1. 嗜むべき究極の逸品:和を体現した日本初の国産ジン“季の美”誕生

嗜むべき究極の逸品:和を体現した日本初の国産ジン“季の美”誕生

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出典:kyotodistillery.jp
 2016年、京都から日本初となる国産ジン“季の美”が発売された。ジンといえば、世界4大スピリッツの1つに数えられる。

 そんなジンが日本で造られ、販売されるのは初めてのこと。そこで今回は日本初のジン“季の美”と、その他日本初の4大スピリッツを紹介していきたい。

京都に日本初のジン蒸留所が誕生

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京都発の国産ジン“季の美”とは

 季の美は日本ならではの原料を使用し、ロンドンドライジンの製造技術を取り入れた日本初のジン。ヨーロッパで生まれた伝統的なジンの製法と、柚子や玉露をはじめ日本特有の厳選された「和」テイストが加えられている。まさに“スーパープレミアムクラフトジン”というべき、妥協のない逸品なのだ。

そもそも、なぜ京都を蒸留所に選んだのか

 京都に蒸留所を構えた理由は大きく2つに分けられる。1つ目は、京都が日本の古都であり、街に根付く日本の歴史や伝統、その中に潜む潜在的な感覚を、ジンを通して表現したかったからだ。

  2つ目はクラフトジン造りにおいて、良質で厳選された和の原料を集めやすいことである。長きに渡り最高級の日本酒を生み出し続けている伏見の名水。さらに柚子、山椒などの地元で栽培される数多くの素材が、季の美を唯一無二のジンへと洗練してくれる。
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季の美を構成するスピリッツ:米

 味の決め手となるベーススピリッツは、通常のジン製造に用いられる麦やイモではなく、原料を米とするライススピリッツ。米特有の品のある甘み、まろやかな口当たりが特徴だ。

季の美のエッセンスとなる7つの素材

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出典:www.bbc.co.uk
#1:ジュニパーベリー
 香りの肝ともいえるジュニパーベリーには、マケドニア産のものを使用している。他の産地と比較テイスティングを繰り返し、選び抜かれたものだ。雑味がなくクリアで、パイナップルやラベンダーを思わす香味があるのが最大の特徴である。

#2:玉露
 日本有数の緑茶の産地である、宇治の茶葉を使用。鎌倉時代からの伝統が受け継がれる宇治の茶葉は、渋味が少なく、ほのかな甘さが感じられる上品な味わいが特徴。
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#3:柚子
 柚子は日本以外の国ではほとんど栽培されない、日本ならではのフルーツだ。京都北西部に位置する北斗農園で栽培された、オーガニックの柚子を主に使用している。

#4:レモン
 広島権の尾道市にある“citrusfarms たてみち屋”の、オーガニックの完熟レモンを使用している。他のレモンと比べ、糖度が高く香りが良いのが特徴的だ。ジンにフローラルな香りを足してくれる。
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#5:檜
 檜は、細かく砕いたチップを使用している。季の美ならではの独自のエッセンスをプラスする。

#6:山椒
 京都産の山椒を使用。山椒独特のスパイシーな味わい、香りを与えてくれる。

#7:水
 ボトル内の半分以上を構成する水には、地元京都伏見の地下水をくみ上げたものだ。良質な水が柔らかな味わいをもたらす。
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蒸留、そしてブレンディングへ

 ベース、シトラス、ティー、スパイス、フルーティー&フローラル、ハーバルを別々に蒸留し、その後6つを足し合わせる雅製法を用いている。

こだわりのボトルデザイン

 ボトルは“和”のイメージを意識した墨色のボトルを採用した。文様は、日本で唯一江戸時代から続く唐紙屋KIRA KARACHO[雲母唐長]が監修を行った。日本の四季をオマージュした文様がスクリーンプリントされている。

季の美を生産する2人のディスティラー

 ヘッドディスティラーを務めるアレックス・デービス氏は、イギリスのノッティンガム大学で生化学を学び、さらにスコットランドのヘリオット・ワット大学で醸造・蒸溜学を修めた。

 そしてデービス氏は世界最高のジンを決めるワールド・ジン・アワードで、世界1位のロンドンドライジンに輝いた“コッツウォルズ ジン”を手がけたイギリスが世界に誇る人物。

 ディスティラーを務める元木陽一氏は若き日にスコットランドに渡り、2年間アラン蒸溜所でウイスキーの生産に携わった経験を持つ。株式会社ウィスク・イーにて、イベントディレクターとしてクラフト製品の普及に努め現在に至る。

その他、日本初の国産スピリッツ

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 世界4大スピリッツといえばジンの他、ウォッカ、ラム、テキーラだが、いずれも海外産のイメージが強いだろう。そこで今回は日本人によって手がけられたスピリッツを紹介する。

日本初の国産スピリッツ(ウォッカ・ラム・テキーラ)

奥飛騨ウォッカ Alc.55(ウォッカ)
 株式会社奥飛騨酒造によって製造された、日本初のウォッカ。小泉元総理が外遊先のロシアに手土産として持っていったことでも知られている。

 世界でも珍しい日本ならではの“米”を原料に使用したウォッカであり、白樺の炭を使い、濾過し貯蔵熟成された。米ならではの、まろやかで甘みのある味わいが特徴的である。

 製造・販売年を蔵本に訪ねた所、正確な製造・販売年は定かでないが1957年〜1958年頃に作られ始めたという。非常に歴史のあるウォッカだと言える。

ルリカケス Alc.40 (ラム)
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 1979年に日本で初めて製造販売をおこなった、奄美諸島の徳之島で造られたラム酒。黒糖焼酎“奄美”などを製造する高岡醸造によって手がけられた。

 サトウキビのみを原料とし、3回の蒸留とオーク樽での熟成を経て完成される。キャラメルと蜂蜜を合わせたかのような甘み、美しい琥珀色が特徴の国産のゴールド・ラムである。

雫 Alc.38  (テキーラ)
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 テキーラとはそもそもメキシコのハリスコ州に許可を得た、限られた地域で生産された蒸留酒のことを指す。よって日本国内で生産してもテキーラと名乗ることはできない。

 雫はそんなテキーラを、日本人の手によって日本人の為に造られたものである。メキシコで製造、そして2013年に逆輸入された。しっかりとした風味と、味の深みが特徴のオリジナルテキーラだ。


 今回は今年10月に発売されたばかりの季の美をはじめ、その他の日本初スピリッツを紹介した。日本の誇る高度な技術と飽くなき探究心によって造られたスピリッツは、海外産のスピリッツとはまた一味違った味を醸し出してくれる。目にする機会があれば、ぜひ1杯頼んでみてはいかがだろう。

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