受動喫煙防止の取り組みがなされているという。

一方で、喫煙者が禁煙に挑戦するハードルは高く、始めたとしても続けることが難しい。多くの法人が、禁煙挑戦者を増やすことに苦戦しているようだ。

そこで同社は、既にサービス提供をしている禁煙プログラム「ascure 卒煙プログラム」と併せ、禁煙意欲を高める同サービスを導入することで、禁煙への一歩を促し成果を高めることを目指す。

同サービスは、タバコに関する知識を取得するためのコンテンツも含んでいるため、これを企業の教育・研修として導入することで、「健康経営優良法人」認定条件の1つをクリアすることができるという。

対象は「関心期」の喫煙者

同社によれば、禁煙へと向かう5つの段階「無関心期」「関心期」「準備期」「実行期」「維持期」のうち、喫煙者の約6割は「関心期」と呼ばれる状態におり、この段階の人々は、効果的な施策がないなどの理由から、なかなか禁煙に挑戦することができずにいるという。

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関心期にいる人たちが、禁煙への一歩を踏み出すためには、タバコに対する考え方を自身で見つめ直す機会を提供し、禁煙する同期を明確化することが重要。しかしこのような機会を広く提供できる施策は、これまで存在しなかったという。

禁煙意欲を自然に高める

同サービスは、禁煙外来の経験豊富な呼吸器内科医が監修。全6章から成り立っており、 1章あたりの所要時間は5~10分。

具体的な内容としては、「禁煙したい」という気持ちを引き出す手法を、登場キャラクターとの会話の中に取り入れた。さらに、個人が提供する情報をもとに、その人自身の考え方に介入することで、自然と禁煙への意欲を高めることができるという。

実際にトライアルを利用者からは「タバコはストレス解消になっていないということを知ったことが大きく、禁煙したい気持ちが大きくなった。」という感想があったという。

同社は今後、より多くの喫煙者が禁煙に挑戦できるよう、継続的なサービス改善に努めたいとしている。


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