1. 「フェンシングは儲からない」という常識を覆す。日本フェンシング協会が挑む、2020年への戦略

「フェンシングは儲からない」という常識を覆す。日本フェンシング協会が挑む、2020年への戦略

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「WORLD FENCING DAY」に合わせて、日本では公益社団法人日本フェンシング協会による「Fencing Vision Forum 2018~フェンシングの未来のために、今、私たちがやるべきこと~」が開催された。 

「Fencing Vision Forum 2018」について

「Fencing Vision Forum 2018」は、公益社団法人日本フェンシング協会会長・太田雄貴、公益社団法人日本フェンシング協会マーケティング委員長・小澤隆生がスピーカー。

株式会社ネクストマーケティング代表取締役社長・嶺井政人をモデレーターとして開催された。

当日は登壇者のみならず、日本フェンシング協会・選手・スポンサーを含めた支援者が一堂に会し、2020年の東京オリンピック成功のために、今為すべきアクションについて徹底議論された。

フェンシング協会が目指すゴール

フェンシング協会が目指しているゴールについて、太田雄貴は「大方針の一つは、協会登録者数を約6500人から5万人にまで増やすこと」であると述べている。

また、特にこの1年、新規ファンの獲得とその定着化、コミュニティ化を重視して活動してきた中で見えてきた課題が2つあるとしている。

一つ目の課題が、競技への参入障壁の高さ。

フェンシングは道具代が高く、カジュアルに始めづらい競技であるためである。二つ目の課題が、「フェンシングを始めたい」と思ってもらえるようなブランドイメージの構築である。

全日本フェンシング選手権大会での施策

これらの課題を解決するため、2017年の全日本選手権大会では、次のような施策が実行された。

集客強化を方針に掲げ、観客視点を追求した様々な改善をした。

特に反響が大きかったのは、決勝戦を最終日に集約したこと。

他にも、フェンシング初心者にもルールを理解できるような仕掛けを導入。

たとえば、会場の館内ラジオでは、選手がMCとして試合解説をしたり、LEDのディスプレイを設置し、「選手がポイントを獲ると、床が光り出す」仕立てに変更するなどである。


施策の成果と今後の取り組み

結果的に集客数を前年の150人から1500人にまで伸ばすことができた。

今年12月の全日本選手権では、観戦チケット(5,500円)が発売からわずか40時間で完売。

フェンシング観戦の体験価値をさらに高めるべく、驚くべきことに劇場・東京グローブ座での決勝戦実施が検討された。

「スポーツ観戦」を「劇場での鑑賞」という位置づけにし、より体験価値を上げる狙いである。

日本フェンシング協会では「これからフェンシングが変わっていくぞ」という機運を作り出すため、多方面から人材を巻き込んでいくとしている。

公益社団法人日本フェンシング協会
http://fencing-jpn.jp/

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