1. 「ノートン WiFi プライバシー」スマホ・PC対応で発売:フリーWi-Fiの危険性と対策を学ぶ

「ノートン WiFi プライバシー」スマホ・PC対応で発売:フリーWi-Fiの危険性と対策を学ぶ

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出典:jp.norton.com
 セキュリティソフト「ノートン」から、iOS、Android、Mac、Windowsに対応する「ノートン WiFi プライバシー」が登場する。

 同製品はパッケージとして発売され、3月16日より家電量販店および携帯販売代理店にて取り扱われる。同製品の発売に合わせ、株式シマンテックは「フリーWi-Fiのセキュリティ」をテーマにした記者説明会を開催。本記事では、同説明会での解説された内容を中心に、公衆無線LAN使用時における注意点とノートン製品の特徴について紹介したい。

市場背景について

 フリーWi-Fiの市場傾向として、注目すべきは2点ある。2020年東京オリンピックに向けて、総務省は全国3万箇所にフリーWi-Fiスポットを設置する意向があるということ。そして、モバイルネットワークについても政府主導でMVNO契約回線がさらに増加していくと予想されることだ。

 特に後者については、低容量の格安SIM利用者が増加すれば、Wi-Fi利用率は高まると想定される。また、海外パケ放題が提供されていないプランも多いため、海外での利用頻度も増加するのでは、と考えられる。こうした背景に伴い、公衆無線LAN利用者の増加が見込まれているのだ。

 一方で、無料公衆無線LANを安全に使用する上で、セキュリティに関する知識が不十分な人が多い、とノートンは警鐘を鳴らす。フリーWi-Fiは通信が傍受される危険性が高いからだ。

フリーWi-Fiを安全に使うにはどうすればよいか

 まず、チェックしたいのは、暗号化について。そもそも暗号化されていないWiFiネットワークも存在しており、これにアクセスするのは危険だ。また適用されている暗号化技術が低い(WEP方式など)の場合には、解読ツールがあれば簡単に解読されてしまう恐れがある。

 悪意を持って設置された「偽Wi-Fiスポット」に接続してしまう危険性も存在する。アクセスポイントの名称が正規のネットワークに類似する場合、よほど注意していないと気づきにくい。

 こうしたネットワークに接続した場合、下記のような被害が起こる可能性があるという。

個人情報が漏れた場合に想定できる被害

  • GPS情報で所在地が知られてしまう
  • LINEやメールの情報が流出してしまう
  • 連絡先に登録している電話番号が流出してしまう
  • Wi-Fiの自動接続を繰り返し、デバイスがクラッシュする
  • カメラやスピーカーが乗っ取られ、盗撮や盗聴の被害にあう
  • パスワードが流出し、クレジットカードの高額請求が届く
  • 撮影した写真や動画が、自分の意志に反して発信されてしまう
 しかし、フリーWi-Fiを使わない方が良いのかというと、そうではない。ここではノートンが提唱するアドバイスを紹介したい。

ノートンが提唱するアドバイス

 ポイントは4つある。まず、できるだけ自動接続は避け、手動で接続すること。次に、接続する際には、ネットワーク名と接続方法を確認し、正規のWi-Fiスポットに接続していることを確認すること。

 フリーWi-Fi接続時には、オンラインバンキングなどの取引は行わない方が良いということ。そして、使用するサービスがHTTPSに対応していない場合には、個人情報の入力を控えるということだ。

 なお、どうしてもフリーWi-Fi接続時に個人情報を扱わなくてはならない場合には「VPN」で保護された環境で実行すると安全性が高まる。

個人情報をVPNサービスで守る

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 今回発表された「ノートン WiFi プライバシー」は、オンラインでのプライバシーが保護されるVPNサービスだ。

 VPNとは、仮装プライベートネットワークの略称。通信を暗号化することで、第三者によるのぞき見を防ぎ、個人情報を安全に送受信するために使用される。

 同製品の対応デバイスはiOS、Android、Mac、Windows。無料公衆無線LANなどのネットワーク利用時における通信を、銀行レベルで使用されているものと同等に暗号化することで、オンライン上での個人情報を保護する。

 なお、iOS,Android版は2016年7月に先行発売されていたが、今回発表されたパッケージではMac, Windowsにも対応。UIはほぼ同一であり、仮にプラットフォームを切り替えたとしても、すぐに馴染めるのが特徴だ。

 パッケージは黒色。従来の黄色から敢えて変更したのは、(フリーWi-Fiを使用する際のセキュリティが必要になることを含め)従来製品とは変わったという点に気付いて欲しいからだという。ラインナップは6種類。ライセンスの有効期間は1~3年で選択可能。また、同一アカウントを使用して同時ログインできる数が1台または3台のバリエーションを選択できる。想定小売価格は2,990円~1万470円(税別)となる。

具体的な機能は3つ

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 アプリケーションの画面は3つに分かれている。「ノートン Wi-Fi プライバシー」画面では、VPN接続のオン・オフを切り替えできる。世界中の仮想サーバーに接続可能だが、「地域を選択」画面で接続先を指定可能。

 つまり、設定によって海外出張時にオンライン上では日本にいるように振るまえる。そして、「広告トラッカーブロッキング」画面では、広告追跡をブロックできる。

 ちなみに、システム要件は、WindowsはVista以降、MacおよびiOSは最新および2つ前のバージョンまでサポート。Androidは4.0.3以降に対応する。

 シマンテックの住山 望 氏(ノートン事業統括本部 マーケティング部 リージョナルプロダクトマーケティングマネージャ)は同製品のユニークな点について、「世の中には200社ほど、VPNベンダーがある。

 しかし、ユーザーがプライバシーが懸念しているにも関わらず、個人情報を転売されることもある。信用できる場合ではないと、かえってVPNが漏洩元になるケースもありうる。こうした点において、世界最王手クラスのノートンのVPNは信用度が高い」と述べている。

60日間の返金保証がある

 同製品には、60日間の返金保証があることも強調された。この理由については、セキュリティに関する認識は高まってきている一方で、ユーザー側に馴染みがないことが挙げられた。まずは実際に使ってもらうことを優先しているという。

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