1. 派遣社員のメリット・デメリットは何?派遣社員と正社員の違い&正社員になる方法を解説

派遣社員のメリット・デメリットは何?派遣社員と正社員の違い&正社員になる方法を解説

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 非正規労働者は日本の労働人口の約4割を占め、年々増えているのが現状だ。

 働き方が多様化しているともいえるが、非正規労働者は正規労働者と比べると賃金や雇用形態が不安定という事実も否めない。

 本記事では、派遣社員と正社員との違いや、派遣社員から正社員になるために知っておくべきポイントを解説する。

目次
+ + 「派遣社員」と「正社員」の違い
+ + 派遣社員の定義と雇用形態の差異
+ + 派遣社員のメリット:「常用型派遣」
+ + 派遣社員のデメリット:「常用型派遣」
+ + 派遣社員のメリット:「登録型派遣」
+ + 派遣社員のデメリット:「登録型派遣」
+ + 【ケース別】派遣社員から正社員になる方法
+ + 派遣社員から正社員になるメリットとデメリット
+ + 派遣社員から正社員になるための履歴書や面接のポイント
+ + 「正社員」を見据えて派遣社員になる道も
+ フリーター、未経験、既卒、大学中退から「優良企業の正社員」を目指す!

    「派遣社員」と「正社員」の違い

     派遣社員と正社員には、一体どのような違いがあるのだろうか。

     まず、それぞれの言葉が指す意味から見ていきたい。

    【派遣社員と正社員の違い】「派遣社員」とは

     派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣社員として企業に派遣される雇用形態だ。

     人材派遣会社に所属し、派遣会社と企業が「何年間」といった期間を設けて契約を交わし、派遣が決まる。

     「派遣社員」は、英語で「一時的な」という意味を持つ「temporary」という単語を用いて「temporary employee」と表す。

     単語からもわかる通り、派遣社員には雇用期間が決められており、雇用形態は人材派遣会社次第なのだ。

    「派遣社員」の意味と特徴

    • 派遣会社と雇用契約を結び、派遣社員として企業に派遣される雇用形態
    • 雇用期間が決まっている
    • 英語で「temporary employee」と表す

    【派遣社員と正社員の違い】「正社員」とは

     正社員は、就業先から正規雇用として雇われ、特に雇用期間を設けない雇用形態である。

     派遣社員とは反対に、「正社員」は英語で「permanent employee」だ。

     「permanent」は「永続的な」という意味であり、正社員には雇用される期間が定まっていないことがわかるだろう。

     正社員は、問題があった場合や、自分の意志で会社を辞めない限り、定年に達するまでその会社で働くことができるのだ。

    「正社員」の意味と特徴

    • 就業先から正規雇用として雇われる雇用形態
    • 雇用期間を設けない
    • 英語で「permanent employee」と表す

    【派遣社員と正社員の違い①】業務内容

     企業の正社員と派遣社員の最も大きな違いは「業務の内容」である。

     派遣社員はあらかじめ作業内容が提示されているため、基本的にはその範囲内でしか業務を遂行しない

     能力や経験によっては、派遣社員にも即戦力を要する仕事もある。

    派遣社員と正社員の「業務内容」の違い

    • 正社員:業務に責任が伴い、業務の幅も広がっている
    • 派遣社員:あらかじめ作業内容が提示されており、基本的にその範囲内の業務のみを遂行する

    【派遣社員と正社員の違い②】給料の差

     派遣社員と正社員には「給料の差」が見られる。

     正社員は、契約時の定額をもらうことができ、定期的に昇給のチャンスがある。

     また住居手当や交通費、扶養手当が出るケースや、ボーナスや退職金などをもらえるケースも多い。

     派遣社員は、短期間の契約で人手不足から、正社員よりも高い給料をもらえることも珍しくないが、ボーナスや昇給がないのだ。

     正社員と派遣社員は、給与面で年齢が重なるにつれて格差が広がってしまう

     厚生労働省が毎年まとめている「賃金構造基本統計」によれば、20代の派遣社員と正社員では給与格差はさほど変わりはない。 

     30代、40代と年を重ねるにつれてその格差は2倍近くに膨れ上がるのだ。

    派遣社員と正社員の「給料」の違い

    • 正社員:定額・ボーナス・昇給・交通費・住居手当・扶養手当 など
    • 派遣社員:仕事分の給料・交通費
    • 年齢が重なるにつれて、正社員の給料が派遣社員の給料を大きく上回る

