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スマホで音楽を楽しむ人へ:ソニーの“全部入り”ワイヤレスヘッドホン『MDR-1000X』の実力

U-NOTE編集部

2016/11/29(最終更新日:2016/11/29)


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スマホで音楽を楽しむ人へ:ソニーの“全部入り”ワイヤレスヘッドホン『MDR-1000X』の実力 1番目の画像
 「音楽を聴く際のデバイスはスマートフォン」という方に激推ししたいのが、ソニーの最新ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドホン『MDR-1000X』だ。

 バッグの中でコードが絡まったり、操作するにはスマホを取り出しロックを解除してから画面をタッチするのが手間だということもあったりと、そうした面倒から解放されるワイヤレスヘッドホンを購入する傾向が強くなってきているが、その中でも『MDR-1000X』は望む機能が“全部入り”したモデルと言っていい。

ソニーのオーディオ技術を凝縮した逸品

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 まず、肝心のワイヤレス性能だが、ソニーが開発した高音質コーデック「LDAC」に対応。既存のBluetooth向け圧縮技術に比べて最大約3倍の情報量を伝送が可能で、ハイレゾ音源をワイヤレスでもハイレゾ相当の音質で再生できる。Androidスマホはハイレゾ再生対応モデルが多くなってきているが、iPhoneはハイレゾ再生対応アプリのインストールが必要で、なおかつハイレゾ対応DAC搭載ヘッドホンアンプを用いなければならない。

 しかし、『MDR-1000X』はハイレゾ相当の再生が可能なので、必要なのはアプリだけとなる。iPhoneでハイレゾを楽しんでいるユーザーにとっては重いヘッドホンアンプの持ち運びが不要となるし、ヘッドホンアンプの高価格がネックとなっていて二の足を踏んでいる人にとっては導入しやすくなるだろう。

 さらにハイレゾ音源の再生帯域におけるノイズを除去して音質を向上させる「S-Master HX」も搭載。小さい音でも大きい音でもディテールを維持した高音質を実現し、パワフルな低音のエネルギー感やスピード感とともに、繊細な空気感までリアルに再現してくれる。加えて、CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高音質に変換する「DSEE HX」は、圧縮された際に失われた高音域を補完。サンプリング周波数とビットレートを本来の数値より高めることで、ハイレゾ音源に対応していないスマホや音楽プレーヤーでも、ハイレゾ相当の高精細で躍動感のあるサウンドで聴くことができる。

 普及しつつある聴き放題サービスは圧縮音源での提供となるが、「DSEE HX」を用いて聴けば、元の非圧縮の音に限りなく近い高音質で楽しめるわけだ。これは大きな魅力と言っていい。

トップクラスの遮音性を誇るノイズキャンセリング

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 そして、肝心のノイズキャンセリングだが、業界最高クラスの高性能を発揮。ユーザーの装着状態に合わせてノイズキャンセリング機能を最適化する「パーソナルNCオプティマイザー」を搭載しており、ヘッドホン装着後にノイズキャンセリングボタンを長押しすると試験信号音を再生し、髪型やメガネの有無、装着のズレといった個人差を数秒で検出、ユーザーひとりひとりに合わせてノイズキャンセリング特性を調整してくれる。

 従来のノイズキャンセリングヘッドホンでは装着状態によって性能が発揮できないことがあったが、「パーソナルNCオプティマイザー」はそうした個人差をなくし、ベストなノイズキャンセリング効果を実現した。

「あると便利な」ギミックも満載

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 また、電車内やホームのアナウンスを聞いたり、お店で会計する際にいちいちヘッドホンを外さないといけなかったが、「クイックアテンションモード」はその手間を省いてくれる。上記写真のように右側のハウジング部に搭載されたタッチセンサーコントロールパネルの全面を手で触れている間のみ、一時的に音楽の音量を絞って、周囲の音を取り込んで聞きやすくする機能で、周りの状況をすぐ把握したい場合に効果的だ。

 同様に周囲の音を取り込むことができる「外音取り込み機能(アンビエントサウンドモード)」も採用。音楽を聴きながらも環境音をまんべんなく取り込むことができるノーマルモードと、不要な騒音は低減しつつも特に人の声をピックアップして取り込むボイスモードが用意されており、状況に応じて使い分けることができる。


 このように音質面でも使い勝手の面でも、ユーザーがあるといいなと思える機能をすべて用意してくれたと言っていい『MDR-1000X』。「iPhone 7」がイヤホンジャックを廃止したことでワイヤレスヘッドホンの需要が急激に高まっているが、その選択肢として真っ先に挙げたい。

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