1. 「〜となります・〜になります」間違えやすい敬語の使い方を例文付きで解説!

「〜となります・〜になります」間違えやすい敬語の使い方を例文付きで解説!

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 「バイト敬語」「ファミレス敬語」などと揶揄される、誤った敬語の使い方。

 今回は間違えやすい敬語の中から、「〜となります」「〜になります」の正しい使い方を例文付きで解説していきたい。

 ビジネスシーンでも注意しておきたい「〜となります」「〜になります」の正しい使い方についてチェックしよう。

敬語「〜になります」「〜となります」の意味

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 「〜となります」「〜になります」は間違えやすい敬語ともあって、使い方に不安を感じている人もいるのではないだろうか。

 まずは「〜となります」「〜になります」の意味と使い方について見てみよう。

そもそも「〜となります」「〜になります」の意味とは?

 「〜となります」「〜になります」は、動詞「なる」を丁寧に伝えるための敬語だ。

 つまり、「〜となります」「〜になります」の意味は、動詞「なる(成る、為る)」の意味に準ずるということになる。

 多義語(意味が複数ある言葉)である「なる(成る、為る)」の意味は下記の通りだ。

「〜となります」「〜になります」に含まれる“なる”の意味

  • ①物事ができ上がる。実現する。成就する
  • ②今までと違った状態・形に変わる
  • ③ある時分・時期などに至る。ある数値に達する
  • ④ある働きをする。作用する
  • ⑤許すことができる。許してよいとする
  • ⑥その人によって作られる
  • ⑦全体がそれによって構成される
  • ⑧他からその恩恵を受ける
  • ⑨役や位につく。任命される

■「〜となります」「〜になります」の意味を深掘り!

 ちなみに、「〜となります」「〜になります」を品詞分解すると以下のようになる。

 品詞分解してみると、「〜となります」「〜になります」の“なる”が動詞であることがよくわかるはずだ。

「〜となります」「〜になります」の品詞分解

  • と・に(助詞)+なる(動詞)+ます(助動詞)

誤用例からチェック! 敬語「〜となります」「〜になります」の正しい使い方

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 動詞「なる」の意味を持つ「〜となります」「〜になります」。

 さまざまな場面における「〜となります」「〜になります」の誤用例から、正しい言葉の使い方を学ぼう。

「〜となります」「〜になります」誤用例①:「お手洗いはこちらになります」

◯正しい使用例:「お手洗いはこちらです」

 飲食店やショッピングモール内で、お手洗いの場所を聞いたときに「お手洗いはこちらになります」などと誘導されることはないだろうか?

 「場所+になります」に動詞「なる」の意味を当てはめてみると、この言い回しが誤りであることがわかる。

 何もない場所にこれからお手洗いを作るのであれば、動詞「なる」の「今までと違った状態になる」に当てはまる。

 そのため、「こちらがお手洗いになります」といっても問題はない。

「〜となります」「〜になります」用例①

  • ☓「お手洗いはこちらになります」
    ◯「お手洗いはこちらです」

「〜となります」「〜になります」誤用例②:「こちらが資料になります」

◯正しい使用例:「こちらが資料です」「こちらが資料でございます」

 ビジネスシーンで上司や先輩に資料を渡したり、メールで送付したりする際に使いがちな「こちら資料になります」。これも誤りだ。

 「こちらが資料です」と端的に伝えるか、「こちらは資料でございます」と丁寧に伝えるかして、資料を渡そう。

「〜となります」「〜になります」用例②

  • ☓「こちらが資料になります」
    ◯「こちらが資料です」「こちらが資料でございます」

「〜となります」「〜になります」誤用例③:「締切日は7月10日になります」

◯正しい使用例:「締切日は7月10日です」「締切日は7月10日でございます」「締切日は7月10日でお願いいたします」

 仕事で締切日を伝える際も、「〜になります」を使うのは誤り。上記の正しい使用例のように、締切日を共有しよう。

「〜となります」「〜になります」用例③

  • ☓「締切日は7月10日になります」
    ◯「締切日は7月10日です」「締切日は7月10日でございます」「締切日は7月10日でお願いいたします」

「〜となります」「〜になります」誤用例④:「お会計は◯円となります」

◯正しい使用例:「合計で◯円でございます」「合計で◯円になります」

 バイト敬語として誤りだと指摘されることの多い「お会計は◯円となります」という言い回し。

 「お会計は(合計で)◯円になります」という意味合いで使われているため、一概には誤りであるとはいえないフレーズである。

 しかし、誤った日本語を使っていると思われないためにも、ビジネスシーンでは「合計で◯円でございます」「合計で◯円になります」というのがベターだ。

「〜となります」「〜になります」用例④

  • ☓「お会計は◯円となります」
    ◯「合計で◯円でございます」「合計で◯円になります」

「〜となります」「〜になります」に違いはある?

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 動詞「なる」につく助詞が異なる「〜となります」「〜になります」。この2つに意味の違いなどはあるのだろうか?

「〜となります」「〜になります」の違い

 結論からいうと、「〜となります」「〜になります」には以下のような違いがある。

「〜となります」「〜になります」の違い

  • 「〜となります」:突発的な変化、意外性のある変化を表す
    (例)今週の土曜日は出勤日となります
  • 「〜になります」:状態の変化・無理のない自然な移行を表す
    (例)明日からGW休暇になります

 違いがあるように感じる理由は、「〜になります(になる)」が状態の変化・無理のない自然な移行を表す場合に用いられるからである。

 「〜になります」が状態の変化・無理のない自然な移行を表す際に用いられるため、「〜となります」は突発的な変化、意外性のある変化を表す際に用いられることが多いそうだ。


 間違えやすい敬語「〜となります」「〜になります」の正しい使い方を紹介してきた。

  記事内で紹介したような「〜となります」「〜になります」の誤用をしないためにも、正しい使い方をきちんと理解しておこう。

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