    【派遣社員と正社員の違い③】社員の教育

     「20代の正社員に対する教育」も派遣社員と正社員の違いの1つだ。 

     20代の正社員採用は新卒採用が中心で、仕事がわからない新卒の正社員を自立させるために一から指導を行なう

     登録型派遣に関しては原則スキルを「持っているもの」として雇われる。つまり、即戦力となる労働力として扱われるのだ。

     企業によって事情は異なるものの、登録型派遣の場合は新人社員のような指導や、スキルアップのための教育が受けにくいことが多い

     ただし、常用型派遣の場合は派遣元の正社員であり、専門的な業務を行うことで実務経験を積むためこの限りでない。

    派遣社員と正社員の「教育」の違い

    • 正社員:新卒時で企業側の研修を受けられる
    • 派遣社員:スキルアップの教育を受けにくい

    派遣社員の定義と雇用形態の差異

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     派遣社員は、雇用者と派遣元企業(派遣会社)、派遣先企業(実際の就業先)の三者で成り立っている。

    派遣会社での雇用形態の差異

     派遣会社に雇用される際は、「正規雇用」と「非正規雇用」の2パターンに分類される。

     正規雇用は常用型派遣と呼ばれる形態なのに対し、非正規雇用は登録型派遣という形態である。

    派遣社員の2パターンの雇用形態

    • 正規雇用:常用型派遣
    • 非正規雇用:登録型派遣

    【派遣社員の雇用形態①】常用型派遣とは

     常用型派遣は、正社員として派遣会社と雇用契約を結ぶ形態のことを指す。

     派遣先企業との有期契約が満了しても常時雇用契約が結ばれており、期間満了後は新たな企業へと派遣される。

     派遣先が見つからない場合でも給与が支給されるのが特徴だ。

     専門性が高く、特別な知識が必要な業種に多い形態で、派遣会社の正社員であることから雇用・待遇も充実しているといえるだろう。

    【派遣社員の雇用形態②】登録型派遣とは

     登録型派遣は、遣会社に登録することによって非正規の雇用契約を結ぶ形態のことを指す。

     登録センターに足を運び人材派遣会社への登録を行い、派遣会社のサイトを通じて派遣先の決定や契約などを行う。

     雇用契約が発生するのは派遣先企業が決まって就業している間のみで、30日以内の派遣は「日雇い派遣」と呼ばれる。

     日雇い派遣は一部の業務を除いて原則禁止である。

     ただし例外として、アルバイトの学生や60歳以上・生業収入500万円以上の人などに対する日雇い派遣は可能だ。

    派遣社員の雇用形態と意味

    • 常用型派遣:正社員として派遣会社と雇用契約を結ぶ形態
    • 登録型派遣:派遣会社に登録することによって非正規の雇用契約を結ぶ形態

    派遣社員のメリット:「常用型派遣」

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    【常用型派遣のメリット①】正社員として雇用されるので安定している

