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会社・時間に縛られない自由な働き方:Ascent Business Consultingの挑戦

U-NOTE編集部

2016/11/25(最終更新日:2016/11/25)

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 日本の労働力人口の大半を占めるのは、会社勤めのサラリーマンだ。しかし「起業したい」「フリーランスとして働きたい」「副業を始めたい」と、新しい働き方を模索している人も少なくない。そんな人々をサポートし、“自由な働き方”を提案するのがAscent Business Consulting。同社代表取締役・北村貴明氏に、目指すワークスタイルや起業の意義とともに、同社が求める人材についても話をうかがった。

自由な働き方をする人々に仕事、場所、情報を提供

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——Ascent Business Consultingは、さまざまな事業を通じて“自由なはたらき方”を提案しています。これはどのような働き方を指しているのでしょうか。

北村:私たちは、3つの条件を満たすワークスタイルを“自由なはたらき方”と定義しています。第一に時間に縛られない働き方、第二に場所に縛られない働き方、そして第三に専門性を高く評価されるエキスパートであることです。要は、場所や時間に縛られず、なおかつお金もしっかりもらえる働き方ですね。こういう働き方を必要としている人はたくさんいますが、日本にはまだ十分な土壌があるとは言えません。そのため、我々がプラットフォームを提供しています。

——具体的には、どのようなサービスでしょうか。事業内容を教えてください。

北村:現在、4つのサービスを提供しています。まず「コンサルまとめ」と「コンサルポータル」。こちらはコンサル業界に特化したクラウドソーシングです。「コンサルまとめ」はネットを通じた案件のマッチング、「コンサルポータル」は弊社の営業がクライアントと人材をつなぐコンシェルジュ型のサービスです。先ほどの3つの定義でいうと3番目、お金に結びつくサービスを提供しています。

3番目の事業は、コワーキングスペース「Basis Point」の運営です。快適な仕事場を提供するだけでなく、トレンドやクライアントの情報交換ができるコミュニティとして機能させたいと考えています。現在は新橋にある1店舗のみですが、今後1年半で10店舗まで拡大予定です。

4番目の事業は、フリーランスに向けたオウンドメディア「Cool Workers」の運営です。自由な働き方を始めようとしても、仕事の取り方がわからなかったり、確定申告や法務で悩んだりすることがあるはずです。こうした不安を払拭し、独立や起業のハードルを下げるためのメディアです。
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こうしたサービスをひとつに表わしたのが、このイラストです。このような世界観を目指し、我々は事業を展開しています。

——ワークスタイルの多様化に注目したのはなぜでしょう。起業の経緯をお聞かせください。

北村:私はもうすぐ40歳を迎えるのですが、中学時代にバブルが崩壊し、大学卒業後は不景気で「就職超氷河期」と言われていました。なんとか就職したものの、その後も景気は回復しません。高校時代から現在に至るまで、日本のいい時代を知らずに育ったんです。

その時気づいたのは、待っていても誰も何も変えてくれないということ。このままサラリーマンを続けて昇進したとしても、影響力は微々たるものだろうと思ったんです。それなら、他の方法で日本経済に貢献できないかと考えはじめるようになって。そこで、働くことをテーマにした事業を起こしたいと思うようになりました。

やがて、仕事をする過程でフリーランスの方々と接する機会も増えてきて。会社に縛られず、プロジェクト単位で仕事のやりとりをする世界を知ることができました。こうした働き方をする人が増えれば、人材の流動化にもつながるはず。でも、その仕組みがないことに気づいたんです。

例えば、スキルのある人に「フリーランスになりなよ」と言うだけでは無責任ですよね。仕事を獲得する方法がありませんし、仕事場や打ち合わせスペースにも困ってしまいます。そこで、自分たちで働くことに関するインフラを整えられないかと考えたんです。そうすれば、時間や場所に縛られない働き方をする人の支援にもつながりますし、ひいては日本経済に貢献できるのではないかと思いました。

ネットワークだけでなく、リアルなつながりを重視

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——起業されたのはいつのことでしょう。

北村:2012年に、勤めていたコンサル会社の後輩と2人で起業しました。当時の目標は、6,000人を雇うこと(笑)。労働人口6,000万人で、日本の失業率は3〜4%くらいです。失業率1%あたりは60万人なので6,000人雇えば、失業者の1%を一企業が救えるインパクトがあり日本経済に大きな貢献ができると考えました。現在は、従業員を6,000人に増やすというより、“自由なはたらき方”をする人を6,000人増やそうという目標を掲げて頑張っています。

——現時点では、どのあたりまで到達していますか?

北村:計算が難しいんですよね。例えばコワーキングスペース「Basis Point」は、フリーランスからサラリーマンまで含めて毎月会員数を数百人ずつ増やしています。年間で計算すると数千人。店舗が増えれば、自由に働く人がさらに増える計算です。

——北村さんが考える、“自由なはたらき方”のゴールとは?

