1. 【体験】今年の夏は−2℃の日本酒が流行る?シャープの液晶技術を応用した日本酒向け保冷バッグが登場

【体験】今年の夏は−2℃の日本酒が流行る?シャープの液晶技術を応用した日本酒向け保冷バッグが登場

出典:www.makuake.com
 近年、海外で消費される日本酒は増加の道を辿っている。日本酒の生産量1位の兵庫県にある神戸港では、2016年に海外に輸出された日本酒の量・金額ともに過去最高を更新したほどである。

 その一方で、国内での日本酒の消費量は伸び悩みを見せており、ピーク時には170万kℓを超えていたが、現在は60万kℓを割り込むまでに減少している。

 とはいえ、全国各地で日本酒の飲み比べができるイベントが開催されたり、定額飲み放題の店がオープンしたりと、日本酒に触れる機会が増えた人も多いのではないだろうか。

 そんな日本酒業界において、新たな試みがクラウドファンディングサイト「Makuake」でスタートした。-2℃で楽しむ「雪どけ酒 冬単衣」と日本酒専用保冷バッグを販売するプロジェクトだ。このプロジェクトの全容と、筆者がひと足お先に体験した-2℃の日本酒の魅力をお伝えしよう。

シャープの液晶技術と石井酒造のコラボレーションが実現

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 今回のプロジェクトは、家電メーカーであるシャープと、日本酒業界で新しい試み
に挑戦し続ける石井酒造の異業種コラボにより実現した。

 シャープは保冷バッグを、石井酒造は-2℃で味わう純米吟醸酒「雪どけ酒 冬単衣」を完成し、このセットをMakuakeで3,000セット限定で販売する。
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 今回発表された日本酒専用の保冷バッグには、シャープが液晶材料の研究で培った技術をベースに開発した「蓄冷材料」が使われている。この蓄冷材料には「−24℃から+28℃の温度領域の特定温度で蓄冷する」という特長があり、-18℃程度の冷凍庫で約6時間入れておけば、蓄冷材料が凍る。

 あとは、凍った蓄冷材料を保冷バッグにセットし、冷蔵庫で冷やした日本酒を入れれば、約30分程度で氷点下になるといった仕組みだ。周囲温度が23度の環境だと約2時間その効果を発揮するので、テーブルに出したままでも高い保冷効果を誇る。

 この保冷バッグを開発したのはシャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」。元々はワインを冷やすことを考えて開発をスタートしたのだが、まずは日本酒専用の保冷バッグの開発を進めた。今後はワインを含む別のジャンルにもこの技術を応用していくそうだ。

適温が-2℃の日本酒は純米吟醸酒「雪どけ酒 冬単衣」だけ

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 そもそも、日本酒は飲む温度が重要だ。温度帯によって10段階の呼び名が付けられているが、これまで氷点下の温度帯は存在しなかった。

 そこで、今回新たに登場するのが、石井酒造の純米吟醸酒 「雪どけ酒 冬単衣」である。
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 雪どけ酒 冬単衣は、氷点下の温度帯でもしっかりと味わいを感じられ、口の中の体温による香りや甘みの変化が感じられるように、独自の酒質設計を行なって作られる。

 通常、日本酒は雑菌が繁殖しにくい冬に仕込むのが伝統的かつ一般的だが、冷たさを楽しめる夏に届けられるよう、これから仕込みに入って夏に支援者の手元に届くそうだ。

-2℃での味の変化は日本酒ビギナーにもおすすめ

 先日開催された体験会では、実際に-2℃の日本酒を試飲することができた。日本酒を飲みたいがために新潟を訪れた経験がある筆者でも、-2℃は初体験。今回は、石井酒造の「純米酒 豊明」の新酒と「純米酒 権現桜」を飲み比べてみた。

 まずは常温で豊明を飲んでみると、新酒ならではのすっきりとした爽やかさのなかに、お米の甘みがふわっと感じられた。

 万人が好む口当たりの良さを持つお酒だ。続いて、-2℃のものを飲んでみると……まったく別物に! 口に入れたときにひんやりしているので、味もぎゅっと引き締まった感じがする。辛口から“超辛口”になったくらいのイメージだ。

 続いては、ピンク色の濁り酒の権現桜を飲んでみた。常温で飲むと、まったりした甘みと酸味があり、お米から作られていることがはっきりとわかる。マッコリに近いといえば、わかりやすいかもしれない。

 これを-2℃に冷やすと……やはり別のお酒のように、引き締まった味になる。少し口のなかに置いておくと、お米の甘みや香りが緩やかに出てきて、まさに「雪どけ」が感じられる。
 専用に作られていない日本酒でさえこれだけおいしいと感じられるなら、-2℃で楽しむことを意識して作られた雪どけ酒 冬単衣はもっとおいしいに違いない。

 普段あまり日本酒を飲まない人も-2℃の味を知れば、きっと日本酒が好きになるだろう。


 Makuakeではすでに目標金額を達成しており、現在支援できるコースは、日本酒と保冷バッグが1セット届く6,600円コースのみとなっている。

 2017年4月6日時点で残り日数は83日だが、6,600円コースは残り約1,600個。自分で楽しむのはもちろん、ホームパーティーの手土産や、日本酒が好きな人にプレゼントしてもよろこばれるはず。-2℃の新たな日本酒体験をしてみよう。

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