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【書き起こし】エマ・ワトソンが語る近日公開予定の実写版「美女と野獣」

森澤

2017/04/01(最終更新日:2017/04/01)


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【書き起こし】エマ・ワトソンが語る近日公開予定の実写版「美女と野獣」 1番目の画像
 2017年4月21日に公開予定であるディズニーの実写映画「美女と野獣」は、言うまでもなく現在世界中で大ヒットしている作品だ。特にこの作品は、名女優エマ・ワトソンを主役のベルとして起用したことで話題になっている。

 「ハリー・ポッターと賢者の石」を始めとしたハリー・ポッターシリーズで主演を獲得して以来、彼女は一躍有名女優の仲間入りをした。その後も女優として活躍し続けている彼女だが、この作品で早くも「2017年で最も稼いだ女優になる」という声も。

 今回は、Zap EntertainmentによるScreenSlamのインタビューの書き起こしをする。「美女と野獣」のベルを演じるエマ・ワトソンは、映画「美女と野獣」をどう語るのだろうか。

この「美女と野獣」は様々な映画の要素を取り入れているわ

映画について

エマ・ワトソン:考えてみると、「美女と野獣」は様々な映画のジャンルが1つとなっているわ。アクション映画の要素や、スタントを使う場面があったり、―狼と戦うところ、馬に乗るところ、更には鉄砲や剣を使っての戦いもあるの。

それと同時に、コメディー映画でもあって、コグスワース、ルミエール、ポット夫人によるコメディーシーンはとても面白いわ。それに「美女と野獣」は、ロマンス映画でしょ。だから、音楽、ダンス、演劇などの、ミュージカルもあるのが魅力ね。

こういう映画を実現するには、これら全ての要素ができる人に指揮を執らせなければならないのよ。これらの要素を上手く作用させるのに、ビル・コンドン監督がこの映画には必要不可欠だったのね。

ベルについて

エマ・ワトソン:ベルが読書や旅を好む人間だと私たちは知っていたけど、とても勤勉、現実的、発明的である要素を取り入れたかったの。オリジナルでは、モーリス(ベルの父)が発明家だったんだけど、本作では進んでいて、革新して、新たな道を思い付くのはベルなんだ。

私はこのアイディアをとても気に入っていて、面白いと思ったの。この映画で、ベルは教養もあるし、1人での読書がただ好きなだけではなくて、本への愛や興味深いと思ったことをシェアするのが好きなんだ。私は、彼女が意見を共有したいというキャラクターであることを気に入っていたわ。

ベルには、短い歌ではあるけど、過去曲を再現してベースとコーラスのみにした新曲(恐らく「Belle(Reprise)」のこと)もあって、とても美しいわ。更に、ベルの過去もより広げられていて、お城で野獣に会う前の彼女の生活がどのようなものかわかるわ。これは、オリジナルバージョンにはない、素晴らしい追加シーンよ。

ダンス

エマ・ワトソン:この映画のための下準備は1月から始めて、3月か4月くらいに撮影が始まったわ。その期間のうちにワルツを特に集中して練習した。私にとってあのダンスは、彼らが恋に落ちる場面であるから、一貫した意思の疎通が不可欠だったの。だから、あのワルツはただのダンスではなく、2人がどう相互作用して、お互いの想いが変わっていくかだと思ったのよね。

それが、2~3分の瞬間に収められているから、私たちは沢山の意思疎通を試みたわ。つまり、ただ踊り手になって完璧なダンスをこなすだけでは駄目で、そのダンスを特別で、中身のあるものにするのは演技だと言うことに気付いたのよ。これは私にとって、貴重な体験だったわ。

踊ることはずっと前から好きで、野獣とベルの間で振付のあるダンスを学んだのは確実にこの撮影のハイライトだわ。

衣装

エマ・ワトソン:最終的に、このドレス(黄色いドレス)で一番大切にしなければならないと決めた点は、美しく踊れるかどうかだったの。ドレスが浮いたり、飛んでみたり、3人目の踊り手であるように感じさせたかった。

当初の衣装は、恐らく原作に近いような、歴史に忠実なドレスを使ったのだけど、ドレスが重くて、私たちが伝えたかった内容がきちんと伝わらないことに気付いた。それから、シフォンで作られた軽いドレスを着て、踊るシーンに完璧だったわ。

野獣とダンスするということ

エマ・ワトソン:多分私は、彼(ダン・スティーブンス)がダンスでしなければならないことをサポートするのに集中していたと思う。私も緊張していて集中できなかったから、そうすることで助かったわ。

私たちどちらもが、私より頭3つ分背の高い野獣と、「3分間の完全」に振付が割り当てられた踊り、ワルツのルーチンをどうしたらいいのか試行錯誤したわ。これは私にとっても、彼にとってもかなりの挑戦だったと思うわ。

私たちは手元にあるタスクに集中していたからこそ、そのシーンを完遂する手助けになったのよ。また、それは非常に絆を深めるような体験だったわ。実際に、私が出演する全ての映画で、一緒に恋愛を演じる共演者が私とダンスすることを学ばなきゃいけないことを勧めると思う。これより他人と親しくなれる良い方法はないからよ。

新曲「Days In the Sun」

Days In the Sun」は、お城の住人が深く愛していたり、恋しい人やものによって、団結させる歌よ。その歌は、その映画の時点のお城にいる様々なキャラクターの内心を聞かせてくれる。

ケヴィン・クライン:モーリス

エマ・ワトソン:ベルの父であるモーリスの仕事は、興味深いことにオルゴールを作ること。ビル(監督)がこのアイディアをオリジナルから取ったのか実は知らないのだけど、チップ(ポット夫人の息子)は元々はコップではなくオルゴールだったの。

モーリスが作るのはただのオルゴールではなく、他の世界へつながっているのよ。そのシーンをとても尊敬されている俳優で、興味深い人であるケヴィン・クラインさんとできた。彼は几帳面な俳優で、彼はオルゴールをどう組み立てて、分解するかを実際に学んだ。これが、私たちのしたいこと―つまり、より深く、細かく、厚くすること―を要約してくれた。それがそのシーンで完璧にこなされていたわ。

彼と共演できるのは素晴らしかった。

ルーク・エヴァンス:ガストン

エマ・ワトソンルーク・エヴァンスの他に、ガストン(ベルに求婚する人)に相応しい人はいないわ。彼は本当にガストンみたいなんだけど、好ましく、チャーミングであることに成功している。彼は(その役に)ただただ完璧なのよ。

ジョッシュ・ギャッド:ル・フウ

エマ・ワトソン:ル・フウ(ガストンの手下)を演じたジョッシュ・ギャッドは、私が人類で一番好きな人間の1人よ。彼と一緒にいるのは本当に楽しいし、彼は信じられないほど頭が良いいから話すのが面白い。彼ほどこの役に適した人はいないわ。

【作品情報】
「美女と野獣」  
4月21日(金)全国公開
©︎ 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
https://www.disney.co.jp/

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