1. 「規制緩和以外に手はないよね」 ホリエモンが提唱する“現実を見据えた保育士業界改革”とは?

「規制緩和以外に手はないよね」 ホリエモンが提唱する“現実を見据えた保育士業界改革”とは?

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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ホリエモン流保育改革!?」〜vol.751〜』では、ホリエモンが国家レベルの問題になりつつある保育士不足問題の解消法を話した。

 今回取り上げたのは、「3才児の父親として間近で待機児童の問題を見て、切実な危機感を持っています。特に、保育士の給与が安く、『なりたい人』が少ないのは問題だと思います。前に堀江さんは、『介護士も保育士も誰でもできる仕事だから安い』という主旨のご意見をされていたように思います。

 ご意見は理解しますが、一方で保育を教育と捉えればもっと付加価値が高く、良い人材が高給で待遇されるべき仕事になるのではと考えました(古市さんの『保育園義務教育化』にあるような方向性)。それでもやはり、保育士の給与は上がらないと思いますか?」という質問

ホリエモン「保育問題は規制の強化や給料アップではなく、規制緩和に踏み切らないといけない!」

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 ホリエモンは、「教育も『スタディサプリ』みたいになるから、価値は高くならないと思うよ」と回答。

 薄給で担い手の少ない保育士問題についてホリエモンは、介護や保育は誰でもできる仕事なので、給料が安くなるのはある種仕方がないものだと考えている。これに対して今回の質問者は、保育を教育の一環として捉え、質の高い保育士に高い報酬を払うべきだと主張。

 しかし、ホリエモンは有名塾講師の講義をネットでどこでも受けることができるスタディサプリなどのサービスの台頭で、多くの教師(教育者)の価値もこれから下がっていくと考えている。そもそも、国全体の財源が緊縮化している中で、とりあえず保育士の給料を上げようとする考え方には無理がある。「保育士問題は規制強化や給料アップじゃ絶対に解決できない」と断言するホリエモンは、規制緩和こそが問題を解決に導くと主張する。
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 現状では保育園の開設基準はかなり厳しいが、これを満たさなければ国からの認可を受けることはできず、国からの補助金をもらうことができない。もちろん、認定外の保育園として多少高めの保育料に設定することもできるが、それでも信用の問題がついて回る。事故が起きた際に、マスコミが無認可であることをダシにするケースは既に存在しているのだ。

ホリエモン「大事なのは認可されているかどうかじゃないよね?」

 無認可保育でのトラブルについて、「この時に問題なのは、無認可なことじゃなくて正しいオペレーションができているかどうかをチェックできていないことだよね?」とホリエモン。とはいえ、ここでチェックのために給料アップなどの更なるコストをかけても問題は解決しない。だとすれば規制の方を緩和すべきというのが、ホリエモンの見解だ。

 規制を緩めた保育とは、例えば庭がある保育園ではなく近所に公園があるアパートを使うなど、多様な形での保育を認めること。もちろん、これらを認めたことで生まれるリスクも多少はあるはずだが、「細かいことをいちいち言ってもキリがないよね」とホリエモン。多額のコストがかかる制度の整備が難しいのなら、それぞれの担い手が安全を守るしかない。
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 こうした状況では、認可を受けた保育園に補助金を出す施策は逆効果。「補助金を出すのなら、保育バウチャーにすればいいよね」とホリエモン。育児にしか使えない給付金を子供がいる家庭に一律で給付すれば、高い保育園に預けたり自宅での保育費用に充てたりなど、多様な形での育児を支援することができる。

 もう1つホリエモンが提案するのは、育児施設運営業者の中抜きをなくすこと。現在は保育園の運営にはいくつもの業者が関わっており、そこで発生するマージンのせいで現場で働く人々の薄給につながっている。そうではなく、保育園運営を保育士を主体としたC2Cにしてしまえば、それだけでかなり現場への還元率は上がるはずだ。
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 デリケートな問題を扱う保育業界は、トラブルをなくすために話の方向が規制の強化に向かいやすい。しかし、ホリエモンも言うようにそれでは現状を打破することはできない。保育業界ないしは、育児にかかわる全ての人々に求められているのは、多少のリスクを受け入れてでも個々人の裁量に任せた自由な保育を受け入れることなのかもしれない。

  ホリエモンが保育士不足について語った『堀江貴文のQ&A「ホリエモン流保育改革!?」〜vol.751〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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