1. もう「実力のパ」なんて過去のこと! プロ野球パ・リーグの徹底した「ファンサービス」を順位別に公開

もう「実力のパ」なんて過去のこと! プロ野球パ・リーグの徹底した「ファンサービス」を順位別に公開

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 今年のプロ野球は、シーズン中の15連勝やペナントリーグ87勝という2つの球団記録を記録し、最大11.5ゲーム差をひっくり返した北海道日本ハムファイターズがパ・リーグを制覇した。また、「神ってる」鈴木誠也や今季での引退を発表した黒田博樹率いる広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグの覇者に。

 そんな2球団が日本一をかけて、今月22日から日本シリーズで熱戦を繰り広げている。今年も話題を欠かさないプロ野球界で、近年「観客動員数の増加」がスポットライトを浴びている。

 以前は「人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグ」と言われ、巨人を始めとするセ・リーグが長い間多くの野球ファンを独占していたが、近年ではパ・リーグがファンの取り込みに成功してきている。そこで今回は、観客動員数の増加の裏側に迫る。

「野球観戦」だけではない! 多種多様なファンサービス 

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 現在の「野球観戦」は、「野球」以外にも魅力を感じるところが増えている。野球以外の魅力は、「ファンサービス」と呼ばれることが多い。そんなたくさんの人を惹きつけるパ・リーグで楽しめるファンサービスを今シーズンの順位ごとに紹介していこう。

北海道日本ハムファイターズ:野球場に展望台?

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 今年のパ・リーグの覇者、北海道日本ハムファイターズ(以下、ファイターズ)は、約208万人の観客を動員し、昨年より約50万人増加した。そんなファイターズの本拠地である札幌ドームでは、今季の土・日・祝日に開催された試合で有料で展望台が解放されていた。展望台までは全長60mの「空中エレベーター」で昇り、高さ53mからグラウンドを眺めることができる。

 そして「キッズパーク」という巨大な遊び場が開設され、子供がのびのびと遊べる場も設けられており、子連れの大人が野球観戦に没頭できるという環境が人気である。

福岡ソフトバンクホークス:激熱!「鷹の祭典」

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 今年、リーグ2位に終わった福岡ソフトバンクホークス(以下、ホークス)は、パ・リーグで唯一観客動員数が減少したが、約250万人を動員し、リーグ1位の動員数を誇る。ホークスは、7月を中心にホークス主催試合で行われるイベント「鷹の祭典」が魅力的である。本イベントはシーズン前に発表され、2カ月前にはチケットが販売されるほど人気なイベントだ。「鷹の祭典」では、特製のユニフォーム・キャップ・ヘルメットが観客に無料配布され、スタンドがユニフォームカラー一色になる。

 また、開場から7回終了まで生ビールとレモンサワーが飲み放題になる「飲放題チケット」が売り出されるのも、このイベントの魅力だと言える。

千葉ロッテマリーンズ:ファンと選手が一体になれるファン感謝デー!

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 今年、3位に食い込みクライマックスシリーズに出場した千葉ロッテマリーンズ(以下、マリーンズ)は、約150万人を動員し、昨季の約130万人から約20万人の増員を成し遂げた。

 マリーンズは、2015年から「マリンフェスタ」という毎月ファン感謝デーの開催を始めた。マリンフェスタでは、選手とのサイン会や握手会など選手と触れ合える機会が多く設けられている他、1,000発の花火を見ることができる花火大会への参加や、試合後にグラウンドを解放するなど、ファンが楽しめるようなイベントが盛り沢山である。

埼玉西武ライオンズ:野球を観ながら舌鼓!

