1. ホリエモンの資格不要論、きちんと理解できてる? ホリエモン「結局、自分を型にはめたいだけだよね」

ホリエモンの資格不要論、きちんと理解できてる? ホリエモン「結局、自分を型にはめたいだけだよね」

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「人生を楽しむためには!?」〜vol.782〜』では、ホリエモンが常々語っている資格不要論と、これからの教育で求められることを話した。

 今回取り上げたのは、「鹿児島県立高校定時制で働いている者です。教科は商業です。堀江さんの話はわかりやすくたまに授業で堀江さんのYouTubeでの話をします。いつも勉強になると思って拝見していますが、気になることがあります。以前、堀江さんは資格は意味がないとおっしゃいますが、今の商業科に通っている生徒さんのほとんどが資格取得が目的です。

 時間など制限があるなかで、地域企業とコラボしてイベントを企画したり提案などをやっているのですが、その他に堀江さんが考える、商業科の生徒さんが学ぶことはどのようなことなのでしょうか。高校教育に興味がないと思いますが、お力をお貸しください」という質問。

ホリエモン「楽しんで生きるためにすべきことを実践すればいいよ」

 ホリエモンは、「別に、商業科にも高校生にも限ったことではなく、楽しんで生きるために何をすればいいかということを実践するのみだよ。『堀江貴文イノベーション大学校』ではそのようなことを推進しているよ。参考にしてみて」と回答。

 資格取得の無意味さを語るホリエモンに対して、資格取得を目的にする人がほとんどの商業高校生がすべきことを尋ねた今回の質問。しかし、ホリエモンは商業高校が相手であっても持論を変更させる必要はないという。「結局、こういう人は自分を型にはめて安心したいだけだよね」とかなり否定的だ。
 そもそもホリエモンが資格不要論を掲げるのは、古い体制を前提とされた資格取得を目指したところで現状に対応できないだけでなく、それによってしばしば自分の人生に対しての最適解を考えなくなってしまうから。長い人生を踏まえて資格取得がベストならそれを目指すのはアリだが、「資格さえ持っておけばとりあえず安心」と考えてしまう人も少なくない。手段であったはずの資格取得が、目的にすり替わってしまうのだ。

 だから、ホリエモンの回答は相手が誰であっても関係ない。「自分の人生を最適にするためにはどうすればいいかを考えろ」という、ある意味では当たり前のことを説いているだけだからだ。

ホリエモン「今は字が読めて喋りさえすれば問題ないよね」

 今回の質問は、実際に資格取得を目指す生徒と関わっている商業高校の先生からの投稿。こうしたある種の時代錯誤な質問を見て、今回のゲストでスマホのカメラから英語講師がいつでも対応してくれるスマホ家庭教師サービス「manabo」を運営する株式会社manaboの代表取締役社長 三橋克仁氏は、「学校の先生に求められる役割は、かなり変わってきている」と話す。

 三橋氏によれば、生徒より賢い存在として知識を与える「壇上の賢者」は、これからは不要。なぜなら、たいていの先生が提供するよりも高度な授業が今ではネット上の動画などでいくらでも受講できるからだ。

 代わりに先生に求められるのは、生徒ごとに適した勉強方法を提示してあげるティーチング・アシスタント(TA)のような役割。モチベーションがなかなか出ない生徒に勉強への抵抗感をなくす方法を教えてあげたり、逆に自主的にどんどん勉強できる生徒には高度な内容の動画サービスを教えてあげたりする、といったようにだ。
 三橋氏の主張に納得する一方で、ホリエモンは「ネットが発達している今ではそれすら不要だけどね」と話す。このようなアドバイスも、ネットで検索することさえできればひとりでに解決できるからだ。「昔は『読み書きそろばん』と言われたけど、今では字が読めて喋ることができればいいんだよね」と話す。

 音声入力が発達している現在では、ネットで検索するために適切に文字を打てる必要すらない。知りたいことを喋り、検索結果を読む程度の識字能力さえあれば、大抵のことは知ることができるというのがホリエモンの主張だ。
 こうした現状で、読み書きやいろんな知識について一律でかなりの要求を課す義務教育を「走ることができない子にマラソン選手になれというのは酷でしょ」とホリエモン。勉強ができなくても他に得意なことを持っている子は多いのだから、若いうちからそうした学習を優先させ、義務教育では人間として生きるための本質的な哲学を優先させるべきだとホリエモンは考えている。

 クラスタや所属に関係なく、ホリエモンの教育論で一貫しているのは「自分が生きるために必要なことを学べるようにすべき」ということ。「資格が不要なら何をすべきか」という質問は、個人を型にはめて考えようとしている時点でホリエモンの教育論を全く理解していないのだ。

  ホリエモンがこれからの教育について語った『堀江貴文のQ&A「人生を楽しむためには!?」〜vol.782〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!

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