     常用型派遣は、派遣元に正社員として雇用されるため、先述の通り派遣先がない状態でも給与が支給される。

     また、ボーナスや昇給もあり、福利厚生が充実しているといった特徴がある。

    【常用型派遣のメリット②】スキルが身につきやすい

     常用型派遣は、エンジニアや看護師などの専門的な業種に多く、特定の業務に専念する形を取る。

     そのため、どの派遣先でも高い専門技能を活かし実務経験を積むことができるのだ。

    常用型派遣のメリット

    • 福利厚生が充実しており、給与面で安定している
    • 専門的なスキルが身につきやすい

    派遣社員のデメリット:「常用型派遣」

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    【常用型派遣のデメリット①】解雇のリスクが高い

     常用型派遣では、人員整理の際に派遣先企業の正社員よりも優先されてりまうといった懸念が挙げられる。

     派遣先がなくても給与は支給されるが、万が一派遣先が見つからない状態が続くなどした場合、派遣元の会社からの解雇される可能性もある。

     この点において、常用型派遣は一般企業の正社員と比べて雇用の安定性が欠けているといえるだろう。

    【常用型派遣のデメリット②】労働環境が安定しない

     常用型派遣では、人員整理などによって派遣先企業が変わってしまう可能性がある。

     企業を転々とすることになってしまうので、その都度新しい環境へ適応しなければならない。

    常用型派遣のメリット

    • 派遣企業の正社員よりも解雇されやすい
    • 派遣企業が変わるなど、労働環境が安定しない

    派遣社員のメリット:「登録型派遣」

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    【登録型派遣のメリット①】ライフスタイルにあわせて働きやすい

     登録型派遣社員として働くには、派遣会社への登録を行う必要がある。

     登録をした後は、自分の条件に合った就業先を探したり、派遣会社に紹介してもらうことで就業を開始する。

     そのため、就業内容の適合性が高いとったメリットがある。

     また、万が一トラブルが起きた際も派遣会社が間に入るため、安心して就業することができる。

     勤務場所や就業時間など、自分のライフスタイルに比較的合わせやすいのも利点だ。

    【登録型派遣のメリット②】気軽に働ける

     もちろん企業によりけりではあるが、重要な業務を任されることが少ないため気軽に働くことができる

     加えて、時給がパートやアルバイトよりも高いことも利点だといえるだろう。

     正社員では入れないような企業でも、派遣社員として働ける場合があるということもメリットの一つだ。

    【登録型派遣のメリット②】さまざまな経験ができる

     派遣で募集される業種は幅広いため、さまざまな業務を経験することができる

     正社員に転職する際には、派遣先で得た幅広い知識やスキルをアピールポイントとして活かすことも可能だ。

     また、派遣では基本的に定められた業務のみを遂行するので、専門性を高めることもできるといえるだろう。

    登録型派遣のメリット

    • 自分の条件にあった就業先を見つけやすく、ライフスタイルに合わせやすい
    • 重要な業務が少なく、気軽に働ける
    • 募集業種の幅が広く、さまざまな業務を経験できる

    派遣社員のデメリット:「登録型派遣」

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    【登録型派遣のデメリット①】人員整理の対象になりやすい

     登録型派遣では就業しやすいメリットがある反面、待遇や雇用期間の点で不利となる。

     基本的に有期雇用で、人員整理の際も優先的に切られやすい

     いわゆる、「派遣切り」と呼ばれるものだ。

    【登録型派遣のデメリット②】待遇が正社員とは大きく異なる

     交通費が支給されないケースも多く、賞与や昇給の機会がないなど、福利厚生の面でも正社員と比べると受ける恩恵は少ない

     時給制が多いこともあり、給与も正社員と比べ低くなる懸念がある。

    【登録型派遣のデメリット③】キャリアが安定しない

     時給自体はパート・アルバイトと比べると高いことが多いが、登録型派遣の場合、派遣切りをされると新しい仕事が見つかるまでの期間は給与が発生しない

     人員整理がされやすく、長期的な雇用にはなりにくい点では安定して働けるとは言い難いだろう。

    登録型派遣のデメリット

    • 人員整理の際に、優先的に切られやすい
    • 福利厚生の面で恩恵が少ない
    • 長期的な雇用になりにくく、キャリアが安定しない

    【ケース別】派遣社員から正社員になる方法

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     派遣社員から正社員になる方法は、大きく分けて二つ存在する。

