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鍋の季節がやって来た! 成長を続ける「鍋つゆ市場」:鍋パにオススメ厳選鍋つゆBEST5

Rikaco Miyazaki

2016/11/24(最終更新日:2016/11/24)


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by daita
 2016年の終わりが刻一刻と近づく近頃。筆者の家ではこたつを出し、本格的な冬支度を始めた。気温がぐんぐんと下がり始めている日本列島だが、寒くなると食べたくなるものといえば「鍋」。読者のなかには、すでに鍋パーティを楽しんでいる人もいるのではないだろうか。

 今回は冬の風物詩である鍋のなかでも、手軽でカンタンな「鍋つゆ」について注目していきたい。厳しい寒さを迎える前に、「鍋つゆ」の予習をしておこう。

拡大する「鍋つゆ市場」

 「簡単に、手軽に、手早く」――カットした野菜とバラ肉を鍋に入れて煮込むだけで、あっという間に美味しい鍋を完成させることを可能にした便利な鍋つゆ。2011年までは一気に市場が出来たとはいえ、300億円程度の市場規模で横ばいの伸び率だった。

 しかし2016年には、400億円の市場規模にまで成長することが見込まれている。その裏側には、2012年に登場した「1人用鍋つゆ」の存在がある。3~4人用が主流であった鍋つゆ市場に切り込んでいった「味の素 鍋キューブ」。粉末を固形にした鍋の素が、個包装されているのが特長だ。

 日本では約1,680万人が1人暮らしをしていると言われている。つまり8人に1人が、1人暮らしをしている現状だ。1人暮らしでも、家で鍋が食べたい……という潜在的ニーズが多くあったことがうかがえる。

 また、CITIZENがビジネスマンにアンケートした結果によると、自宅で夕食をとる日数を「毎日」と回答した人は、全体の半数を占めた。内食化傾向が定着していることも、市場拡大の要因の1つではないかと筆者は考える。

2016年の布陣はこの5種だ! オススメ鍋つゆを紹介

 スーパーに所狭しと並べられている鍋つゆ。どの鍋つゆを買えばいいのか? と、困惑した経験がある読者もいるのではないだろうか。ちなみに筆者は悩んだ末に、あれもこれも……と何種類か買ってしまう。

 本記事では、鍋を食べたくなったとき迷わなくてもいいよう、スーパーや通販などで気軽に買えるオススメの鍋つゆを5種類紹介していく。

#1:〆まで美味しい鍋つゆ(ミツカン)

 1つ目に紹介するのはミツカンの「〆まで美味しい鍋つゆ」シリーズ。商品名の通り、シメまで美味しく食べることができる鍋つゆだ。

 味は全部で11種類で、「ごま豆乳鍋つゆ」と「寄せ鍋つゆ」、「地鶏味噌ちゃんこ鍋つゆ」は現在テレビCMも放映中。中でもごま豆乳鍋つゆは、日本一売れている鍋つゆとしてイチオシの商品となっている。

 鶏と昆布のだしを合わせ、ごまと豆乳で仕上げられた和風な味わい。シメはパスタと粉チーズを鍋に投入し、カルボナーラとして楽しむこともできる。

#2:とり野菜みそ(まつや)

 2つ目に紹介するのは、石川県民に長年親しまれている「とり野菜みそ」だ。鍋つゆではないが、鍋の素ということで取り上げた。

 テレビ番組の鍋特集で紹介された同商品は、販売元である「まつや」のサイトがサーバーダウンしてしまう程の人気ぶり。

 江戸時代に考案されたとり野菜みそは、大豆と米麹で作られていて、味わい深い風味と味噌のコクがクセになる。

 鍋以外の料理にも使用可能な同商品。シメはうどんがオススメだ。味噌味の鍋が食べたくなったときは、ぜひ試してみてほしい。

#3:はくさいのうま鍋 あごだし醤油味(久原醤油)

 3つ目に紹介するのは、久原醤油の「はくさいのうま鍋(あごだし醤油味)」だ。

 定番の醤油味の鍋つゆだが、他と違うのは「白菜専用」の鍋つゆという点。白菜の芯まで、焼きあご・かつお節・椎茸のだしが染み込み、白菜の美味しさを最大限に引き出す。

 「はくさい」の他にも、キャベツ・もやし・きのこの専用鍋つゆも販売中。なかなか野菜を摂る機会がない読者は、ぜひ「はくさいのうま鍋」で野菜をたくさん食べてほしい。

 シメは蕎麦と卵を入れて、「卵とじ蕎麦」にするのがオススメだ。

#4:Bistro Dish トマト鍋スープ(モランボン)