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 惜しくも4位に終わった埼玉西武ライオンズ(以下、ライオンズ)は、動員者数がほぼ横ばいであった。ライオンズは、特定の座席のチケットを購入することで利用することができる「オーナーズレストラン」という本格的なレストランが魅力だ。ステーキなどがリーズナブルな価格で楽しむことができ、野球を見ながら本格的な料理を楽しむことができる。

 また、今年の6月には、「埼玉vs.千葉シリーズ2016」が開催され、埼玉で作られたクラフトビールや夏野菜や県産の豚などを味わえるのだ。

東北楽天ゴールデンイーグルス:前代未聞のボールパーク!!

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 5位に終わった東北楽天ゴールデンイーグルス(以下、イーグルス)は、今季約160万人と、昨季より約10万人多い観客を動員した。イーグルスは、本拠地の楽天Koboスタジアム宮城をメジャーリーグのようにする「ボールパーク化」を推し進めている。「ボールパーク」とは、野球を楽しむだけでなく、様々な人が楽しめるような球場のことだ。

 その一環として、今年の5月にKoboスタ宮城の中にスマイルグリコパークという遊園地が開設された。本施設は観覧車やメリーゴーラウンドがあり、子供に嬉しい施設である。

 また、特定のチケットを買えばBBQをすることができる「EAGLES BBQ」というエリアや、気仙沼市発祥の「mother port cafe」というカフェも併設されており、老若男女楽しめる球場となっている。

オリックス・バファローズ:Girls enjoy baseball!

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 今季、最下位に終わったオリックス・バファローズ(以下、バファローズ)は、約3万人増加の約180万人を動員した。女性ファンのための「Bsオリ姫デー」、男性ファンのための「Bsオリ達デー」、キッズが主役の「Bsオリっ子デー」を開催している。

 本イベントは普段野球に触れることが少ない人も楽しめるイベントで、Instagramに特定のハッシュタグをつけ、自身の応援スタイルを載せることでグッズがプレゼントされるという企画である。また、バファローズの女性ファンを取り上げた「オリギャラリー」という企画もあり、女性ファンの囲い込みも行っている。

球団経営から見るファン増加への働きかけ

ファイターズは「地域密着」

 今年のパ・リーグの覇者ファイターズは、2004年に東京ドームから現在の札幌ドームに本拠地を移転した。その背景もあり、「Sports Community」という企業理念の下「地域密着」の活動を行ってきた。特に注目してほしいのが、2013年から始まった「北海道179市町村応援大使」である。

 これは、10年がかりで北海道の全179市町村で地域の人々と交流を図りながら、街づくり・街おこしに球団が寄与していくというプロジェクト。今年は、大谷翔平を始めとする2選手が幕別町へ、斎藤佑樹と2015年に新人王を獲得した有原航平が美瑛町へ訪れる予定である。その他にも「地域密着」の活動を行っており、それらが身を結び観客動員数増加となった。
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イーグルスは親会社と密接な連携を図る

 2004年に球団が創設されたイーグルスは、「楽天」が親会社である。楽天は、その潤沢な資金力で球場を「ボールパーク化」しようとしている。今年の5月にオープンしたスマイルグリコパークは、アメリカのメジャーリーグでも類を見ない観覧車の導入やチケットの価格を季節ごとや曜日ごとに分け、集客数の平均化に務めており、観戦したい人からすると大変ありがたい値段設定だ。

 また、親会社の「楽天カード」が集客に一役買っている。イーグルスの本拠地の楽天Koboスタ宮城では、グッズや飲食の購入で楽天ポイントが貯まる仕組みになっており、500ポイント貯まるとスタジアムで活用できるクーポンと交換することができる。イーグルスは、「近代的なボールパーク化」で集客力をアップさせているのだ。


 以上の通り、プロ野球の各球団には「色」があり、必ず自分の好きな球団ができるはずだ。また、本記事で紹介したイベントは規模が大きいので「野球のルールがあまりわからない」人でも十分楽しめるイベントになっている。

 ぜひ、球場に足を運び、肌で球場の雰囲気や野球の盛り上がりを感じていただきたいと思う。今後の各球団のファン取り合戦に、目が離せない

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