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EMTGとイープラスが資本業務提携。電子チケットの標準化を推進でチケット不正転売防止のリーダーシップを握る

U-NOTE編集部

2019/02/18(最終更新日:2019/02/18)


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EMTGとイープラスが資本業務提携。電子チケットの標準化を推進でチケット不正転売防止のリーダーシップを握る 1番目の画像

電子チケット関連事業を手がける株式会社エンターテイメント・ミュージック・チケットガードは、株式会社イープラスを引受先とする同社の第三者割当増資を実施することについて、基本合意を締結したと発表した。

EMTGとイープラスが資本業務提携

2社の業務提携の内容は次のとおりである。 

・イープラスで購入したチケットがイープラスのIDで簡単に「EMTGチケットトレード」に出品 

・EMTG電子チケットアプリに「スマチケ」のチケットもぎり機能を追加して電子チケット規格を「スマチケ」に共通化 

・共通化した電子チケット仕様を他のチケット事業者、アーティスト事務所や興行主催者に提供 

・他のチケット事業者との「EMTGチケットトレード」連携を推進 

・電子チケット周辺サービス(ゲーム、課金、電子決済、広告など)をアーティスト事務所や興行主催者に提供 

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業務提携の背景

今回の業務提携は、次のような目的の達成のため合意に至った。 

①チケット不正転売禁止法への対応と電子チケットの標準化 

2019年6月に施行される「チケット不正転売禁止法」への対応として、チケット不正転売の防止を行うとともに、ライブやイベントに行けなくなった人が他の人に安心して簡単にチケットを譲渡(トレード)できる場が必要とされている。 

イープラスは、国内最大規模の年間約10万公演に導入されている電子チケット「スマチケ」を提供している。また、EMTGは電子チケットのトレードで実績が豊富である。2社の資本業務提携による取り組みの第一弾として、イープラスで購入したチケットを「EMTGチケットトレード」に出品できるサービスを展開する予定だ。 

②ライブ・エンタテインメント、スポーツビジネス市場の活性 

成長を続けるライブ・エンタテインメント市場において、スマートフォンを活用したビジネス・ニーズが年々高まっている。EMTGでは、ファンクラブ事業で培ったノウハウを強みに、記念コンテンツ、ゲームや課金サービス、会場物販向けの電子決済システム、広告・クーポン・ポイント配信などの周辺サービスを強化している。 

イープラスは、1200万人の会員データベースを軸とした独自のデジタル・マーケティング・システムに加え、アーティストやイベントのアプリ内で簡単に専用チケット販売ができるソフトウェア、位置情報を利用した会場混雑緩和、来場者のインタレストデータ活用などの研究開発を強化している。 

両社がパートナーシップを組むことで、ファンに新しい価値や利便性を提供し、アーティストや興行主催者に対する新たなサービスをワンストップで提供することを目指すとしている。


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