HOMEビジネス 求職者側が課金する転職サービス「そうだんドットミー」運営会社ポジウィルが資金調達を実施

求職者側が課金する転職サービス「そうだんドットミー」運営会社ポジウィルが資金調達を実施

長澤まき

2019/11/12(最終更新日:2019/11/12)


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求職者が課金するキャリア選択支援サービスを運営するポジウィル(代表・金井芽衣)は11月12日、複数の個人投資家から資金調達を行ったと発表した。

今回の資金を採用やサービス開発、マーケティング費用として用い、さらなる事業の強化に繋げるという。

個人に寄り添う「求職者課金型サービス」

ポジウィルは2017年8月に設立され、求職者課金型のキャリア相談サービスを運営してきた。

同社によると、従来の転職サービスは、より高い売り上げが見込める法人に対してのみ課金を行うのが慣例となっているため、転職者個人の意向や可能性が置き去りになり、転職が売り物になってしまうケースが散見されていたという。

求職者課金型には、こういった現状を変え、個人の人生に添って本当に必要な情報を得た上で意思決定できるキャリア形成を支援したいという狙いがある。

「求職者が課金するキャリア支援サービス」、STRIVEや複数の個人投資家から資金調達を実施 1番目の画像

現在は、オンライン有料転職相談サービス「そうだんドットミー」と2カ月で徹底的に自分を変える「ゲキサポ!転職」を運営。

「ゲキサポ!転職は」2カ月30万円という安くない価格だが、今年7月末のリリース以降、多数の問い合わせを受けているという。

「求職者が課金するキャリア支援サービス」、STRIVEや複数の個人投資家から資金調達を実施 2番目の画像

投資家「大きな魅力を感じた」

今回、同社の目指す未来に共感した、ベンチャーキャピタルのSTRIVE(ストライブ)、柳澤安慶氏、他個人投資家から第3者割当増資を実施し、資金調達を行った。

STRIVE代表パートナーの堤達生さんは発表資料で、「1人1人に寄り添いながら、手軽にライフサポートを受けられるような世界観を一緒に作っていければ」とコメント。

ファンコミュニケーションズの柳澤安慶代表取締役社長は同社のサービスについて、個人に収益の源泉を置いてビジネスとして成立するのかなど様々な課題を抱えていると指摘した上で、「既存の転職ビジネス市場を破壊するなら、転職希望者のニーズの中にしかビジネスはありえないと、逆に大きな魅力を感じた」とコメントしている。


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