1. 広島東洋カープ、四半世紀ぶりのリーグ優勝! 歓喜に沸く「広島での経済効果」とは?

広島東洋カープ、四半世紀ぶりのリーグ優勝! 歓喜に沸く「広島での経済効果」とは?

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 先日、25年ぶり7度目のセ・リーグ制覇を果たし、歓喜に沸くカープの本拠地・広島。マツダスタジアムが満席になった場合、チケット売り上げだけで53億円。そして広島県にもたらす経済効果は、なんと331億円に上ると見込まれている。今回は、広島東洋カープのリーグ優勝が与えた経済効果をより深く掘り下げていく。

今シーズンの広島東洋カープ

セ・リーグ6球団の資金力ランキング2016

  • 第1位:読売ジャイアンツ 総年俸 45億3,915万円
  • 第2位:阪神タイガース チーム総年俸 30億3,110万円
  • 第3位:東京ヤクルトスワローズ 総年俸 29億1,395万円
  • 第4位:広島東洋カープ 総年俸 25億2,265万円
  • 第5位:中日ドラゴンズ 総年俸 19億9,242万円
  • 第6位:横浜DeNAベイスターズ 総年俸 19億5,960万円
 ランキングを見てお分かりの通り、カープのチーム総年俸はチーム年俸首位のジャイアンツを20億円も下回っている。それでも他を寄せ付けない強さを誇った2016年のカープ。エース・前田健太投手を擁しながらも、4位でシーズンを終えた去年までとの違いは何なのか?

カープを優勝に導いた原動力

 今月10日、25年ぶりの優勝を果たした広島東洋カープ。カープの大黒柱であった前田健太投手がドジャースに移籍し、前評判では2015年よりも厳しい戦いが予想されていた。しかし蓋をあけてみると、6月に11連勝を記録し、その後は首位を独走。マジック点灯から、12勝2敗と勢いそのままに優勝を決めた。

 今シーズンは、ベテランの黒田博樹投手と新井貴浩選手の活躍の他にも、前田健太投手の先発の穴を埋めた野村祐輔投手、さらには、現在打率ランキング2位の“神”ってる鈴木誠也選手をはじめとする、カープ打線の好調が大きな要因になった。

 この勢いのままクライマックスシリーズに突入すれば、日本シリーズ進出も難しくないだろう。そんなカープからはまだ目が離せない。

「カープ優勝」は300億円を超える経済効果

リーグ優勝がもたらした経済効果

 今回のカープの優勝によってもたらされる経済効果は、関西大学名誉教授で、経済学者の宮本勝浩氏の見立てによると、およそ331億円にも上るという。

優勝がもたらす経済効果内訳

  • 球場にくるファンの消費:51億円
  • 優勝セール(百貨店、飲食店):121億円
  • 選手、球団の収入:15億円
  • 地元のもみじ銀行の“カープV預金”:77億円
  • 優勝パレード:2億円
  • その他への波及効果:66億円
 ここ数年、テレビ番組などでもカープ人気から特集が組まれたり、全国的に人気が高まっている。カープ女子と呼ばれるファンの増加もカープを支える大きな要因となっている。

 今後、クライマックスシリーズ、日本シリーズと勝ち上がっていけば、さらなる経済効果をもたらすことは、間違いない。

歓喜に沸く広島

 カープが優勝した直後の10日。広島市内では人が溢れ帰り、商店街、繁華街ではファンたちのハイタッチの行列、広島駅では人に埋もれた。優勝を決めた試合の視聴率は広島地区で平均60.3%、最高視聴率71%と凄まじい数字を記録した。

 四半世紀ぶりの優勝ということも相まって、広島の街はお祭りムードとなっている。セール内容も凄まじく、優勝から3日間、A5ランクのステーキ無料の店が現れるなど、相次いでただ同然の値引き合戦が行われた。

過去の他球団優勝による経済効果ランキングトップ3

  • 第1位:阪神タイガース 1,455億円(2003年)
  • 第2位:読売ジャイアンツ 600億円(平均)
  • 第3位:福岡ソフトバンクホークス 403億円(2015年 ※日本一)
 上記には及ばないものの、2013年の楽天の優勝で盛り上がった宮城でも、経済効果はおよそ230億円ほどだった。こう見ると、今回のカープの優勝による経済効果は非常に大きいと言えるだろう。


 今回、広島東洋カープのリーグ優勝によってもたらされた、底知れぬ経済効果。今回の優勝で盛り上がった広島を見ていると、不景気なんてどこ吹く風だ。カープ優勝が広島にもたらした経済的波及効果は大きいうえ、明るいのも特徴。10月から始まるクライマックスシリーズ、日本一になれば32年ぶり。となれば更なる経済効果は確実。勢いに乗るカープに注目だ。

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