1. 既に病魔に蝕まれているかもしれない:あなたの“ビジネスライフ”に潜む健康被害

既に病魔に蝕まれているかもしれない:あなたの“ビジネスライフ”に潜む健康被害

既に病魔に蝕まれているかもしれない:あなたの“ビジネスライフ”に潜む健康被害 1番目の画像
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 読者の中には自分は肉体労働ではないから身体的な健康被害は関係ない、と考えている人も多いのではないだろうか。そんな読者に、知らぬ間に受けているであろう健康被害を、オフィス内と外回りに分けて紹介したいと思う。

知らぬ間にオフィスで起こっている健康被害

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ケース1:座りっぱなしによって起こっている健康被害

 アメリカの研究によると、座りっぱなしの時間が1日2時間未満の成人を基準にした場合、2~4時間未満、4時間以上と時間が増えるにつれて総死亡リスクが11%ずつ上昇するという結果がでた。座りっぱなしの生活は細胞の寿命や老化に関連する“テロメア”(染色体の不安定化を防ぎ、安定性を維持する働きをもつ)がどんどん切れて消耗されてしまうのだ。

 では座りっぱなしはなにがいけないのか。一番は筋肉が使われないことだ。それによって、カロリーを燃焼しにくくなるので、血液の流れが悪くなる。その影響から脳の機能も低下しやすくなり、内蔵が衰え、生活習慣病のリスクを高めることになる。長時間同じ姿勢でいることは、肩こりや腰痛を誘発する要因とさえなるのだ。

基本対策

  • 少なくとも1時間に1度は、立ってストレッチをする。
  • 取り入れても良さそうなら、スタンディングデスク(イスに座らずデスクワーク)を数十分間行うと良い。
  • オフィスチェアにあった低反発のクッションもオススメ。

ケース2:コンピューター画面を見続けることによって起こる健康被害

 コンピューター画面の見過ぎは、目や睡眠に悪い影響を及ぼす。悪影響を及ぼす大きな原因として液晶画面から出る“ブルーライト”がある。380nm〜500nmの短波長のことで、紫外線にとても近い領域のエネルギーを持つ光だ。目の瞳孔を酷使するため、目の筋肉を非常に使うことになる。強いエネルギーを持つため、角膜や水晶体で吸収されず、ストレートに網膜に達してしまい、網膜の黄斑が傷つき眼病にかかりやすくなる。
 
 さらにブルーライトを長時間浴びていると、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されにくくなり、睡眠障害を起こしやすくなる。

基本対策

  • ディスプレイの青色の輝度を下げる。
  • ブルーライトをカットするスクリーンプロテクターを付ける。
  • ブルーライトをカットする眼鏡をかける。

ケース3:オフィスに居ることによって起こっている健康被害

 EPA(アメリカ合衆国環境保護庁)によると、意外なことに、室内の空気は最悪の場合、外気より100倍、汚れている可能性があるという。気密性の高い現代の住居は空気の循環が悪くなりがちだ。あまりエアコンが手入れをされてないと、カビなどのウイルスに汚染され、シックハウス症候群(室内で起こる、倦怠感や頭痛、呼吸器系の体調不良の総称)の原因になる。

基本対策

  • こまめに窓をあけ換気をする、部屋の清潔を保つ。
  • 消臭剤や殺虫剤、タバコなどの空気を汚す恐れのあるものの使用は極力控える。

知らぬ間に外回りで起こっている健康被害

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ケース1:紫外線による健康被害

 紫外線は短波長エネルギーの高い光だ。“日光消毒”という言葉があるように、殺菌効果があるほど強い。適度に浴びる分にはビタミンを生成する手助けになるが、浴びすぎると、シミ、そばかすのみならず、白内障を始めとする眼病や紫外線アレルギー、皮膚がんなどを引き起こす原因となる。紫外線を浴びる目安としては、晴れた日なら15分も浴びれば十分である。

基本対策

  • 睡眠をしっかりと取り、ビタミンB、C、E、βカロチンを含む食品(ピーマン、みかん、ごま、ほうれん草、にんじんなど)を接種し、メラニンを増やさないように心がける。
  • 日焼け止めを塗りUVケアをする。(SPFが強すぎると反って肌を傷める可能性があるので日常生活で使う分にはSPF20以下で十分)

ケース2:固い革靴を履くことによって起こる健康被害

 外反母趾、内反母趾(足の指が変形してしまう症状)などはヒールを履く、女性特有のものと思われがちだが、外回りが多く、固い革靴を履く男性にも多くみられる症状だ。痛みを我慢するだけでなく、血流の悪化から、むくみや肩こりなどの原因ともなり、自律神経失調症を誘発する原因となる。

基本対策

  • 何足も履き比べ、自分の足の形にあった靴を選ぶ。
  • 足の筋肉をつける。(足の指をグーパーさせる)

ケース3:秋、春に高濃度になるPM2.5によって起こる健康被害

 近年取りざたされているPM2.5は偏西風の吹く秋と春に中国からやってくる。PM2.5は直径2.5μm(1mmの1000分の1)以下の非常に小さな粒子で大気中の化学反応によって生成される。非常に小さな粒子のため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させる。さらにPM2.5には血液を凝固を促す作用があるため心疾患のリスクも高めることとなる。

基本対策

  • 秋、春は特にマスク着用を心がける。
  • 一つの目安としての 1 日平均値 70µg/m3 を超えた場合は外気に触れる時間を極力短くする。


 今回はビジネスライフで知らぬ間にもたらされているであろう健康被害をオフィス内と外回り別に紹介した。読み進めていくと、かなり深刻な被害をもたらす可能性があることに驚いた読者もいるのではないか。だがどれも基本的な対策をしっかり取れば未然に防ぐことができる。この記事を参考に健康被害とは無縁のクリーンなビジネスライフを送ってほしい。

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