1. 「ラーメンの麺はたったの60円」:知ってはいけない、驚きの「食品の“原価率”」

「ラーメンの麺はたったの60円」:知ってはいけない、驚きの「食品の“原価率”」

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 “居酒屋に行ったら、一人5,000円”とはよくあることだ。だが、何気なく飲んでいるお酒や口にしている食品の原価をご存知だろうか? 今回は、食品の意外な原価について紹介していきたい。先入観を覆すような値段にあなたも驚きを禁じ得ないだろう。

あの食品の原価とは? 支払額と原価の差額を究明!

ビールはワインや日本酒よりも原価が高い

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 まずは居酒屋や外食時に飲むお酒の原価から見てみよう。一般的な飲み放題のメニューの中で原価率が高いのは、瓶ビール、生ビール、ワイン、日本酒の順だといわれれている。

 ビールの樽は数日以内で消費する必要があるため損失リスクがある。そのため、一概には言えないが、居酒屋では生ビールを20リットルの樽を9,000円前後で仕入れる。すると一杯の原価は200円弱になる。更に泡の分を引くと、ジョッキ1杯分あたり150円位になるのだ。

 グラスワインの場合、仕入れの2〜3倍で販売。グラス販売を考慮して、原価率は約25〜60%(利益率40〜75%)である。日本酒は、物によりかなり利益率は変わってしまうが、原価率30〜50%(利益率50〜70%)が多い。

麺はたったの60円!

by MistDewing
 600円のラーメンで原価は200〜300円。麺が60円で、タレは醤油(濃口・薄口)やみりん、砂糖、グルタミン酸ソーダ、香油などで、1杯あたりの原価は大体10円~15円程度になる。スープに関しては、使用食材の質と量によって原価が大きく異なるが、醤油ラーメンで約50円、とんこつラーメンで約100円、味噌ラーメンで約120円程度が一般的と言える。ちなみに具の中で原価が一番高いのがチャーシューだ。

 なぜ味噌ラーメンのタレとスープの原価が高くなるのかというと、味噌ラーメンは一杯あたりのスープの量が一番多くなるからだ。とんこつラーメンは浅めの丼にスープを入れるため、量は300cc程度ですむが、味噌ラーメンは1.5倍の450ccものスープが必要となる。

 具材に関しても、味噌ラーメンは80円程度と原価が高め。炒めたもやしやキャベツなど、野菜を沢山盛ることが多いためである。

ピザの原価は300円!?

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 Mサイズ(=直径25cm)で1,800~2,800円程度の価格帯が一般的であるとすると、一番安いピザで原価は300円程度になる。使われる食材の中で値段が高いのはチーズくらいで、そんなチーズはMサイズで100円前後かかる。

 チーズに次いで高いのがベーコンやウインナーなどの肉類。サラミは1枚3~5円で、ふんだんに盛るピザだとチーズ以上の原価になってしまうこともある。

 野菜では、ピーマンが意外と高い。Mサイズ1枚に約15グラムを乗せて12~13円。1枚あたりの原価は玉ねぎの3倍になる。子供に人気のあるコーンは1枚に80グラムで約18.5円、マヨネーズは25グラムで約15円といったところだ。

意外な原価率が低いランキングBEST3

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1位:ハーゲンダッツ(バニラアイスの場合)

 原価が30円と低め。食料の原価以上に温度管理などにコストがかかってる。価格が約270円(バニラアイスの場合)とすると、原価率10%になる。

2位:コーヒー(喫茶店等)

 ブレンドコーヒー1杯あたりの原価は豆が20円、その他を合わせて40円程度。一杯300円で提供していると仮定すると、原価率が13%に相当する。

3位:カレー(飲食店等)

 ライスの原価は、一人前200gで50円前後。意外にも業務用レトルトルゥを使うことで一人前約60円で調達することが可能になる。ライスと合わせても原価は100円程度。独特の加熱臭(レトルト臭)を消すために鍋で温め直し、市販のカレー粉を少しまぶして臭いを消すなどして提供する。

 喫茶店や定食屋の安価なカレーはそうした作り方が多いが、カレー専門店など、スパイスにこだわっている店ではライスを合わせて原価が200円を超えてしまうことがあるため、一食1,000円になったりする。喫茶店での平均メニュー価格500円とすると原価率約20%になる。

cf:うまい棒

 一本7~9円、平均価格が9〜11円。間を取ると原価率80%と非常に高い。そのため、原価が基準よりも高くなってしまうときは少しうまい棒の長さを変えたり、会社自体が工場を持たずに直接工場と契約するなどの工夫をしている。


 いかがだっただろうか。意外にも原価率が低いことに驚く食品もあっただろう。値段に雲泥の差があるハーゲンダッツとうまい棒だが、その原価率はうまい棒が10円程度、つまりハーゲンダッツの1/3だったことは衝撃の事実だ。

 普段自分が食べている食品を調べてみたら、意外にも原価率が高かったり、見た目よりも低かったりするかもしれない。そんな食品の世界を少し覗いてみるのは、恐怖体験だが楽しみが勝ることとなるだろう。

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