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ホリエモン「どん底まで落ちたら自問自答なんてしないよ」ホリエモンが苦難に陥って考えたこととは?

野口直希

2017/03/27(最終更新日:2017/03/27)


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ホリエモン「どん底まで落ちたら自問自答なんてしないよ」ホリエモンが苦難に陥って考えたこととは? 1番目の画像
 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「答えは出ている!?」〜vol.774〜』
では、ホリエモンがステップアップするために本当に必要なことを語った。

 今回取り上げたのは、「過去の著書で、『人は下に突き抜ければ光が見えてくる』というような発言をされていたと思います。私は自分の負の側面に向き合った時にかなり苦痛を伴いましたが、確かに自分が少し分かったような気がしました。堀江さんはどのように自問自答されたのか、あるいは人に話したのか、教えていただけると嬉しいです」という質問。

ホリエモン「どん底まで落ちたら、自問自答なんて面倒くさいことはしないよ」

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 ホリエモンは、「どん底まで落ちるとあとはアップサイドしかないからね。自問自答なんて面倒くさいことはしないよ」と回答。

 「一度どん底まで落ちると光が見えてくる」というホリエモンの発言に納得し、ホリエモンがその時どのような思考、あるいは人との相談を経験したのか尋ねた質問者。しかし、ホリエモンはそういった類のことは全くしなかった様子。「この人、自問自答するのが好きなんじゃないかな」とバッサリ切り捨てた。

 本当にどん底まで落ちると、自問自答をするまでもなく、とにかく何か行動しなければ生きていくことすらできない。ホリエモンからすれば、自問自答や人への相談のような何も生まない行動こそが無駄。「きっと暇だからあれこれ考えちゃうのかな」という発言からもわかるように、そうしたことをできているうちはまだまだ余裕が残っているのかもしれない。
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  一方で、今回のゲストで哲学ナビゲーターを名乗り『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』などの著書を持つ原田まりる氏は、「自問自答が趣味」と潔く話す。

 昔から尾崎豊が好きだった原田氏は、色んなことを頭の中でこねくり回すのが仕方ないのだという。自問自答はステップアップや逆境から抜け出すために必要な手段というよりは、ひとつの趣味や好みとして考えるべきなのかもしれない。

ホリエモン「大抵の悩みは、既に昔の人が経験しているんだよね」

 一方で、「どん底になったら後は上がるしかない」というホリエモンの発言に強く共感するのはホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏。何かしなければ生活できないから行動せざるを得ないという意味でもそうだが、実際に落ちるところまで落ちてみると「上だけが出口じゃないことに気づく」のだそうだ。
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 ある程度順調な間や視野が狭くなっていると、ステップアップするための道筋は正攻法をきちんとやり抜くしかないと考えてしまいがちだが、実はそれ以外にもやり方はいくらでもある。

 例えば、先ほども話題になった哲学は、何も行動せずに悩み続けたことが大きな結果につながるという意味では、どん底に落ちること自体が大成のきっかけになっている。
 
 原田氏によれば、19世紀の哲学者セーレン・キュルケゴールには「欲望に夢中になっている時は大切な発見はできず、絶望することで初めて新たな価値観が見つかる」という旨の言葉がある。ホリエモンのアシスタントと役者活動という二足のわらじを続ける寺田氏は、悩み抜いた時に意外な出口を発見したことがあったのかもしれない。
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 こうした発言を受けてホリエモンは、「要は悩むよりは何か読んだ方が早いってことだよね」とアドバイス。哲学者のような自分の頭の中で何十周も悩み続けた人が既にたくさんいるのだから、大抵の悩みについての思考が既にどこかに書いてある。

 哲学者には今でいうニートのような身分の人も多く、これからどうしようか悩んでいる人はかなり共感できることもあるかもしれない。

 自問自答すればば新たな道が見つかると思っている人も少なくないが、単に悩むだけで答えが出るとは限らない。本当にどん底まで落ちてみたり、先人の知恵を借りてみたりすれば、意外なところから新たな道が見つかるものだ。

  ホリエモンが苦難に陥った時の思考と行動について語った『堀江貴文のQ&A「答えは出ている!?」〜vol.774〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!


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