1. 人生迷走中…そんな私が出会った「本当の自分」に会いに行く旅映画4本

人生迷走中…そんな私が出会った「本当の自分」に会いに行く旅映画4本

by pom.angers
 旅をすると、普段と違う場所に身を置き、見ず知らずの人と出会う。旅先でしか会うことのできない「本当の自分」がいると筆者は考えている

 本記事では「本当の自分」として生きることにヒントをくれる4本の映画を紹介していこうと思う。

全てを捨てた22歳の青年の旅:『INTO THE WILD』

出典: Amazon.co.jp
 大学を優秀な成績で卒業し、ロースクールへの進学も決まっていたクリストファー・マッカンドレス。必要のない新しい車を買ってもらうという出来事をきっかけに、物を与え続けられる生活から逃避することを決意する。

 何もかもが順調で、不自由のない生活から飛び出すように旅立ち、最終目的地をアラスカに決める。

 クリストファーは、たくさんの人と出会い、様々な価値観に触れる。色々な人、価値観に触れながらもアラスカを目指し続け、「幸せとは何か?」という問いに1つの答えを出す。


 大学を卒業する22歳はモラトリアムの延長ともいえ、「自分が何者なのか」「何をしたいのか」という問いに明確な答えを出すことが難しい。「ロースクールへの進学」というレールを、あえて外れたことで見えてくる自分こそ「本当の自分」なのでは、と考えさせられた。

 「自分」がわからない年齢の青年が、旅に出ることで見えてくる景色。孤独の中で向き合うことで見えてくる「自分」に出会うために、旅をしたくなる気持ちを掻き立てられる。

 また、アメリカの自然の壮大さと流れるアコースティックな音楽は映画の見所の1つ。特にアコースティックな音楽はクリストファーの心をそのまま移している。

女性がイタリア、インド、バリ島で自分探し:『食べて、祈って、恋をして』

出典: Amazon.co.jp
 世界中の女性から絶大な支持を得るエリザベス・ギルバートの小説をジュリア・ロバーツ主演で映画化された。

 主人公のリズは仕事に結婚生活に、と順調な日々を送っていたが、どこか満たされない気持ちを抱えていた。その後リズは離婚、失恋を経て自分を変える旅に出ることを決める。

 最初に訪れたイタリアでは「食」、次に訪れたインドでは「祈り」、最後に訪れたバリ島では「恋」に魅せられながら、自分と向き合っていく。


 自分と対話し続けることで見えてくる自分もあるが、人との関わりの中で見えてくる自分もある。この作品は後者のように多くの人に囲まれ、人と触れ合う中で見えてくる「自分」を描いているように感じた。

 また、主人公が女性ということもあり、女性と男性ではこの映画に対する感想も変わってくる

 この映画を男女で観て、映画の感想を話し合うと面白いのではないだろうか。

「飛び込む」ことの大切さを教えてくれる:『LIFE!』

出典: Amazon.co.jp
 主人公のウォルターは,、雑誌「LIFE」の写真管理部に勤めている。ウォルターは、極度の空想癖の持ち主。ウォルターは平凡な日常から逃げるかのように空想するのが日課である。

 ある日、ライフ誌の廃刊が決まった。ウォルターは最後の表紙写真のネガを探すが見つからない。そこで、ウォルターは連絡の取れない写真家を探す旅に出る。ウォルターは平凡な日常の中の空想を抜け出し、「現実」に旅に出る


 この映画は「新しい世界に一歩踏み出すこと」の大切さ「人生は常に選択の連続」だということを教えてくれる。

 写真を探しに行くか行かないか、旅をするかしないか。ウォルターの生き方は、「人生は常に選択の連続」だということを教えてくれる。

 飛び込んで、自分を変えることの素晴らしさを体得していくウォルターの旅に魅了されること間違いなしである。

 また、旅をしている時と会社に勤めている時のウォルターの表情にも注目である。旅をしている時のウォルターの表情は輝いており、楽しさで溢れている。

1人の女性が徒歩で1600キロを踏破した実話を映画化:『わたしに会うまでの1600キロ』

出典: Amazon.co.jp
 『わたしに会うまでの1600キロ』はシェリル・ストレイドの自叙伝が原作で、2015年に映画化された。

 主人公のシェリルは母の死をきっかけに、夫がいるにも関わらず、薬と男に溺れてしまい、結婚生活も破綻してしまう。もう一度自分を取り戻すため、1人で1600キロのパシフィック・クレスト・トレイルを踏破する旅に出る。

 シェリルはテントの立て方もわからず、荷物を入れすぎたバックパックを背負い、旅に出た。そんなスタートでもシェリルは、命の危機に直面しながらもゴールに向かって歩き続ける。


 旅の最中、回想の場面があるが悲惨なシーンが多い。荷物を詰めすぎたバックパックは、回想シーンのような過去の問題を抱え込むシェリルとリンクしているようにも感じとれる。

 この記事の4つの作品では唯一移動手段が「徒歩」のこの映画。私も自転車で国内を旅したことがあるが、何もない地域を走ると、考えることは「自分」のことである。孤独に、自分の体を使って進むことで見えてくるものは、自分にしかわからないものである。

 シェリルはあえて徒歩という辛い道を選び、その辛さに耐えることで自分を見つけようとした。

 『わたしに会うまでの1600キロ』は、自分の体を使って進むことの大切さに気付かせてくれる映画であり、長い時間孤独と向き合うからこそ観えてくるものがたくさんある。

 『食べて、祈って、恋をして』を除く3作品は、個人的に1人で観てほしい作品である。人と一緒に見てしまうと、人の目を気にしてしまいがちである。映画を通して「自分」と向き合ってみるのもオススメである。

 これらの映画を見て、旅することや自分と向き合うことの良さをかみしめてもらい、生きていく活力を得てみてほしい。
   

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