北村:現在、日本でフリーランスや起業家として働く人は、労働力人口の5%以下だと言われています。一方でアメリカでは、副業をしている人も含めると3、40%に達しています。人生を賭けて、この比率までもっていきたいですね。

——現在は、副業OKな企業も増えていますよね。でも、いざ副業しようにもどうしたらいいのかわかりません。今後ますますニーズが増えるのではないでしょうか。

北村:求人情報サイトはあっても、副業に関しては不十分ですよね。仕事の案件、場所、情報など、多角的に支援していきたいと考えています。

——「Basis Point」の会員同士をつなげる取り組みも進めているようですね。

北村:もっと有機的につなげていきたいと考えています。カフェや図書館ではなく、コワーキングスペースで仕事をする方は、会員同士で交流したり、他のスキルを持つ人と知り合ったりしたいというニーズがあるようです。今後は、会員同士で自由に交流できる仕組みを作っていきたいですね。

——お話をうかがっていると、クラウドソーシングだけでなくコンシェルジュ型のサービスを導入したり、仕事の場を設けたり、ネット上でのつながりだけでなくリアルのつながりを大事にしているように感じます。その理由をお聞かせください。

北村:実は私たちも、当初はネット上だけでクラウドソーシングサービスを展開していました。でも、ネットだけではうまく行かなかったんです。その理由は、ふたつあります。ひとつは、実際に顔を合わせないと仕事が成立しないんです。企業に入社する時も、必ず面接をしますよね。同じように、リアルでの接点が必要なのだと気づきました。

もう1つは、クライアントとエキスパート、それぞれの要望がネットだけでは伝わらないという理由です。求人情報には「経験3年以上」とだけ書いてありますが、行間にはさらに多くの条件を含んでいます。仕事のマッチングには、多くの情報量が必要。やはり直接話をしないと、わからないことが多いんです。こうした理由から、リアル寄りのサービスに力を入れています。

——現在は4つの事業を主軸にしていますが、ここからさらに増やす予定は?

北村:“自由なはたらき方”を実現するために必要なことは、なんでもやろうと思っています。現時点ではこれ以上の計画はありませんが、増える可能性はありますね。

何かから逃れるためにフリーになってもうまく行かない?

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——では、フリーランスや起業家として独立する人、副業を始める人は、どのようなタイプが適しているのでしょうか。共通する適性があれば、教えてください。

北村:適性というより、「こういう考えだと難しい」というケースはあります。“自由なはたらき方”をすると、サラリーマンよりも選択肢が増えます。その選択肢に対し、後ろ向きな理由やきっかけで選択する人は長続きしないのではないかと思います。例えば「決まった時間に働くのが嫌だから独立したい」「家から出たくないから、フリーランスになりたい」という考えを持つ人です。何かから逃れるためにフリーランスになるのでは、うまくいかないのではないでしょうか。

——なるほど。では、Ascent Business Consultingに求める人材についてはいかがでしょう。北村さんの採用基準は?

北村:私たちの企業理念「先義後利」に共感できる方に尽きます。よく勘違いされますが、子供に対して「先にこれをしようね、後から飴あげるから」という意味ではありません。何ごとにおいても、まずは人のために何ができるかを考える。その結果として、おのずと利益はついてくるという意味です。困っている人がいれば、我々にできることは最大限やらせていただく。利益はその結果としてついてくるもの。そういう理念に共感できる方を、お待ちしています。

——北村さんご自身は、どのような時に仕事のやりがいを感じていますか?

北村:やはり、困っている人を助けたいという気持ちが根底にあるんですよね。例えば、50代になると転職は難しいし、フリーランスの方も仕事が減っていきます。確かに発注者からすれば、自分より年上の人には頼みにくいという事情もあります。でも、確かなスキルと豊富な経験を持ち合わせた方も大勢います。そんな方々に、クラウドソーシングで仕事を提供できたり、「Basis Point」を仕事場にしていただいたりして、直接感謝の声を聞くとうれしさもひとしおです。こういうサービスを作って良かったと思える瞬間ですね。

——U-NOTE読者には、現在大手企業に勤めているもののベンチャーへの転職、起業を考えている方もいます。ベンチャーにジョインする意義を教えてください。

北村:見えていないものが見えてきます。興味がある方は、ぜひ飛び込んでみることをお勧めします。とはいえ、収入面の不安もありますし、家族がいればなおさら二の足を踏んでしまうはず。それなら、仕事を辞めずに成長企業に飛び込める「サンカク」のようなサービスを利用したり、副業としてベンチャーに関わったりしてもいいと思います。「Basis Point」を利用することで、一歩を踏み出すのもいいでしょう。人との付き合いも変わりますし、新しい世界が待っていますよ。

——最後に、Ascent Business Consultingのアピールをお願いします。

北村:サービス面では、ぜひ「Basis Point」を利用していただければと思います。コワーキングスペースは内装にも気を遣い、仕事のモチベーションを上げる環境づくりを心がけています。このスペース、そして「Cool Workers」で、ぜひたくさんの気づきを得ていただきたいですね。

また、私たちと一緒に仕事をする方も募集しています。コンサル会社のように見えるかもしれませんが、コンサルティングだけでなくクラウドソーシング、店舗運営、メディア運営と幅広い事業を展開しています。それぞれが事業として成り立っているので、チャンスもやりがいもあります。責任を持って事業に取り組みたい方、社会に貢献したいという方、今ならいいチャンスではないかと思います。


  「独立を考えているけれど、仕事を取れるか不安」「フリーランスとして活動しながら、一緒に起業できる仲間を探したい」。Ascent Business Consultingは、そんな悩みに答えてくれる心強い味方だ。働き方の自由度を上げたい人、もしくは北村さんと一緒に働いてみたい人は、ぜひ下記サイトをチェックしてほしい。


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