1. 【当方の意味・使い方】メールの一人称は「当方・私・小職・当社」どれが正しい?

【当方の意味・使い方】メールの一人称は「当方・私・小職・当社」どれが正しい?

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 ビジネスメール・書類の中で、一人称として使われる「当方」。

 今回は「当方」の意味・使い方、ビジネスメールにおける適切な一人称について解説したい。

 「当方」「私」、どちらを一人称として使うべきかわからないという人は、本記事で「当方」の正しい意味と使い方をチェックしよう。

「当方」の意味とは?

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 ビジネスシーンやネットで見かける「当方」という言葉だが、一体どういう意味なのだろうか?

「当方」の意味、読み方

 「当方」とは、自分の属している方、自分の方、こちら、といった意味。読み方は「当方(とうほう)」。

 “自分の属している方”という意味からわかるように、自分が所属している組織や団体のことを表すときの一人称として用いる。

「当方」の例文

  • 当方は皆無事です
  • 当方に異存はありません

「当方」の対義語:「先方」

 「当方」の対義語は「先方(せんぽう)」。対義語としては、相手方という意味の言葉だ。

 ちなみに、「先方」は読み方によって意味が異なる。「先方」を「さきがた」と読む場合は、ちょっと前のとき、さっき、先ほどという意味になるのだ。

 「当方」の対義語として「先方」を使う場合には「せんぽう」という読み方が正しいため、注意しておこう。

「当方」の対義語:「先方」の意味

  • 「せんぽう(※当方の対義語)」:ちょっと前のとき、さっき、先ほど
  • 「さきがた」:ちょっと前のとき、さっき、先ほど

ビジネスシーンにおける「当方」の使い方

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 「当方」の言葉の意味について理解したところで、ビジネスシーンにおける「当方」の使い方を見てみよう。

ビジネスシーンにおける「当方」:所属する会社、部門を表す

 ビジネスシーンにおいて「当方」を使うのは、会話やビジネスメールで所属する会社や部門を表すときである。

 「当方の考え方といたしましては……」「当方、問題ございません」など、所属する会社や部門、組織全体の意見などを共有するときに「当方」を用いる。

 また、「当方」は対外的な相手に対して使う言葉であるため、自社内の人に対しては使うべきではない。

 「当方」はあくまでも自分が属している組織を表す一人称として、営業などの対外的なビジネスシーンで使おう。

ビジネスシーンで「当方」を使うときの注意点

  • 自分の所属する組織を表す一人称であるため、「個人」の一人称としては使わない
  • 対外的なビジネスシーン・社外の人に対して使う
  • 自社内の人に「当方」という一人称を使うのは誤り

一人称は「当方」「私」、どちらが正しい?

 ビジネスシーンだけでなく、さまざまな場面で「当方、〇〇です」のような前置きで話し始めることがある。

 しかし、個人を表す一人称として「当方」を使うのは誤りだ。

 先述のとおり「当方」は自分が属している組織を表す一人称である。個人の見解や自分のことを話す場合は「私」という一人称を使おう。

一人称「当方」「私」の使い方

  • 一人称「当方」:対外的なビジネスシーンで自分が属している組織を表すときに用いる
  • 一人称「私」:シーンを問わずに個人を表すときに用いる

「当方」は女性が使っても問題ない?

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 一人称においては、「小生」のように女性が使用しない言葉もある。

 一人称の一つである「当方」は男女関係なく使うことができるため、女性のビジネスパーソンが「当方」を使っても全く問題ない

ビジネス文書・ビジネスメールでは「当方」ではなく「弊社」「当社」を使うことも

 ビジネス文書やビジネスメールにおいて、会社を代表したやりとりをする際には「当方」ではなく、「弊社」「当社」などの一人称が適切だ。

 「弊社」と「当社」の意味は似ているが、細かな違いがある。「当方」ではなく「弊社」「当社」を使う際には、以下の違いを頭に入れた上で適切な言葉選びをしよう。

【「当方」の代わりに使える】「弊社」「当社」の違い

  • 「弊社」:自分の属する会社を表すへりくだった表現。自分の所属する会社の謙称
  • 「当社」:自分の属する会社を客観的に表す表現。自社内、チラシ・新入社員向け説明会などで使われる

 先にも説明したが「当方」は社内では使わない一人称だ。

 社内で自分の属する会社について話す際には「当方」ではなく、「当社」を使うようにしよう。

「当方」「小職」の違い

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 自分をへりくだって表現するときに使われる一人称「小職」。 

 もともと「小職」は官職(国家公務員)が使っていた一人称だが、現在では一般企業でも使われることもある。

 「当方」と混同する人もいるが、「当方」の代わりに「小職」は使えるのだろうか?

「当方」の代わりに「小職」は使える?使えない?

 結論からいうと、「当方」の代わりに「小職」は使えない

 「当方」と「小職」は、「小職=個人を表す一人称」「当社=自分の属する組織を表す一人称」であるため、意味が大きく異なるのだ。

 「当方」をへりくだった表現にする場合は、自分の所属する会社の謙称である「弊社」を使おう。

「当方」「小職」の意味の違い

  • 小職=個人を表す一人称
  • 当社=自分の属する組織を表す一人称


 「当方」の意味・使い方、ビジネスメールにおける適切な一人称について紹介してきた。

 「当方」はあくまでも自分の属する組織を表す一人称ということを、理解してもらえただろう。

 小さな違いではあるが、気にする人は気にするもの。日本語のマナーとして「当方」の意味と使い方は正しく理解しておこう。

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