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「無水調理」でアンチエイジング!話題のシャープ「ヘルシオ ホットクック」で無水カレーを作ってみた

今西絢美

2017/02/01(最終更新日:2017/02/01)


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 ここ数年、料理好きの間で「無水調理」という調理方法が注目されている。食材の栄養素を残したまま調理できるので、その栄養価の高さが人気の理由。そんな無水調理が誰でも簡単にできるのがシャープの「ヘルシオ ホットクック」だ。

 今回は2016年12月に発売された「ヘルシオ ホットクック 」の大容量タイプ「KN-HT24B」を使って、無水カレー作りに挑戦してみた。ヘルシオ ホットクックの操作性ともに、無水調理の魅力をお伝えしよう。

ビタミンCや葉酸を残しやすい「無水調理」

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 無水調理とは、野菜などの食材に含まれる水分を活用する調理方法のこと。抗酸化作用のあるビタミンCや葉酸などの栄養素が、水を加えて調理したときよりも多く残る。

 「抗酸化作用」とは、活性酸素の発生やその働きを抑える酸化を抑える作用のこと。活性酸素は、酸素が変化して人の細胞で発生し、体内に侵入した最近などを排除する良い作用を持っている。

 しかし、大量に生成されると細胞が酸化し、動脈硬化や老化の原因などを引き起こす。それらの作用を防ぐのが「抗酸化物質」で、無水調理では抗酸化物質がより多く残せる。

体の中の機能がさび付くと正常な働きが出来なくなり、糖尿病、高脂血症、肝臓の機能の低下などなどの生活習慣病といわれる問題が起きてきます。体の中を錆付かせないようにするのが「抗酸化作用」(酸化を抑える作用)と言えます。つまり、活性酸素を取り除き、生活習慣病を予防や老化を抑えることです。

出典:抗酸化とは----JSA(日本抗酸化学会)

無水&自動調理に特化した「ヘルシオ ホットクック」

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出典:www.sharp.co.jp
 今回使用した「ヘルシオホットクック KN-HT24B」は、2015年11月には2015年11月に発売し、計画比1.5倍での売れ行きを見せる電気調理鍋「KN-HT99A」の後継モデルだ。

 現行モデルが1.6Lの定格容量だったのに対し、新モデルでは、2~6人が作れる2.4Lとなって登場。例えば、カレーなら初代モデルが4杯分だったのに対し、6杯分の調理が可能。また、切り身ではなく魚1匹の煮つけや鶏を丸ごと使ったサムゲタンなど、食材丸ごとの調理もできる。

 実際に目にすると、たしかに幅395mm×奥行305mm×高さ240mmのサイズはなかなか大きい。サイズ感としては、5.5合炊きのIH炊飯器と同じくらい。

 重さは約6.1kgあるので、頻繁に出し入れするのはやや面倒だ。まずはキッチンに設置スペースを設けることから始めよう。
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 フタを開けると、直径212mm、深さ147mmの広口深鍋が入っている。この鍋に材料や調味料を入れるだけで、調理できるのがヘルシオ ホットクックの醍醐味だ。

 また、フタ部分にも無水調理をおいしく仕上げる秘密が隠されている。
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 フタの内側には円錐の突起「旨みドリップ加工」が施されている。この加工によって、食材から出た旨みを含んだ蒸気が水滴になって鍋に戻るのである。

 料理に素材の旨みが残ることで、必要最低限の調味料に抑えられることも無水調理のポイントだ。
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 さらに、フタに「まぜ技ユニット」をセットすることで、最適なタイミングで具材をかき混ぜ、食材に味を馴染ませることが可能だ。調理中は一切操作する必要がなく、とにかくほったらかしておいていい。

野菜と鶏肉の旨みを引き出す無水カレーに挑戦

 ヘルシオ ホットクックにはレシピブックが付属するほか、ホームページ上にもレシピが掲載されている。今回は「無水メニュー」の中から、「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」を作ることにした。
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 本体にまぜ技ユニットをセットし、材料を用意する。今回はレシピ通りに4人分の分量を揃えたが、2~6人分で調整できる。

 用意した材料をカットしたら、レシピの材料表の順番どおりに鍋に材料を入れる。なお、レシピにあるセロリは隠し味なので、苦手な人は入れなくてもOK。
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 あとは、「自動」を選択して決定し、カテゴリーで「カレー・スープ1」を選択して決定。

 続いて、メニュー番号「1」を選択して「カレー・スープ1-1」にしたら、「 スタート」を押す。これで調理が開始する。
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 無水カレーの調理時間は65分。あくまでもヘルシオ ホットクックは時短になるわけではなく、調理にかかる手間を軽減できるのが魅力だ。

 圧力鍋を使えばもう少し早く仕上がるが、調理の間中ガズコンロが塞がってしまうことや、点火中にそばを離れられないことを考えれば、スタートボタンを押したあとに何もしなくていいヘルシオ ホットクックはかなり利便性が高い調理家電かもしれない。

トロットロの無水カレーが完成!

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 ようやく無水カレーが完成した。フタを開けると、しっかり水分が出たカレーが登場。まったく水を入れていないのに、こんなに水分が出るものなのかと感心してしまった。

 さっそくお皿に盛り付けようとお玉ですくうと、手羽元が崩れそうになるくらいに柔らかく仕上がっている。無水カレー、恐るべし!
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 完成した無水カレーを食べてみると……トマトのまろやかな酸味と、トロトロの玉ねぎがたまらなくいい! セロリに至ってはどこにいったのかわからないくらいで、しっかり溶けたのだろう。

 スーパーに売られている一般的なカレールーを使ったにも関わらず、オシャレなカフェで食べるような深みのあるカレーに仕上がっている。手羽元もスプーンを入れるだけでホロッと身が外れ、ここまで柔らかく仕上がったことに驚きを覚えた。

 社内のスタッフにも振る舞ったのだが、全員がこのカレーが無水調理だと気付かなかったそうだ。また、市販のカレールーを使っていることにも驚かれた。それだけ、外食クオリティの料理ができたといっても過言ではない。
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 もし作り過ぎてしまっても、付属の「保存専用ふた」を載せて、そのまま冷蔵庫に保存できる。また、料理が冷めてしまっても、「あたため直し」モードがあるので、家族の食事時間がバラバラになりやすい家庭にもおすすめだ。温め直す際、まぜる/まぜないの選択もできるので、食材に合わせた温め方にも配慮されている。

 自動調理メニューは119種類を搭載。設定した時間に合わせて調理を仕上げる「食べごろ予約調理」が使えるメニューは35種類あり、時間をかけずにできるだけ自炊したものを食べたい二人暮らしの人にもいいだろう。もちろん、一人暮らしなら作り置きとして多めに作っておくのもアリ。

 今回、使っていて気になったのは、手動メニューが24種類あるものの、レシピを見ないでそれらの機能を使いこなすのが難しかったことだ。

 例えば、煮物の下準備をするのに手動モードを使おうとすると、どれくらいの時間に設定すればいいのかがレシピなしではわからない。使い慣れれば自分でおおよその目安がついて応用がきくのだろうが、基本的にはレシピ通りに作ることを基本に考えられた調理家電なのだと思う。

 実売価格は6万7,630円前後となっており、高額な部類の調理家電といえるだろう。とはいえ、料理の手間を少しでも軽減したい世帯にとっては、買って損はないはず。料理を作り慣れていない人でも簡単に使えるので、料理のレパートリーの幅を広げたい人にもオススメのアイテムだ。

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