1. アメリカから酸っぱいビールブームがやってくる! 新感覚のビール“サワーエール”とは

アメリカから酸っぱいビールブームがやってくる! 新感覚のビール“サワーエール”とは

  ビール業界は近年、昔から馴れ親しんできた味のものから、フルーティで爽やかな今時なものまで種々雑多だ。

 近年起こっているクラフトビールブームの中で、アメリカに彗星のごとく現れブームを呼んだビールがある。それが今回取り上げる「サワーエール」だ。

ワイン好きにもオススメなサワーエール

出典:acbf.be
 普段ビールをあまり飲まないというワイン・シャンパン派の方々もいることだろう。そこでオススメしたいのがワインやシャンパンに似た香りや風味が楽しめるサワーエールだ。

サワーエールとは

 乳酸菌などによるアルコール発酵により酸味をつくる菌を用いて醸造される、独特の酸味のあるビール。果実を入れて発酵・熟成させるものや、フルーツフレーバーのシロップを入れて作られるものがある。
 
 他のビールと異なり、サワーエールはワインのように酵母で熟成させて醸造する。そのために自然に熟成させて作るものは数年間の熟成期間を要する。

 発祥はベルギーと言われ、時間や手間、コスト面が通常よりもかかる。そんな中クラフトビール大国アメリカの醸造者たちによって全米に広がり、アメリカ発信で日本にもブームが来ると筆者は予想している。

サワーエールを代表する2種類

ランビックビール
 サワーエールの起源とされ、ベルギーのブリュッセル西南部、ゼナ川の周辺のパヨッテンランドと呼ばれる地域のみで醸造されるビール。

 野生酵母による熟成発酵を要し、醸造所ごとに個性が出やすい。フルーツの香りと独特の酸味がわずかに残るのが特徴。

 ランビックには、熟成年数の異なるものをブレンドしたグーズ。フルーツをブレンドしたクリークやフランボワーズなどバラエティに富んだ味が楽しめる。

レッドエール
 アイルランドが発祥と言われる赤みがかった色が特徴のエールビール。キャラメルのような香りと、オーク樽での熟成によって独特の酸味がある。

 伝統的なレッドエールであるローデンバッハは肉料理と相性が抜群。ダークチェリーを思わす、甘み・酸味が絶妙だ。

国内でもサワーエールがジワジワと来ている

出典:www.kodawari.cc

アメリカでも大人気:国産サワーエール「常陸野ネストビール」

 実は、アメリカのサワーエール好きなら知らぬものはいないと言われるほどの人気な国産サワーエールがある。木内酒造の手がける常陸野ネストビールだ。

 1997年インターナショナルビアサミット金賞を皮切りに、現在まで数多くの賞を受賞、現在世界35カ国で取り扱われ、確固たる地位を築いている。

この国で、日本酒づくりの経験と根性と感性で、本場の欧米にはないビールをつくり続けよう。奇をてらうつもりはない。流されることもない。自分たちが最高と思える独自のビールをつくろう。

出典:ビールづくりへの思い|常陸野ネストビール

常陸野ネストが楽しめる店 

出典:hitachino.cc
 常陸野ネストビールを楽しめる店を紹介する。都内で唯一常陸野ネストが手がけるバーがある。東京・神田万世橋に構えられた常陸野ブルーイング・ラボだ。

 赤レンガ造りの旧万世橋駅をリノベーションした建物の中にできたこの店は、クラシカルで落ち着いた雰囲気が特徴だ。

 テーブル席だけでなく、スタンディングカウンターもあるため、1人でふらっと立ち寄りたい方にもオススメ。
 
 常陸野ネストの手がける店舗はこの他に6店舗ある。そのうちの1店舗は、2016年にアメリカのサンフランシスコにオープン。現地のマスメディアにも200年近い歴史を持つ由緒正しい酒屋がプロデュースした店と取り上げられた。

老舗パブでサワーエール

出典:www.facebook.com
 サワーエールの1種であるランビックが美味しいと噂の店を紹介する。神奈川にある厚木ビール LAMBICだ。同店で限定販売のフランボワーズは2000年のジャパンカップ:フルーツ・スパイス部門で銀賞に輝いた一品。

 フランボアーズの香りとサワーエールの爽やかな酸味がマッチし、ビールの苦手な人でも楽しめると話題の一杯だ。

 山梨のワイナリーで養った、酵母培養の技術を駆使し作られたオリジナルのサワーエール。他では味わうことのなかなかできない味になっている。立ち寄る機会があればぜひ立ち寄っていただきたい店だ。


 今回は今後日本でより一層楽しまれることになるであろうサワーエールについて紹介した。

 普段決まったメーカーのビールしか飲まないという方、そもそもビールを飲まないという方にはぜひオススメしたい。「今までのビールに対する認識が変わった! 」そんな一杯になるかもしれない。

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