 4つ目に紹介するのは、モランボンの「完熟トマト鍋スープ」。ここ数年で市民権を得た、トマト鍋専用の鍋つゆだ。

 ミネストローネのような感覚で食べられるトマト鍋。同商品には、バジルとオレガノの風味が加わっていて、より本格的な味わいになっている。チーズとガーリックが入っているので、まろやかさの中にもパンチが効いた仕上がりだ。

 トマト鍋には、ナスやかぼちゃ、ウィンナー、キャベツ、鶏もも肉、にんじん、豆腐、玉ねぎといった具材が合う。

 シメは、リゾットがオススメ。元々チーズが入っているが、好みでバジルやチーズが追加するのも良いだろう。まだまだトマト鍋を食べたことがない読者も、これを機に試してみてほしい。

#5:広島れもん鍋のもと(よしの味噌)

 最後に紹介するのは、広島県にある味噌の蔵元「よしの味噌」が販売している「広島れもん 鍋のもと」だ。

 塩麹のほのなか甘みと旨味深い塩味に、広島レモンの爽やかをプラスした鍋つゆ。さっぱりとしたものが食べたいときには、レモン鍋でヘルシーにビタミンを摂取しよう。

 シメのオススメは、酸辣湯(サンラータン)風のラーメン。

 残り汁にラー油、胡椒、酢を加えたあとに、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。最後に溶き卵を入れて、完成。ひと手間加えれば、絶品のシメが完成するのだ。

鍋の種類別! 一緒に飲みたいお酒

 1人鍋をするときも、大勢で鍋パーティをするときも、一緒に飲みたくなるのが「お酒」。今回は鍋をより美味しく食べるために、鍋の種類別にそれぞれに合うお酒を紹介したい。

ビール×キムチ鍋

 どんな鍋にも合うビール。中でもお酒が進むのがキムチ鍋などのピリ辛テイストのものだ。

 いつも通りにキムチ鍋を作ってもいいが、ビールに合わせるのであれば「にんにく」と「餃子」を入れることをオススメしたい。

 にんにくは、皮をむいたものを5~6片入れると、ホクホクな仕上がりになる。にんにくと餃子を入れることで、ビールがより一層美味しく飲めるようになることは間違いなしだ。

 キムチ鍋では、イチビキの「赤から鍋スティック」、叙々苑の「キムチチゲ辛口オルニチン入」がオススメ。人気店の味を家で気軽に楽しむことができる。

日本酒×豆乳鍋

 筆者も大好きな日本酒は、豆乳鍋と相性が良い。

 特に相性がいいのは、米の味が強い「にごり酒」だ。大豆の風味と米の味わいが同調し、心地よい。

 先ほど紹介したミツカンのシメまで美味しい鍋つゆで紹介した「ごま豆乳鍋つゆ」は、日本酒にピッタリだ。

 豆乳鍋に合わせて日本酒を選ぶ際の注意点は、出汁の風味に負けてしまう恐れのあるスッキリ系を選ばないことだ。

赤ワイン×トマト鍋

 イタリアンな味わいのトマト鍋には、赤ワインがオススメ。トマトの酸味に合わせて、渋みの軽やかな赤ワインを選ぼう。

 重めの赤ワインを飲みたい気分のときには、思い切って鍋にカマンベールチーズを丸々1個入れてみよう。香りとコクがプラスされて、バランスが良くなる。

 トマト鍋のお供に赤ワインを選んだ場合は、お酒のつまみを増やすためにも、モッツァレラチーズやウィンナーを多めに入れておこう。

芋焼酎×醤油ベースの鍋

鍋の季節がやって来た! 成長を続ける「鍋つゆ市場」:鍋パにオススメ厳選鍋つゆBEST5 10番目の画像出典:amzn.to
 最後は、お酒好きな読者にとっておきの組み合わせだ。翌日にアルコールが残らない芋焼酎には、定番の醤油ベースの鍋が合う。

 鍋をつつきながら飲むのもいいが、今回オススメしたいのは芋焼酎の「だし割り」だ。

 芋焼酎と出汁を1:3で割って作るだし割り。野菜や肉の旨味と芋焼酎のこっくりとした味わいの愛称が抜群なのだ。鍋とお酒で体もポカポカになるので、寒さが厳しい日にお試しあれ。


 以上、鍋つゆ市場とオススメの鍋つゆなどを紹介した。鍋つゆ市場が拡大した背景には、1人暮らしをする人口の増加と内食化傾向の定着があった。今後ますます「単身者向け」「家ナカ需要」が高まっていくことが予想される。

 筆者は、テレビCMが放映されてから気になっていた「とり野菜みそ」を先日購入した。早く食べたくて、今もうずうずしている。オススメの鍋つゆの中から、特に気になったものなどがあれば幸いだ。鍋パーティをする際には、ぜひオススメの鍋つゆ・お酒の種類を参考にしてほしい。

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