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人出不足の物流業界の救世主となるか? 日本初・悩める荷主と省人化物流施設のマッチングサービス「ロボット倉庫マッチング」が新登場

U-NOTE編集部

2019/01/09(最終更新日:2019/01/09)


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人出不足の物流業界の救世主となるか?  日本初・悩める荷主と省人化物流施設のマッチングサービス「ロボット倉庫マッチング」が新登場 1番目の画像

株式会社フジテックスは、物流業界向けに人手不足問題を抱える荷主と、ロボットが導入された物流施設をマッチング。人手不足の課題を解決する最適な物流会社を紹介する日本初のサービス「ロボット倉庫マッチング」を開始した。

ドライバー不足が深刻化

現在、日本の労働人口は毎年1%もの減少傾向にあり、1日あたり2200人の労働人口が減っている計算となる。特にドライバー職の人手不足は深刻さの一途をたどっている。

厚生労働省の調査(※)によると、2018年で2月の有効求人倍率は3.06倍。地域によっても4倍に上る倍率となり厳しい現状が浮き彫りとなっている。

こういった背景のなかで登場しているのが「ロボット倉庫」だ。

※厚生労働省「職業別一般職業紹介状況」の調査(平成30年2月)

ロボット倉庫を利用するメリット

ロボット倉庫の利用には4つのメリットがある。1つ目は「人手不足を気にする必要がなくなる」こと、2つ目は「出荷数量を増やすことができる」こと。3つ目は「教育時間の削減が可能になる」。

その理由はロボット化により棚入れや棚卸作業といった倉庫内作業が標準化されるためだ。

4つ目はそれらが数値化されることにより「コストの見える化」を実現することができる。また、下図のシミュ―ションのように大幅なコストカットも実現できる。

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ロボット化のハードルは多額の資金

人材不足の課題解決のための業務ロボット化は、今や抗うことの難しい大きな潮流ではある。

しかしながらその実現には多額の投資や明確な成長戦略の立案、コスト回収への懸念など大きな問題が立ちはだかり、多くの企業にとって決断を下しにくいのが現状だ。

そこでフジテックスが考案したのがすでにロボットを導入した倉庫と業務委託をするという方法。

「ロボット倉庫マッチング」と名付けられたこのサービスは、省人化のためロボット導入した物流会社とマッチングを無料で行うもの。

マッチングにはプランナーが仲介しニーズに合ったところを紹介するシステムになっている。

自社でロボット導入のハードルは高いが、コスト削減や生産性向上を検討したいなら、第一歩として検討してみてもよさそうだ。

ロボット倉庫マッチング
https://www.chuko-matehan.com/logiplanners/robot_matching/


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