     一つは「今いる会社にそのまま登用される」という方法。もう一つは「他の企業に正社員として転職する」という方法だ。


     派遣社員を雇用している企業の中には、以下のような理由から正社員への直接雇用の打診をすることがある。

     勤務先で契約社員から正社員になるのは、主に以下の3ケースに分類される。

    【派遣社員から正社員になるケース①】優秀なスタッフでこのまま雇用される

     企業が派遣従業員を雇う際は、直接雇用や雇用安定の努力義務が課せられている。

     その点でも最も望ましいパターンである。働きぶりがよく、良好な信頼関係を築いている証拠であろう。

     このケースは、慣れた職場で引き続き働きつつ、待遇も良くなり安定するという最も理想的な形である。

    【派遣社員から正社員になるケース②】人件費を抑える

     派遣スタッフの雇用には給与だけでなく、雇用主が支払う社会保険料や有給休暇の費用、派遣会社に支払う諸経費などがかかる

     これらの経費は、派遣料金の3割近くに登る(下記グラフ参照)

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    出典:www.jassa.or.jp

     給与はもちろん、派遣元となる人材派遣会社に対しても経費がかかるため、人件費の総額は直接雇用よりもかかってしまう。

     これを抑えるために、派遣スタッフに対して直接雇用を打診することがある。特に中小企業に多いパターンだろう。

    【派遣社員から正社員になるケース③】厳格な法令によるリスクを避ける

     派遣法では、派遣労働者が行える業務の範囲を細かく定めている。

     庶務系の業務では最大3年しかスタッフを受け入れることができず、それ以降は直接雇用になる

     その上、厚生労働省による監督業務も厳しく、万が一指導がかかってしまった場合には社名が公表される恐れもある。

     年々ルールが細かく、なおかつ厳格になっていく中で、法令の見落としによるイメージダウンのリスクを避けるというパターンだ。 

    派遣社員から正社員になるケース

    • 優秀なスタッフでこのまま正社員として雇用される
    • 直接雇用によって人件費を抑える
    • 派遣法によるリスクを避けるため、直接雇用にする

    派遣社員から正社員になるメリットとデメリット

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     派遣社員から正社員となることには、次のようなメリットとデメリットが存在する。

    派遣社員から正社員になるメリット

     常用型派遣の場合は、派遣会社ではなく特定の企業の正社員になることで員整理のリスクが減る

     登録型派遣の場合、派遣社員として働いていたときと比べて待遇がよくなるだけでなく、雇用期間が無期になるため安定して働くことができるのだ。

     新しい環境に移るストレスがなくなり、仕事に対する評価もより綿密なものになるため、自らのスキルアップに向けて大きく前進することができるだろう。

    派遣社員から正社員になるメリット

    • 人員整理のリスクが減る
    • 雇用期間が無期になり、安定して働ける
    • スキルアップにつながる

    派遣社員から正社員になるデメリット

     正社員になった場合、業務の範囲が広がるのでより責任感を持って働かなければならない

     企業によっては残業も発生し、結果として待遇が悪くなってしまうケースもあり得るので注意が必要だ。

     同じ会社で派遣社員から正社員を目指す際は、派遣社員に対する待遇と、正社員になった後の待遇・労働環境の変化を比較したい。

     また、会社が派遣社員の正社員登用に積極的なのか否かも検討しなければならない。

     もしも正社員登用に消極的な場合、他の企業に正社員として転職という選択肢を検討することも一つの手だろう。

    派遣社員から正社員になるデメリット

    • 業務の範囲が広がり、責任が伴う
    • 待遇が悪くなる場合がある

    派遣社員から正社員として他の企業に転職する場合

     派遣社員から正社員への転職を目指す場合は、派遣社員として働きながら通常の転職活動を行うことになる。

     この際、最も注意すべき点は「前職が派遣社員であったことをどのように活かすか」ということだ。

     そこで、面接や履歴書の志望動機で何に気をつけるべきかを以下で紹介する。

    派遣社員から正社員になるための履歴書や面接のポイント

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    【派遣社員から正社員への道①】職歴には派遣会社と派遣先の双方を記入する

     職歴を記入する際は、派遣として勤務していたことを明記しなければならない。

     そのために登録した派遣元を最初に記入した上で、派遣先として勤務した会社をすべて挙げる。

    派遣社員の職歴記入のしかた(派遣元の登録会社が1社の場合)

    • 1.「人材派遣会社 XXXに登録し、派遣社員として以下の勤務に従事」と記す
    • 2.雇用期間と会社名、業務内容を正確に記す
     もし登録した派遣会社が複数の場合は「人材派遣会社◯社に登録」とし、必ずしも派遣元すべてを書く必要はない。

    【派遣社員から正社員への道②】志望動機に「雇用の安定」は書いてOK?

