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片道2万4,000円で行けるベトナム美食の街・ホーチミンの魅力を現地レポート!

西澤快

2017/03/27(最終更新日:2017/03/27)


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 日本から香港経由で約6時間。ベトナム最大の都市ホーチミンに来た。美食の街とも言われ、外国人観光客も多いホーチミン。

 美食の街ホーチミンで食べることができるベトナム料理を筆者独自のスパイシー度判定を入れながらホーチミンの魅力を現地からレポートする。

食べたもの全部うまいぜ!! ベトナム料理!

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市場で食べた空芯菜。新鮮さが色味から伝わってくる。
 ベトナム料理を食べていて気づくのが野菜の多さ。ベトナム料理を代表するフォーや生春巻きなどには必ず多くの野菜が入っており、栄養バランスの良い食事を摂ることができる。

 さらに、私が食べた料理はかなりヘルシーだと感じた。春巻きやフォーなど米(米粉)を使った料理を多くの野菜と一緒に食べるため、余分な油など摂取することが少ない。

 ヘルシーな料理を食べたおかげで、ベトナム滞在中の目覚めや睡眠などに好影響が出たのか、健康な生活を送ることができた。

 また、新鮮な野菜の色味の美しさも本場のベトナム料理の特徴だ。新鮮な野菜の緑は日本の野菜よりも美しく感じた。

普段、日本国内であまりベトナム料理を食べることの無い私も、目と舌で楽しめるベトナム料理の魅力に引き込まれてしまった。

ベトナム料理の代表格フォー スパイシー度:★☆☆

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フォー専門店フォー「PHO HOA」にて撮影。このボリュームで約375円という安さ。
  ベトナム料理といえば、フォーが多くの人の頭の中に浮かぶのではないだろうか。

 フォーはホーチミンの屋台など様々な場所で食べることができる国民的料理。フォーは米粉でできた平たい麺であるため、米が主食である日本人には親しみやすい料理である。

 今回はフォー専門店の「PHO HOA PASTEUR(フォーフォアパスター)」でフォーを食べることにした。お昼の混む時間帯を避けて行ったため、店内は混んでいないが、日本人のグループが数組見られた。
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牛肉のメニューが多く、中には天ぷらなど日本の具材もフォーに入れることができる。
 メニューは写真のような感じになっており、Raw BeefやBeef Ballなど具材を選択することができる。また、プリンやバナナなどのスイーツもあった。

 ちなみにお店の人にオススメは何かと聞くと、「全部オススメ!」だと気前よく返してくれた。
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これが「combination all kinds of beef」。いろいろな牛肉を楽しむことができ、個人的に一番のオススメ。
 今回、私は「combination all kinds of beef」というミートボールをはじめ、様々な種類の牛肉が入ったフォーを注文。牛肉のステーキやそぼろなど様々な種類の牛肉を楽しむことができ、この店で食べることができる牛肉のトッピングをほぼ網羅することができるのがオススメだ。

 この一杯で75,000ドン(約375円)。さっぱりとした見た目とは異なり、牛肉の匂いと日本人が大好きな米の匂いがほのかに香る。女性でも完食できる量で、フォーのつるっとした食感と牛肉のジューシーな感じがマッチして最高の一杯。
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色味の美しい野菜をフォーに入れれば、よりヘルシーな食べ物へ!
 フォーと一緒に運ばれてきた、もやしなどのフレッシュな野菜。これらのトッピングを自由に使い、お好みの味のフォーにすることができる。これもまた嬉しいところ。

 刻んだパクチーがスープの中に入っているため、ほんのりパクチーの風味が。スパイシー度は星1つ

目と舌で楽しめる 生春巻き&揚げ春巻き スパイシー度:★★☆

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牛肉やエビ、野菜の色味が美しい。ヌクチャムにつけて食べるのがオススメ。
 フォーと同様にベトナム料理の代表である春巻き。宿泊したゲストハウスの隣にあったお店で食べることにした。注文したのは、肉の揚げ春巻きと肉と海老の生春巻きの2点。
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日本で食べる揚げ春巻きよりも短く、皮に味がしっかりついている。
 今回食べた春巻きは中身、味ともに非常にシンプルで食べやすかった。中身はしっかり詰まっていて、何もつけなくてもフレッシュな具材の味を楽しめる。

 また、生春巻きの中には牛肉やエビやもやしの他に香草がそのまま入っているため、香草の風味がしっかり伝わってくる。
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春巻きにつけて食べるヌクチャム。チリソースがベースで酸味や辛味など深い味わい。
 何もつけなくても十分美味しいが、ヌクチャムというチリソースをつけて食べるとなお美味しい。

