1. 1,500万円以上の資金調達に成功!二日酔いを回避できるガジェット「TISPY」実力診断

1,500万円以上の資金調達に成功!二日酔いを回避できるガジェット「TISPY」実力診断

 お酒を飲むペースを自分でコントロールするのは難しい。その日の気分でつい飲みすぎて、翌日は二日酔い……。お酒を飲み始めるハタチそこそこの年齢はもちろん、酒席を重ねた大人になってからも、つい自分の許容量をオーバーしてしまうことはあるだろう。

 そんな事態を回避するのに役立つのが、クラウドファンディングサイトMakuake
で先行販売された「TISPY」というガジェットだ。

 東芝の社員有志らが企画し、目標金額の150万円の10倍超えである1,500万円以上を達成したことでも話題を集めたこのアイテム。ようやく手元に届いたので、早速使用感をお伝えしよう。

本体に息を吹きかけるだけで酔いを計測

 「TISPY」は、アルコールセンサー内にメモリカードを内蔵したガジェットだ。お酒を飲む際に、TISPYのアルコールセンサー部分に息を吹きかけることで、呼気中のアルコール濃度を測定し、データを蓄積する。

 翌日は、二日酔いになったかどうかを入力。これを繰り返すことで、TISPYが学習するのが特徴だ。次にお酒を飲むときには、許容量をオーバーする前に通知してくれたり、酔いが覚めるまでの時間を教えてくれたりする。

サイズはコンパクトで、W70×H70×D18mm、重さは約100g。このサイズならカバンに入れておき、突発的な飲み会の席でもすぐに使える。
 本体にはSDカードが内蔵されており、無線LANを搭載した「FlashAir」を使う場合と、通信機能を持たないSDカードを使う場合とで、使える機能は異なる。

飲酒の状況が数値やグラフでわかる

 FlashAirを使うと、TISPY本体での管理だけでなく、より詳細な情報をスマホのブラウザ上で確認できる。

 現在の飲酒状況や、今日の飲酒による酔いが覚めるまでの時間予測などもグラフでわかるのが特徴だ。自分の“酔いの状態”を数値として確認する機会はなかなかないので、実際に使ってみると面白い。
 TISPYとスマホの接続方法は簡単で、TISPYの無線LANをオンにした状態で、スマホのWI-Fi設定で「tispy_wlan」というSSIDを選択するだけ。接続を終えたら、スマホでブラウザを開くとFlashAirの設定サイトが表示されるので、ネットワーク設定を完了しよう。

 データを確認するには、以降も同じようにFlashAirのサイトに接続しなければならない。専用アプリがないのでやや不便だが、サイトのURLをホーム画面に登録することで、アプリと同じ感覚で利用できる。

 通信機能のないSDカードを使う場合は、酔いさめ予測タイマーや飲酒中のアドバイスの表示といった、最低限の機能に限られてしまう。せっかくならFlashAirとのセットを購入したほうが、TISPYを使うモチベーションが高まるだろう。

TISPYからの通知があったら計測するだけ

 それではTISPYの使い方を紹介しよう。まずは、お酒を飲み始める直前にTISPYを起動し、記録を開始。記録するには、キャップを回転してアルコールセンサー部を露出させ、ここに息を吹きかけよう。あとは、カウントダウンに合わせて息を吹きかけて、最初のアルコール濃度を計測する。

 その後、30分もしくは40分間隔で測定を促す通知が表示されるので、その都度測定をしていく。これで、飲酒中の呼気アルコール濃度、推定飲酒量、飲酒ペースをTISPYが計算し、これらの数値に応じたアドバイスが本体に表示される仕組みだ。
出典:www.makuake.com
 本体中央には有機ELディスプレイが搭載されており、「今日はペースが速いよ」「そろそろ水を飲んだ方が良いよ」といったアドバイスが表示されるので、ハイペースでの飲み過ぎに注意できる。飲酒の翌日は、酔いが覚めた状態で二日酔いになっているかどうかを記録することで、より正確なデータを記録していこう。

 実際に何度か使ってみて、思ったよりも数値エラーが出てしまうことや、エラーのまま記録された数値をあとから削除できないのが不便に感じた。

 説明書を見ていると、エラーが出る原因のひとつにニコチンがあげられていたので、喫煙者は正確な数値を出しにくいかもしれない。また、口臭スプレーなどアルコールを含んだ飲食物を口に含んだあともエラーが出やすい。

二日酔いは本当になくなるのか?

 筆者は比較的お酒に強いほうだが、これまでは量をあまり気にせず飲み続け、翌日に二日酔いになって飲みすぎを後悔することがよくあった。もちろん、飲んでいる時間は楽しいが、何度「次こそは飲みすぎない!」と心に誓ったことか……。

 しかし、TISPYを使うことで、飲酒量自体はそんなに変わらないかもしれないが、
飲酒量を自然と意識するようになったことは大きな変化だと言える。「記録しないと」という意識が働くので、忘年会シーズンでさえ翌日に響く、二日酔いするような飲み方をすることがほぼなくなった。とはいえ、会話がはずんでいるときやテンションが上がっているときには計測が面倒になってしまうので、そこは己との戦いかもしれない。

日本人の約45%は遺伝子からして二日酔いしやすい

出典:www.makuake.com
 TISPYの有効性評価試験には、アルコール体質試験パッチを世界で初めて開発して販売したライフケア技研が協力している。

 同社の調査によると、日本人のうち、お酒に強い「NN型」の遺伝子を持つのは55%で、残りの45%は飲めるけど弱い「ND型」やお酒が飲めない「DD型」となっている。白人は99%以上がNN型なのに対し、日本人は相対的にお酒に弱く二日酔いしやすい人が多い。自分のアルコールへの耐性をきちんと若いうちから把握しておくことは重要と言えるだろう。


 現在TISPYは、専用サイトにて予約販売を行っている(2016年12月31日まで)。販売価格は1万3,500円。翌日を見越したペースで飲めるスマートな大人を目指そう!

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