1. 【書き起こし】『「週4時間」だけ働く。』著者が語る「タスクを先延ばしにしない方法」

【書き起こし】『「週4時間」だけ働く。』著者が語る「タスクを先延ばしにしない方法」

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 膨大な仕事量、膨大な課題量――皆さんはタスクがあまりにも大量にあり、やらなくてはいけないタスクを先延ばしにした経験はないだろうか?

 あまりにも処理するものが大きすぎると、人は途端に面倒になりそれを放り投げてしまいたくなる。

 しかし、嘆いていてもタスクは終わらない。先延ばしにしていても、いつかはやらなければならないのだ。

 今回は、前回も取り上げたティモシー・フェリス氏による「タスクを先延ばしにしない方法」を書き起こしていく。フェリス氏はベストセラー『「週4時間」だけ働く。』の著者である。

「ほとんどの人が先延ばしにしてしまう問題に直面している」

※動画はBig Thinkによる提供

「面倒で先延ばしにすること」ね。話そうか。重要なテーマだよ。みんながそれに直面している。

それは恒久的な問題で、雑誌の一面を飾るような人々でさえ――ほとんどの人が物事を先延ばしにしているんだ。

それに対抗するための効果的な方法はあって、それは「ティム・フェリス・ショー」のゲストや僕の最新の本である『ツール・オブ・タイタンズ』での取材から学んだこと。

さぁ、始めようか。順を追って紹介していこう。

「タスクを可能な限り小さな行動に噛み砕く」

1つ目は、タスクを可能な限り小さな行動に噛み砕くんだ。

第1ステップ

高い目標を――例えば、「各エピソードのポッドキャストダウンロード数を2倍にする」としよう――持っているとする。これはほんの一例だよ。

それを実行可能にするためには、修正が必要。

第1ステップは、可能な限り具体的にすること。だから、最低でもスケジュール表が必要だね。

6ヵ月のうちに――これは僕の実話なんだけど――ポッドキャストダウンロード数を2倍にするとしよう。

さて、ダウンロードというのは現在進行形のものだ。いつからに設定しようか。

決めた。本の出版6週間目から各エピソードのポッドキャストダウンロード数を2倍にしたくて、それを6ヵ月以内に達成したい。

それが決まればデビッド・アレンの考え方を拝借すればいい。「これを実行するための必須条件、構成要素とは何か?」とね。

例えば、行動を中身と本質に分別する。他にも、すでに実行済みのものがあってもいい。未来に実行しうる長い行動リストを作るんだ。

そのリストから、物理的に必要な次の行動を探す。そのタスクを終わらせるのに直接的な関係があるものをね。

行動リストが多すぎて優柔不断なとき

何個行動リストがあってもかまわないけど――とりあえず10個あるとしようか――自問自答するのをオススメする。

これは、僕が優柔不断になり、ぐだぐだと物事を延期している時に自分へする質問。優柔不断になるのも「先延ばし」の1種だよ。

言い方を変えると、「ToDoリストに10個すべきことや、将来性のある10個のプロジェクトがあるとしたら、何をすればいいんだ?」ってこと。

そこで自分に問うのは、「この中のどれが、仮に終わらせたとしたら、他すべてを無意味、もしくは容易にするか?」

これは僕がいつも自分に問う、鍵となる質問。

これによって僕はパズルの1パーツへと焦点を絞れる。この方法は他の多くにも適用できる手法だけど、今はポッドキャストのダウンロード数を2倍にすることに適用しよう。

でもこれは、ダイエットなどにも適用できる。タイムラインが必要だし、痩せたい数値も必要だからね。

「最初は自分のキャパシティを超えないことをする」

それから、可能な限り小さくする必要がある。別の例を紹介しよう。

歯間をフロスするとして、歯をフロスするのが好きな人はほとんどいないはずだよね?

では、どうやってフロッシングを始めようか。

まず、それを習慣にするために可能な限り楽に――持続的に行えるほど自動的なものにする必要があるだろう。

スタンフォード大学などで多くの研究を行ったB.J. フォッグ氏から「物事を可能な限り小さくする」という言葉を借りる。

その言葉は、最初は自分のキャパシティを超えてないことをするという意味。これがもう1つの鍵。

物事があまりに壮大だったり、面倒に思えてしまうとダメなんだ。

だから、フロッシングに関して言うなら、まず前歯2本からフロスするとしよう。たったの3つの歯の隙間だ。それだけでいい。

ウォーターピックを利用したり、指で止血しなくていいように使い捨てのフロスを使うのも手だ。止血しなければならないというのも、人をフロッシングから妨げる要素の1つだからね。

可能な限り簡単にするんだ。

いいかい? これはフロッシング以外のことにも適用できる。


自分への目標を簡単に設定する

『ツール・オブ・タイタンズ』で多くの方々――例えばニューヨークタイムズから8度ベストセラー本を出した著者、多作のミュージシャンやリック・ルービン氏のような伝説的なプロデューサーと話したりした。

そして結局は、すべては「簡単な課題に絞ること」にあったんだ。

例えば行き詰っているミュージシャンがいたとして、ルービン氏だったら「この曲について、明日までに君が気に入るかもしれない1単語か1フレーズ持ってこれるか?」と質問する。

とにかくたくさんの細かい課題に絞ること。クリエイティブな物事に関しては、これは1つの策だ。

ハードルを下げる

これは先ほど言ったニューヨークタイムズから8度もベストセラーを執筆した作家――ニール・ストラウス氏――によるアドバイスにも関連している。彼は、ニューヨークタイムズ誌のみならずローリングストーンズ誌でも執筆をしたことのある作家。