 ヌクチャムのベースは辛いソースであるが、辛さの中にほのかな甘みと酸味を感じることができる。辛さの中に広がる味に箸が止まらなくなる。
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約75円で飲めるBIA SAIGON。ヌクチャムの辛さでビールのうまさが引き出される。
 また、この辛さとビールが相性バツグン。辛さの残る口の中に冷たいビールが通り抜けていく感じは、ビールの飲み方の最上級だと感じる。

 生春巻きは65,000ドン(約315円)、揚げ春巻きは45,000ドン(約215円)。一緒に頼んだBIA SAIGONというビールにいたっては15,000ドン(約75円)。日本の物価水準との違いを感じさせられる値段である。

 春巻きのスパイシー度は香草の風味がしっかりとある点、ヌクチャムが多少辛いという2つのポイントから星2つとした。

魅力的な値段と暑さにもってこいのビール

 私は、バックパッカーが集まる宿街のブイビエン通りという所に宿泊していた。このブイビエン通りの魅力の一つが、ビールの安さである。

 私が飲んだ最安値のビールは上記のBIA SAIGONで、15,000ドン(約75円)という破格の値段。他にも100円以下でビールを飲むことができるお店がたくさんあり、日本では考えられない価格でビールを味わうことができる。

 今回、飲んだ約75円のビールのサイゴンビールは、ビールの味をしっかりと感じることのできるビールで、後味の苦味が比較的強い。
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色んなビールを安く楽しむことができる。東南アジアの熱気の中で飲むビールは最高。
 他にも、タイガービールや333など日本国内ではあまり見ることのないビールを安く味わうことができる。

 現地のビールを飲み比べてみて、自分の好きな銘柄を決めるのも旅の醍醐味と言えるだろう。

各ビールの特徴

  • Tiger(写真左上) :比較的炭酸が強い。後味の苦味あり。
  • Tiger crystal(写真右上):一番ラベルのかっこ良さが特徴。あっさりした味でガブガブいける!
  • 333(写真左下):苦味が少ないビール。他のビールと比べて味はちょっと軽め
  • Saigon special(写真右下):炭酸が弱めで飲みやすい

地上26階で感じる異国の雰囲気が最高な「スカイバー」

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チルスカイバーにて撮影。26階で感じる夜の熱気は東南アジアならでは。
 ホーチミンに来たら行って欲しい場所はスカイバーだ。スカイバーとはホテルやビルの高層階にあるバーのことで、東南アジアには数多くのスカイバーがある。スカイバーには外国人観光客や現地の富裕層が多く集まり、日本人観光客にも人気のスポットである。
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チルスカイバーのエントランスにて撮影。サンダルやタンクトップなど軽装はNG。
 今回訪れたのが、ABタワーにある「chill sky bar」という地上26階のスカイバー。chill sky barにはドレスコードがあり、 サンダルやタンクトップなどのラフな格好での入場はNGとされている。行く時にはラフすぎない格好で行かないといけない。
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バーテンダーが目の間でカクテルを作ってくれる。大勢の観光客で賑わいを見せていた。
 エントランスで1杯無料になるドリンク券と入場料合わせて、300,000ドン(約1
,500円)を払って入場。 26階のバーに着くと、大勢の観光客の声とホーチミン市内を一望できる絶景が広がる。

 英語や中国語などの様々な言語が飛び交うフロアと高層階で感じる心地よい風は、昼の太陽で焼けた肌を冷ましてれる。日本では味わうことのできない雰囲気と景色の中にいると海外に来ていることを実感させられる

 入場券に付いていたドリンク券でビールやカクテルなど様々な飲み物を注文することができ、カクテルは目の前でバーテンダーが作ってくれる。
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異国情緒あふれるスカイバーで飲む甘いカクテルは、雰囲気と相まって酔いを速める。
 スカイバー最大の魅力は高層階で味わう非日常的な空間。東南アジアはオレンジ色の街灯が多いため、日本国内の夜景とは一味違う夜景を見ることができる。また、場所によって見える景色が変わるため、ホーチミンの景色を存分に楽しめた。

 カップルや友人と一緒に異国文化を触れるにはスカイバーは本当にオススメ。

 実際、ホーチミンに行って言語面で不便に感じたことは数少なく、カタコトの英語でもなんとか通じるたたま、英語が得意じゃない人も不安なく楽しめるだろう。

 治安は比較的良い方だと感じた。しかし、夜の出歩きはできる限り控えた方がいい。たまたまだとは思うが、私が24:30頃に大通りを歩いていたところ、後ろから女性2人組に強引にポケットから携帯を取られそうになったため、夜間の出歩きは要注意である。

 ご飯が美味しく、アルコールの安いホーチミンは素晴らしい場所であった。今回の旅はジェットスターを使い、片道約2万4,000万円で行くことができた。

 東南アジア初心者や手軽に海外に行きたいと考えている人にもってこいのホーチミンに行ってみてはいかがだろうか。

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