1. 今更聞けないWi-Fi超入門②:「11ac」って何?Wi-Fiの通信規格を理解する

今更聞けないWi-Fi超入門②:「11ac」って何?Wi-Fiの通信規格を理解する

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 Wi-Fiはいまや日常生活に欠かせない存在。とくにスマホで動画を長時間視聴したり、大容量のデータを送受信したりする機会が多い人にとっては、必須といえるだろう。

 しかし、いざWi-Fiルーターを導入しようとしても、目に見えない電波を使ってデータをやり取りするツールについては、なかなか理解しにくいもの。「IEEE802.11ac」、「5GHz/2.4GHz」などとパッケージに明記されていても、それが何を意味するのかよくわからないという人が多いのではないだろうか。

 そこで今回は、Wi-Fiルーターを選ぶ際に知っておきたい通信規格について解説しよう。

Wi-Fiの最新規格「11ac」って何?

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 Wi-Fiには、通信速度や利用する周波数帯が異なる複数の通信規格がある。Wi-Fiルーター(親機)と、スマホやパソコンなどのWi-Fi機器(子機)は、複数の通信規格に対応しており、双方の機器が対応する最も高速な規格で通信することができる。

 Wi-Fiルーターは、「IEEE802.11」と呼ばれる無線LANの国際標準規格に対応する。「IEEE」は米国電気電子学会のことで、アイトリプルイーと読む。IEEE802.11は利用する電波の周波数帯や通信速度によって、いくつかの規格に分かれている(上記の表を参照)。

 現在、家電量販店で購入できるWi-Fiルーターのなかで最も高速なのは、「11ac」(イレブンエーシ)と呼ばれる規格だ。従来の規格よりもデータの通り道である帯域幅が4倍、アンテナの本数も多いので、より高速かつ快適にインターネットを利用できる。いまWi-Fiルーターを購入するなら、11acに対応するモデルがベストだ。

 ただし、ひとつ注意しておきたいのが、11acを利用するには、スマホやノートパソコンなどの子機側も11acに対応している必要があるということだ。

 iPhoneは「iPhone 6」以降であれば、11acに対応する。Androidは最新のハイエンドモデルのほとんどは対応するが、一部のSIMフリー端末などは非対応の場合があるので注意しよう。

最大通信速度はあくまでも「理論値」

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 なお、11acの最大通信速度は、6,900Mbpsとなっているが、これはあくまでも「理論値」。

 そもそも、2017年1月時点ではこの速度に対応するWi-Fiルーターは存在しない。現状の11ac対応ルーターの最大速度は2167Mbpsだ。実際にこの速度が出るわけではないので、パッケージなどに記載された数値を鵜呑みにしないようにしよう。

2.4GHz帯と5GHz帯では何が違うの?

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 次に、通信規格と合わせて知っておきたいのが、Wi-Fiが利用する2つの周波数帯についてだ。Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯を利用して電波をやり取りしている。

 2.4GHz帯は、電波が届きやすく、届く範囲が広いというメリットがある。しかし、コードレスマウスや、電子レンジ、ワイヤレスイヤホンなど、さまざまな機器で利用されている。そのため、周囲にこうした機器がたくさんある環境では、電波の干渉が発生しやすいというデメリットがある。

 これに対して5GHz帯は、同じ周波数帯を使う機器が少ない。電波の進路を遮るものが少ないので、2.4GHz帯よりもスムーズに通信できるという特徴がある。ただし、壁や置物などの遮蔽物に弱いという特性があるので、親機と子機が別の部屋にあると電波が弱くなりやすいという特性もある。

 今回は、Wi-Fiの通信規格について解説した。Wi-Fiルーターの購入を検討しているなら、まずは「11ac」に対応しているかどうかをチェックしよう。さらに、2.4GHz/5GHzの特性を理解しておけば、利用環境に応じて、適切な使い分けができるはずだ。

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