そのアドバイスというのは、「自身に課すハードルを下げる」こと。だから、彼は作家が「行き詰る」ということを信じない。彼だったら「君のハードルがただ高すぎるだけ。そうすることで、自分に不安要素を作っているんだ」と言うだろう。

それに合う他の著者から頂いたアドバイスは、「毎日質の悪い2ページを書く」こと。

多くの人は意気込み「俺には高い目標が必要だ。今書いている本のために、毎日1500~2000単語執筆しよう」と思う。

これだと三日坊主になる可能性が非常に高い。そして、士気阻喪になり、タスクに対し億劫になり、それから「先延ばし」が始まる。

そうならないために、ハードル、出発地点での目標をかなり低く設定するのが得策だ。

僕は過去3作をそうやって執筆してきた。というのは、毎日質の悪い2ページを書くこと。それで十分なんだ。

もしその日書いた2ページを削ることになっても、かまうもんか。ただ質の悪い2ページを書き上げることだけが必要。

これで何が起きると思う?

もし「運動する」を今年の抱負として掲げるなら、週4回1時間と設定してはならない。運動習慣が身についていないのなら、ジムに行き、週3回5~10分で十分。

これらのどのようなケースでも「目標達成できた」と達成感に溢れ、多くの場合それ以上のことをするだろう。

「もうジムにいるんだからもう10分やってみよう」「もう歯のフロッシングを始めたわけだしあと4本やってみる」「もうノルマである2ページ目に到達したけど、最高の気分だし、今流れにノッている。あと10ページ、いや、あと20ページ書いてみよう」みたいにね。

低いハードルを設定することは、自己嫌悪から守ってくれる。それはとても大切。

多くの人が、自己嫌悪から脱線するし、達成感はタスクを億劫にさせないようにしてくれるんだ。

これらは、「先延ばし」を防止することに対してのささやかなアドバイス。

時間が理由の「先延ばし」

「先延ばし」というのは、時間が関係しているケースも中には存在する。

巨大で面倒なタスクを見ているとしているとする――これを分割することはもう話したよね。頭の中で計算してみて「どう考えても100時間、もしくは3週間はかかるなあ」と感じてしまったら、第一歩を踏み出さないんだ。それはクジラ1頭の身体をかじるようなものだからね。

それには、例えば『ポモドーロ・テクニック』が有効。この手法には様々な見解があるけど、それはつまり「20~25分間の全力」を意味する。23分間の人もいるけどね。

これは「これが終わるわけがないのは知っているけど、20分~25分間全力でがんばって、それから5分休むぞ。それを繰り返そう」というもの。

時間の制約による魔法というのは――僕はこのことを『パーキンソンの法則』としてよく紹介しているんだが――タスクの複雑性が割り当てられた時間にあてはまるようになること。

ところで、クリエイティブな人にとってこういった「ポジティブな制約」というのは肝要。好き勝手することは、大惨事、停滞、そして「先延ばし」のレシピだ。

『プモドーロ・テクニック』は1つ有効な手。

Eメールのチェックに時間を割いてしまう場合

問題がEメール関連なら、『Eメール・ゲーム(Eメールマネジメントツール)』というツールをお勧めしよう。長い説明は省くが、URLは「emailga.me」だ。見てみるといい。

『Eメール・ゲーム』は受信箱を見るたびに質問を答えさせることによって、受信箱のチェックを妨害する。これをインストールすれば、受信箱に目を通す時間の40%は減せると思う。

タスク達成とお金

もう1つの「ポジティブな制約」を設ける方法は、刺激と結果を付加すること。つまり、自分のタスクに社会的な義務を付けることだ。

これには、Stickk.comCoach.meなどを使ってみるといいだろう。誰かに見てもらうことによって、自分が設定した目標を達成する義務を果たせる。

それは、賭けでもいい。どちらにせよ、金銭的な要素というのはとても効果的

Google社で高い役職に就いている知り合いが、ジムにいる友人と賭けをして――これで彼は一歩目を踏み出した――45kg痩せた。賭けの内容は、「ジムに来なかったら$1支払う」というもの。

小さいお金でできることは、はかりしれない。5人が$100ずつ賭け、第1四半期までに一番体脂肪を減らした人や一番体脂肪率を向上した人が$500を得る、というルールで賭博をすることもできる。

これはとても、とても効果的。理由は、得る金ではなく、失う金にあるんだ。人々は、結果的に生まれる損失を回避をするために、更なる努力をする。

これらは活用できる方法の1つ。

とあるコメディアンの方法

最後に、へんてこな方法を紹介しよう。

これは地球上最も成功したコメディアンの1人である、マイク・バービグリア氏による方法。彼は数々のTV出演、映画出演を果たしている。

自身が執筆中の脚本を先延ばしにしていたとき、彼は気づいた――ミーティングなどで他人との約束があるとき、彼は遅刻はおろか、予定より早く着いていた。しかし、脚本で自分との約束を設けたとき、彼は何時間も先延ばしにしていることに。

そこで彼はPost-itを手に取り、ベッドの横に張る。ばかげているように聞こえるかもしれないが、Post-itには「マイク!!!!! 7時AMにカフェで自分とのミーティングがありますよ!」と書いてあったんだ(笑)。

驚くべきことに、どんな科学的な根拠があるのかはわからないけど、「脚本を書くための自分とのミーティング」がそれでうまくいったんだ。 

これはもう1つ使える方法だよ。

多くの方法があるけど、タスクを細かく抑え、明確にし、達成できるように設定してみよう。

そしてそれが疑わしく思えたときは、ある一定の期間までに明確な数字を達成できなかったときに、自分に損失や恥をかきたてられる方法を模索するといい。

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