1. 芸能人が犯罪者に変わる瞬間:“不祥事”で動く芸能界の「カネ」事情

芸能人が犯罪者に変わる瞬間:“不祥事”で動く芸能界の「カネ」事情

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 強姦致傷容疑で逮捕された俳優、高畑裕太氏のニュースは青天の霹靂であった。また、球界の番長と呼ばれた清原和博氏や、ゲス不倫騒動(詳細は後述)で未だ火消しが終わらないベッキー氏。不祥事が絶えない芸能界。一流と呼ばれた彼らが起こした不祥事が与えた各方面への影響に迫る。

3人の芸能人が起こした不祥事

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高畑裕太氏(強姦致傷)

 強姦致傷の容疑で逮捕された高畑氏。その後示談が成立し釈放されたが、逮捕直後から、TV、CM関係の仕事に大きな影響を及ぼした。主な影響をあげると、パーソナリティであった24時間テレビ関連の仕事の撮り直しや差し替えで、少なくとも約1,000万円の違約金。レギュラー出演していた、テレビ東京の“侠飯〜おとこめし〜”での賠償は約1,500万円に上るという。

 その他にもTBSドラマやNHKの大河ドラマ、CMと数多くの番組に出演していただけあり、違約金の合計は億を超える。契約中の違約金は通常、出演料の倍以上を払うことになるため、当然高畑裕太氏だけでは、支払いが厳しい。肩代わりするのは、元所属事務所と、母である高畑淳子氏の両者。双方に降り掛かる賠償金、違約金の合計は5億円にまで及ぶ可能性がある。

 そんな中、高畑裕太氏の突然の入院報道があった。医療関係者の情報によれば、入院先の病院では、1ヶ月の入院費がおよそ50万円かかるという。今回の騒動で相当な額が動いたのは間違いない。
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清原和博氏(覚せい剤取締法違反)

 かつて球界の番長と呼ばれ、通算本塁打数は日本歴代5位の記録を持ち、引退後はテレビなどのメディアに多く出演していた清原氏。そんな彼が今年の2月に覚せい剤取締法違反で逮捕された。

 逮捕時に契約していたCMは大手企業1本のみであったが、同じように覚せい剤取締法違反で逮捕されたタレントの酒井法子氏の違約金が3本で5億円とも言われており、清原氏も同様に約1億円は支払いを余儀なくされただろう。その他にも過去に出演した番組では、編集作業が行われるなど影響が出た。

 さらに清原氏逮捕の余波は球界関係者に広がり、球界OBのテレビ起用の機会が減ることとなった。金額面以上に多くの関係者が被害を受けることとなったのだ。
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ベッキー(ゲス不倫騒動)

 クリーンなイメージがあるタレントのベッキー氏と、ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカルである川谷絵音氏との不倫騒動は世間のみならず、業界にも驚きを与えた。ゲス不倫騒動で当時起用されていたCM10本はすべて降板となり、10本の違約金の合計は5億円にも上る。5億円もの大金を払えるわけもなく、自宅を担保に、銀行から融資を受けたという。
 
 日テレの人気番組“世界の果てまでイッテQ!”などをはじめ、TBSの“中居正広の金曜日のスマイルたちへ”でテレビ復帰した後も、未だ本格的な復帰は果たせていない。所属事務所であるサンミュージックの稼ぎ頭でもあっただけに、事務所も危機的な状況にお陥った。社員の夏のボーナス全額カットになり、冬のボーナスまでもが危ないという。

 以前の彼女のギャラはテレビ1本100万円前後だったというが、現在はその半分以下のギャラで売り込んでも、交渉が難航し、まとまらない状況だという。思い切って起用するスポンサーが現れない限り、本格的な復帰は厳しいだろう。

芸能界の不祥事後の復帰

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 不祥事を起こした後、一般社会では強姦致傷は、強姦罪にさらに、傷害罪が合わさったもので、刑期は5年以上の懲役〜無期懲役。覚醒剤取締法違反は初犯であれば、懲役1年半程度で執行猶予が3年というのが一般的量刑だ。

 金額的には強姦致傷であれば、300万円ほど、覚せい剤であれば、150万から200万円が保釈金の相場となる。

 一般的社会人が、このような不祥事を起こせば、働いていた会社での復帰はまず不可能だ。再就職も犯罪歴があることによって、限られた職にしか就けなくなる。近年では、“協力雇用主制度”という前科を持つ人たちの就職支援をする制度ができたが、再就職はなかなか難しいのが現状だ。

 不倫による慰謝料の相場は一般的に200万円〜300万円になる。会社に知られてしまった場合は、降格処分などになる可能性が高い。さらに社員としての信頼を落とすことは免れない。

不祥事を起こした後、芸能界では

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 一般社会と比べて、復帰に寛容だといわれる芸能界。特に覚せい剤取締法違反のような薬物事件を起こしたタレントの復帰率は非常に高い。保釈金は、世の中に与える影響力が大きいため、清原氏などを例にあげると、500万円と、一般の相場よりも高い。過去には、研ナオコ氏や板尾創路氏など著名な芸能人も逮捕されたが、今現在テレビ復帰を果たしている。このため、現在保釈され、入院中の高畑氏の復帰問題もネット上で話題となっている。

 母親の高畑淳子氏は会見で復帰については「してはいけないこと」と語ったが、人気上昇中の俳優だっただけに、世間の注目度は高い。芸能界は冷却期間を置くことで、ある程度復帰には寛容だが、不祥事に対して、社会全体の風当たりや、バッシングは強い。


 今回は芸能界で起こった不祥事を紹介した。芸能人ともなると、多額のカネが動くということが判明。しかし量刑だけにとどまらず、芸能人は社会に与える影響が大きい上、各方面への余波も大きい。この期に、保釈金塗れの「テレビ」という世界が、私たちの住む社会に与える影響を再認識してほしい。

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