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旅行業のジャルパックが働き方改革に注力 フレックスタイム本格導入で繁閑に合わせた勤務調整などを推進

鈴木京

2019/12/18(最終更新日:2019/12/18)


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JALグループで、ツアー企画等を行う株式会社ジャルパックが、働き方改革に注力している。

このほど同社が、2018年度「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」に関するJATA(一般社団法人 日本旅行業協会)会長表彰において、働き方・休み方改革部門の大賞を受賞した。

働き方・休み方改革部門の大賞を受賞

「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」に関するJATA会長表彰は、会員各社の優れた取組事例を広く周知することで、業界全体の長時間労働・過重労働を是正、有給休暇の取得促進、女性や高齢者を含む多様な人材を活躍させることが目的だ。

旅行業のジャルパックが働き方改革に注力 フレックスタイム本格導入で繁閑に合わせた勤務調整などを推進 1番目の画像

同社では受賞を受けて、フレックスタイム制(3カ月清算)の導入による働き方の柔軟性拡大と、社内の取り組み「WHIP(ホイップ、Work and Holiday Innovation Project)」をさらに進めていくという。

3カ月清算によるフレックスタイム制を本格スタート

2019年4月の働き方改革に関する法律の改正点を考慮しつつ、全社員を対象に、2018年夏より実施していた試験導入のレビューを行い、3カ月清算によるフレックスタイム制を今年10月から本格導入することになった。

現在、全社員の約9割にあたる450名に適用し、約半数の社員がコアタイム(11:00-15:00)なしの“スーパーフレックスタイム制”で勤務している。

また、3カ月清算を導入することで従来の単月から労働時間管理の幅が広がり、旅行商品の造成業務など、複数の月にまたがる繁閑に合わせた勤務調整もしやすくなるそうだ。

社員による働き方改革推進活動「WHIP」

もうひとつの取り組みは、社員の自律的な働き方改革の推進活動「WHIP(Work and Holiday Innovation Project)」だ。

19年度は活動メンバーに対し、現業との兼務を人事発令してミッションを明確化することで、動きを活発化させている。

「WHIP」メンバーは、公募により組織単位で選出された25名の社員と総務部(事務局)7名で結成。働き方改革、健康経営、ダイバーシティ&インクルージョン、JALフィロソフィの4つの分科会で活動を展開する。

​​働き方改革については、スウェーデンのコーヒー文化「Fika」導入し、毎週木曜日の午後に15分ほどのリラックス&コミュニケーションによる社員間の交流を促進。そのほか、ビジネスチャットツール「Teams」講習会の実施や、サテライトオフィス利用方法を社内報で紹介する試みを行う。

健康経営の面では、日本航空健康管理部専属トレーナーによる「本気の!ラジオ体操」や「椅子ヨガ教室」を開き、社員の健康増進を図る。

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ダイバーシティ&インクルージョンでは、女性執行役員との座談会といった講義を開催。結婚・出産・介護などを経験しながら仕事との両立を図る​女性の話や、働く女性を支え、仕事に家事に育児に頑張る男性社員を紹介した。

JALフィロソフィについては、全社員の共通の価値基盤であるJALフィロソフィの社内勉強会を、2020年1月から通年で開催していく。全社員から発表者を募り、お茶とお菓子とともにリラックスした雰囲気で行うディスカッション「フィロソフィーカ(PhilosoFika)」​などを行うという。

組織が会社のルールを制定することで、働き方改革を進めるという縦割り方式だけでなく、組織内から社員が自律的に改革に取り組む活動と併用しているのがユニークな点。多くの企業にとってひとつになるかもしれない。

株式会社ジャルパック


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