1. 話題の焼かない焼肉屋「29ON」に批判殺到!Makuake異例の返金対応は何故起きたのか?

話題の焼かない焼肉屋「29ON」に批判殺到!Makuake異例の返金対応は何故起きたのか?

出典:www.makuake.com
 当サイトでも度々取り上げているクラウドファンディング支援サイト「Makuake(マクアケ)」。通常、プロジェクトの未達成時にしか返金対応を行わないMakuake上で異例の返金対応が起きている。

 返金対応をスタートさせたのは完全会員制の「焼かない焼肉屋」として、日経トレンディの2017年ヒット予測にも顔を並べた「29ON(ニクオン)」だ。

 順風満帆にも見えたプロジェクトは、なぜ返金対応を始めることとなってしまったのか? この一連の流れを考察していきたい。

そもそも「29ON」はどんなお店なのか? 

出典:www.makuake.com
 「29ON」は会員とその会員の同伴客のみが入店できる、“完全会員制”の焼肉屋だ。

 “低温調理”という調理法を用いて、焼かずに肉を提供するサービスがウリで、日経トレンディによる「2017年のヒット予測100」の13位にもランクイン。

 2016年9月に「Makuake」上で、本店となる西新宿店のプロジェクトが開始され、目標金額を僅か2時間で達成、257名の会員募集も完売。追加募集も行い、合計710名の支援者が集まった。

2016年12月16日に表参道店のオープンも発表

 西新宿店に引き続き、表参道店オープンの資金をクラウドファンディグで募るとして「Makuake」上でプロジェクトをスタート。

 限定会員700人募集への反響は大きく、プロジェクトはわずか2時間半で目標金額の300万を達成し、その4日後に700人の募集は完売した。同タイミングで「限定会員」を200人追加募集することを発表。

批判が挙がったのは「永年会員」の“追加募集”

出典:www.makuake.com

「プレミアム感が損なわれる」との声

 そんな「29ON」に批判の声が挙がったのは、「永年会員」の追加募集だ。

 プロジェクトのコメント欄に寄せられた声は「限定的な人数だからお金を払っているのであり、追加募集をするのであればそもそもお金を払わない」というもの(コメント欄に書き込めるのは支援者のみ)。

 いわゆる一見さんでは入れない、会員制ならではの “プレミアム感" が損なわれてしまうといった意見が寄せられたのである。

会員を増やすことで予約が取りづらくなる懸念も

 問題はそれだけではないようだ。会員数を増やすことで予約が困難になってしまう、という懸念も寄せられた。

 席数40の「29ON」表参道店(西新宿店の席数は24)に対し、会員数は現在887名。西新宿店の会員数も合わせると合計会員数は1,597名となる。

 西新宿店の会員も表参道店を利用できるという仕組みのため、予約が非常に困難になってしまうのでは? という心配の声が挙がっているのだ。

そんな中、「29ON」が池袋店のオープンを発表

 こういった批判の声に対する正式な回答がない中、「29ON」は2017年2月6日に表参道店会員の追加募集を終了を発表。

 しかし同時に、3店舗目となる池袋店を2017年2月16日にオープンすることも発表した(この時点で表参道店のオープン日は未定)。これまでの追加募集は終了したものの、新店舗分さらに会員数が増えることとなったのである。

2017年2月8日に返金対応がスタート?

出典:www.makuake.com
 池袋店のオープンを発表した2日後となる2017年2月8日、前述した批判の声に対し「29ON」が次のように回答。

会員権の追加募集に関してですが、本店時の会員数、席数から、会員様が予約が取れるという前提で追加募集の数を決めております。
ただ、お店オープン直後数ヶ月はどうしても予約が殺到してしまうことから通常より予約が取りづらくなってしまうことが考えられます。そちらに関しては大変申し訳ございませんがご理解いただけますと幸いです。

出典:【焼かない焼肉in表参道】完全会員制の肉料理店『29ON』が表参道に ...

また、会員様の数が増えていることから、今後新店舗の立ち上げも数店決まっており、少しでも多くの会員様が予約が取りやすくなるように、各店舗で違った趣向の料理が楽しめるよう、準備を進めている段階です。今後オープンする新店舗数店に関しましては現会員様は今の会員権でご利用できるので、ぜひそちらもご利用ください。(表参道店会員様は現在、表参道店・池袋店のご利用が可能です。)
ご説明が行き届いていないところが多くご迷惑をおかけしましたこと深くお詫び申し上げます。

出典:【焼かない焼肉in表参道】完全会員制の肉料理店『29ON』が表参道に ...

 前述した、限定された会員数によるプレミアム感が薄まってしまうことへの説明はなかったものの、納得できない支援者に対しては返金対応を行っている模様だ。

 今回の焦点となるのは、せっかく支援してくれたユーザーの理解を「29ON」経営側が再度得られるかどうかだろう。支持されたコンセプトと相反するビジネス展開は、さらなる批判を浴びる可能性が高いと言える。

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