1. 【実食】バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」は“蒸気で炊く”が決め手!

【実食】バルミューダの炊飯器「BALMUDA The Gohan」は“蒸気で炊く”が決め手!

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 扇風機などの家電製品を展開してきたバルミューダの知名度を一気に押し上げたのは、2015年に発売されたトースター「BALMUDA The Toaster」の存在だ。

 2016年には湯の注ぎやすさにこだわった電気ポット「BALMUDA The Pot」を発売し、調理家電業界における絶対的な地位を確立したと言えるだろう。

 そんな同社が2017年1月12日、新たな調理家電を発表した。その名も「BALMUDA The Gohan」。数ある調理家電のなかでも、今回同社が発表したのは炊飯器だ。高級路線の炊飯器を多くの家電メーカーが手がけるいま、バルミューダの炊飯器が持つ強みはどこにあるのだろうか?

18カ月の開発期間を要した“蒸気で炊く”という発想

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 BALMUDA The Gohanは、18カ月の開発期間を要したという。これは、バルミューダがこれまでリリースしてきた製品の中でも最長の開発スパンで、それだけ炊飯器の開発が難航したことを示している。

 開発のきっかけは、同社の代表取締役社長の寺尾玄氏が、自宅では土鍋でごはんを炊いている点にあったという。“土鍋や羽釜で炊いたごはん”は多くの炊飯器メーカーが目指すところだが、実際にガスコンロを使って土鍋で炊くと、常に1つのガスコンロを占領することになる。そこで、“土鍋よりおいしいごはんが炊ける電気炊飯器”を目指すことになったのだ。

 開発開始当初は、冷凍ごはんへの道を検討したと寺尾氏は語る。冷凍ごはんを自社で開発し、専用レンジとのセット販売を検討したそうだ。

 しかし、やはり冷凍ごはんよりも、炊きたてのごはんのおいしさを追求すべきだと開発の方向性を途中で変更した。
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 さまざまな試行錯誤を繰り返した結果、唯一、土鍋と同じ、もしくはそれ以上のごはんを炊き上げられたのが、蒸気の力で炊き上げるという方法だ。

 BALMUDA The Gohanには薄い金属製の2つの釜が用意されており、内側の釜にはごはんと水、外側の釜には水を入れ、加熱して蒸気を発生させる。これは他社がまだ挑戦していない、まったく新しい炊飯方式となる。

目指したのは“おかずをおいしくするごはん”

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 蒸気で炊くことにより、土鍋で炊飯するときと同じように、米をゆっくり加熱することが可能になった。こうすることで、米に含まれる「アミラーゼ」という旨み成分がより多くお米から出てくる。

 また、釜を物理的にニ重にすることで、分厚い金属製の釜に比べて数倍から数十倍の断熱性を実現。100℃を超えないようにコントロールし、米粒同士がぶつかって潰れてしまわないよう工夫が施されている。

 蒸気のチカラによって、「張りがあってなかがふっくらした食感」「べたつきのないほぐれ感」「抜けるような香り」「米本来の深い味わい」の4つを持ち合わせた理想のごはんが炊き上がるのである。

BALMUDA The Gohanで炊いたごはんを実食!

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 今回、実際にBALMUDA The Gohanで炊いた白ごはん、卵かけごはん、おにぎりを発表会で試食したので、その感想もお伝えしよう。
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 最初に炊きたての白ごはんをそのままの状態でいただいたのだが、しゃっきりしたお米本来の味が感じられた。

 IHや圧力方式の炊飯器は、通常もっちり炊き上げることで噛むと甘みが引き出されるのに対し、BALMUDA The Gohanで炊いたごはんは、粒がしっかりしており、粘つきは一切ない。とはいえ、パサパサしているわけではなく、なかはふっくらしていた。

 用意された海苔の佃煮やバターを載せて食べてもみたが、上に載せた具材とごはんがきちんとお互いの味を主張していて、ごはんを食べている満足感がたしかに感じられた。
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 卵かけごはんでは、ごはんのほぐれ感が本領を発揮。ごはんひと粒ひとつぶにきちんと卵がまとわりつき、カレーやチャーハンでもこのパラパラ感の魅力を最大限に引き出せるだろう。
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 今回、筆者が一番気に入ったのは、握ってから3~4時間経ったおにぎりだ。

 おにぎりと言えば、時間が経つと冷えておいしくなかったり、少しべちゃっとしたイメージだが、BALMUDA The Gohanで炊いたごはんのおにぎりは、硬めの仕上がりだからこそ出せるほろっと感が冷めてもしっかりキープされていた。

 また、冷めているからこそお米本来の味がわかり、ただのおにぎりがごちそうになったような気がする。

バルミューダらしい3合炊き、保温機能なしの潔さ

 BALMUDA The Gohanの最大炊飯容量は3合で、あくまでも“その都度炊く”ための炊飯器としての位置づけだ。現段階では3合以上の容量を蒸気で炊き上げるのに成功していないが、今後もその開発は進めるのだとか。

 また、保温機能は搭載していないものの、二重の釜は魔法瓶のような役割を果たすので、1時間程度であればアツアツの状態をキープできるという。

 炊飯モードは白米、白米早炊、玄米、炊き込み、おかゆの5つ。一般的な炊飯器のように、米の硬さを炊き分けることはできない。本体サイズは幅275mm×奥行き251mm×高さ194mmで、重さは約4kg。

 炊飯器の中ではかなりコンパクトな部類に入るうえに、ホワイトとブラックの2色展開で、キッチンでの佇まいの美しさは同社の調理家電ならではのこだわりといえるだろう。

 2月中旬の発売を予定しており、価格は4万4,820円(税込)。決して安いとは言えない価格だが、ごはんにこだわるだけで、普段の食事が待ち遠しいものになるだろう。

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