     先述のとおり、派遣社員から正社員へ登用される最大のメリットは雇用の安定である。

     企業側が正社員に求めるのは、派遣社員ではできないような業務・責任をしっかりと果たすことのできる人材のはずだ。

     たとえ雇用の安定や待遇の良さが理由だとしても、企業への貢献度をアピールせずに社員として雇用されることは難しいだろう。

     派遣社員から正社員になることでより広く、かつ責任のある業務に従事したいという思いをいかにアピールできるかが重要なポイントだ。

    【派遣社員から正社員への道③】面接では派遣以上の責任感をアピールする

     面接でも履歴書同様、「派遣社員と正社員の違いをどう考えているか」という意図の質問が中心となる。

     派遣社員と正社員の違いをしっかりと把握した上で、面接に臨まなければならない。

     派遣社員で経験したことや得たスキル、その中で感じた責任感、そしてこれをどのように活かすかを伝えよう。

     派遣と正社員の業務上の相違をしっかり理解し、その責任を果たせることをアピールしていかなければならない。

     面接と履歴書に共通するのは、雇用の安定などの理由にとどまらない、派遣から正社員になることへの強い意志、そして責任感をアピールすることだ。

    派遣社員から正社員になるための履歴書・面接のコツ

    • 職歴には派遣会社と派遣先の双方を記入する
    • 志望動機には、雇用の安定ではなく、責任のある業務に従事したい旨を記す
    • 面接では、派遣社員と正社員の違いを理解して、強い意志と責任感をアピールする

    「正社員」を見据えて派遣社員になる道も

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    【正社員を見据えた派遣社員の道】紹介派遣制度

     「紹介派遣制度」は2000年の改正労働者派遣法で解禁されたシステムで、派遣として一定期間勤務したのち直接雇用に切り替えることができるというものだ。

     先述の通り、派遣として勤務するのは最長でも6ヶ月であり、派遣として入社しても、遅くとも6ヶ月後には正社員に切り替えられるのである。

     正社員として無期雇用になる前に会社の環境などを実際に体感することができるので、理想の労働環境を見つけやすいという利点がある。

     ただし、この制度で保証しているのは「直接雇用への切り替え」という点に留まることを理解していただきたい。

     つまり、企業によっては直接雇用されても正社員ではなく有期の「契約社員」として、あるいはパートなどの「非正規雇用」になる場合もあるので注意が必要だ。

     いずれにせよ、「正社員として入社したときのミスマッチを防ぎたい」と考えている転職者には有効な手段の一つだといえるだろう。

    【正社員から派遣社員へ】紹介制度の意味と特徴

    • 派遣として一定期間勤務したのち直接雇用に切り替えることができるシステム
    • 派遣社員として勤務する期間は最長で6ヵ月
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     スキルアップや福利厚生・給与などの待遇、仕事へのフィードバックがあること、そして雇用の安定と、派遣社員から正社員になるメリットは大きいといえるだろう。

     しかし、ワークライフバランスなど、自分に適した働き方の選択肢は年々広がりを見せている。

     どのような働き方があるのかをしっかりと把握し、自分の目指すキャリアステップにあった就業形態を見つけていただきたい。

     上記を考慮した上で派遣社員から正社員を目指すという場合には、派遣社員と正社員の違いを十分理解することが必要である。

     派遣社員として培った経験はもちろん、それを活かして正社員としてより一層の責任感を持つ強い意志があることをしっかりとアピールできるかが、転職を成功させるカギとなりそうだ。

    フリーター、未経験、既卒、大学中退から「優良企業の正社員」を目指す!

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