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「難病患者向けのサービスを作りたい!」ホリエモンがユーザーが少ないサービスでのマネタイズを指南

野口直希

2017/05/22(最終更新日:2017/05/22)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「相性を見極める!?」〜vol.793〜』では、ホリエモンが難病患者という限られたユーザー向けサービスのマネタイズを指南。

 今回取り上げたのは、「現在、保険薬局(一般的に言う門前薬局)に勤めている薬剤師です私は数年前から特定疾患(難病)を患っております。病気になってから、国の支援制度や就労サポート、医療情報など様々調べてきましたがポータルサイトのようなまとまった情報、且つ内容がわかりやすく閲覧できるサイトがありません。

 なので関係各所への問い合わせや、また難病という病気の性質上、病状に個人差があり医師でもわからないことが多いため、他患者の口コミの情報などを調べていますが、有用な情報に辿り着くまで労力がかかります。

 そういった情報がまとめて閲覧、また投稿できるなどの機能を持った情報メディアを立ち上げ、ゆくゆくはマネタイズも視野に入れたいと思っています。ですが広告掲載以外でどのようなマネタイズをしていけそうかがいまいち見えません。こういったものを事業にしていくためのアドバイスをいただけましたら幸いです」という質問。

ホリエモン「特定疾患を対象にしてもマネタイズはできないよ」

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 ホリエモンは、「クラウドファンディングでの寄付獲得なんかはどうかな?」と回答。

 自身も難病に悩んでいるため、特定疾患の患者に役立つ情報をまとめたメディアを作ろうと考える今回の質問者。マネタイズも視野に入れたいというが、ホリエモンが勧めたのはクラウドファンディングによる寄付の獲得だ。

 ホリエモンがクラウドファンディングをオススメしたのは、今回のビジネスモデルではマネタイズが難しいから。質問者もいうように特定疾患に類される患者は絶対数が少なく、さらに病状にも個人差があるため普通にマネタイズするのはかなり困難だろう。
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 むしろ、こうした難病支援の取り組みはクラウドファンディングとかなり相性が良い。例えば、少し前にSNSを通じて大流行したアイスバケツチャレンジも、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のためのキャンペーン。ビジネスとしてのマネタイズが難しい一方で確実な需要があるのだから、ビジネスとは違った形でお金を集める方法を考えるべきなのだ。

ホリエモン「寄付系のクラウドファンディングを使って、拡散方法を考えてみるといいね」

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 ホリエモンが行ったクラウドファンディング「予防医療協会」も少しジャンルは違うものの、参考になるかもしれない。これは胃がん予防に有効なピロリ菌検査の知名度を高めると同時に、一人でも多くの人に同検査を行ってもらう試み。

 これは社会福祉や共感を重視したプロジェクトが多いクラウドファンディングサービス「ReadyFor」で実施され、同サービスにおいて最大の支援者数を達成した。このように、医療系の試みはクラウドファンディングでも多数の成功例がある。
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 なので、ホリエモンは「ReadyFor」や「JapanGiving」といった、医療系にも強い寄付系のクラウドファンディングと特に相性が良さそうだとアドバイス。単にこうしたサービスに登録するだけでなく、アイスバケツチャレンジのように拡散させる方法も併せて考えれば、かなりの寄付を獲得できるかもしれない。

 特定疾患を対象にしたサービスはマネタイズは難しいものの、確実な需要がある。そして、現代にはこうした取り組みを後押ししてくれるサービスもたくさん存在する。きちんと信念を訴えて拡散させていけば、きっと多数の支持を集めることができるはずだ。

  ホリエモンがクラウドファンディングの使い所を語った『堀江貴文のQ&A「相性を見極める!?」〜vol.793〜』動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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