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ホリエモンと人気漫画家・東村アキコが漫画家と原作者のマッチングサービス案に物申す!

野口直希

2018/04/09(最終更新日:2018/04/09)


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ホリエモンと人気漫画家・東村アキコが漫画家と原作者のマッチングサービス案に物申す! 1番目の画像

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。

 『堀江貴文のQ&A「マネタイズの仕組みを考える!?」〜vol.891〜』では、ホリエモンが創作に関わる多くの人が欲しがるアイデアに厳しい意見。

  今回取り上げたのは、「アプリ案についてご意見を聞きたいです。僕が考えたのは「漫画志望家と原作志望者のマッチングサイト」です。漫画というのは面白い脚本と画力が伴ってようやくたどり着く作品かと思うのですが、なかなか一人で2つの能力を合わせ持った人はおらず、そのどちらかの能力を身につけることで精一杯という人が多いように思います。

 ですので、お互いに出会い系のようなマッチング機能をつけて、作品を作ることができるサービスがあれば流行るように思いました。マネタイズや集客などの問題はあるかと思うのですが、このサービスはについてのご意見をお聞かせいただければと思います」という質問。

漫画家志望者と脚本志望者のマッチングは成立する?

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 ホリエモンは「『pixiv』とかでやれば流行ると思うけど……」と回答。

 漫画家志望者と脚本志望者がお互いの希望を登録して相方を見つけるマッチングサービスを始めたいという質問者。ホリエモンはたしかに需要があると認めるものの、マネタイズさせるのはそう簡単ではなさそうだと考えている。

 実は、今回のゲストで自分に合った漫画をレコメンドしてくれるマンガサロン「トリガー」を運営する株式会社サーチフィールド代表取締役社長の小林琢磨氏は、すでに同様のサービスを計画していたことがあったという。しかし、マネタイズや集客をネックに感じ、結局事業にはしなかったのだとか。

 ホリエモンと同じく、難しいのはマネタイズだと語る小林氏。とはいえ需要自体はそこそこあるという点にも彼は同意。ホリエモンが回答でいうように、たしかにpixiv内にあればかなり嬉しいサービスだが……。 

ホリエモン「ヒットしそうな漫画の権利を買う方がいいもね」

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 ここでさらに有益な情報を披露したのは、今回のゲストで『東京タラレバ娘』『海月姫』などで有名な漫画家の東村アキコ氏。彼女によれば、全盛期のmixiでは原作者が欲しい漫画家のコミュや漫画にして欲しい脚本家のコミュがあり、結構賑わっていたのだとか。

 実はこうしたサービスが嬉しいのは、どちらかといえば地方在住者。ある程度のコミュニティが形成されている東京でなら、人づてに良い原作者や作画家を紹介してもらえることはある。実際、『さぼリーマン飴谷甘太郎』は東村氏のアシスタント同士のつながりによって生まれている。

 しかし、地方在住者にはそうした機会がないため、ネットサービスがかなり重要になる。とはいえマッチングにお金を払うかというと微妙だし、おそらく月に数千人程度しか利用しないため広告を打つのもそこまで効果的でない。おそらくこうした点が、需要があるにもかかわらず未だに大きなサービスが生まれていない要因だ。

 「だったらヒットしそうな漫画の権利を買えるサービスとかの方が成立しそうだよね」とホリエモン。良い原作のネームをブログで公開しておいて使いたい人の募集を待つようにした方が、リスクもなくマッチングはできそう。

 とはいえこれでは、やはりサービスにはなっていない。漫画家と脚本家のマッチングの最適解は、まだまだ見つからなさそうだ。

 ホリエモンが創作家のマッチングについて語った『堀江貴文のQ&A「マネタイズの仕組みを考える!?」〜vol.891〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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