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家にいながら仕事が捗る“魔法の空間”:プライベートも守れる「ワークスペースのつくり方」

Kashiwagi Sawako

2016/08/10(最終更新日:2016/08/10)


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 仕事を社外でする機会はあれど、自宅で仕事をしようとしてもテレビや雑誌などの誘惑が多く、結局カフェやファミリーレストランに入るというビジネスマンも少なくないのではないだろうか。

 しかし自宅外では人目も気になり、十分に集中して仕事には励めないだろう。そこで提案するのが、人目を気にする必要のない自宅にワークスペースを作る、ということである。少しの工夫で気が散らずに集中でき、かつリラックスして臨むことができれば仕事の効率も上がるはずだ。

 コーディネートの例を参考に、自宅に自分だけのワークスペースを作ってみてほしい。

ワークスペースとは何か

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 そもそもワークスペースとは、勉強や仕事などで使うスペースを意味する言葉である。書斎と同じ意味として扱われることもあるが、書斎は仕事をする「部屋」なのに対し、ワークスペースは仕事をする「場所」である。書斎ほど大きな場所をとらず、ある空間の中の一区画に作れるものがワークスペースだと捉えればよい。

 仕事机とイスを用意し、それを部屋の隅にでも設置して、あとは筆記用具やパソコンなど、人によって必要なものを置けばワークスペースは完成だ。

仕事の成果を上げるワークスペースとは

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 狭い場所にいると落ち着くという人は多いだろう。これは人間の本能からくるもので、狭いところにいれば外敵から襲われる心配も少なくなるからなのだそうだ。逆に、視界のひらけた場所にいると自分の把握できない空間が増えるため人間は不安を抱くという。

 この本能から、人間は狭い場所にいた方が集中して物事に取り組めると言われている。さらに、狭いところでも物が多く置かれていたりその空間に色彩が多くあると、目に入る情報が多すぎて気が散ってしまう。

 これらのことから、成果を上げるワークスペースには「広すぎない」・「簡素である」と二つの条件が求められることが分かる。

「効率を上げるワークスペース」の工夫とインテリアコーデ5選

目の高さより上に収納ボックスを置く

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出典:roomclip.jp
 デスクと小物がモノトーンで統一されたインテリアコーディネート。こちらの写真では机の上に物はほとんど置かれておらず、目の位置より上に収納ボックスを置いているため視線の注意が逸れず、仕事に集中できるようなインテリアになっている。

 写真では同じデスクが二つ垂直に並べられている。このようなL字の形になったデスクは一般的なデスクより手元面積が増えるため、手元を広くしたいという人にオススメ。また、使っていない方の机にカフェセットを置いたりプリンターを置いたりという使い方もある。広いスペースなので腕に当たって邪魔になるということもない。

仕事で使うものをすぐ取れるように机に棚をつける

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 物をあまり置くべきではないが、仕事で使うものが手のすぐ届く位置になければ不便だ。離れたところにいちいち取りに行っては集中が切れてしまって元も子もない。しかし机と棚が一緒になっていればそのような心配は無用。このように机が広く、物が置かれていなければ気が散るということもないだろう。

 大量の資料を読みながら作業をしたい時でも棚付きなら安心。机の上を散らかすことなく快適に作業ができる。

 また、この写真のように窓際に机を置くと自然光で手元が明るくなるため、蛍光灯などの人工光だけでは目が疲れてしまうという人におすすめしたい。

壁を利用してプライベートとの境界線をつくる

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 こちらの写真では元からある壁をうまく利用し、壁と壁のサイズ幅に合った机を設置してワークスペースを作っている。すぐ隣はクローゼットになっているが、壁をはさむことによって視界を遮り、プライベートとの境界線を引いている。

 壁に机をはめ込む形のワークスペースは壁伝いにコードの配線を処理できるため、コードの線で机周りが汚くなることもない。日頃から電子機器を多く扱っている人は壁沿いに机を置こう。

クローゼットを利用したワークスペース

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 うまく仕切りになるような壁がないという場合、クローゼットをそのまま使うという手もある。その例がこちら。仕事をするときはクローゼットについている扉の部分が壁がわりになり、視界を遮ってくれる。クローゼットの幅に合う机を用意する必要はあるが、仕事をしないときは扉を閉めてプライベートと仕事のスイッチの切り替えが簡単にできる。

 手元は広くないため書く作業にはあまり向かないが、このスペースの秘密基地のような外観や、邪魔なものをシャットアウトできるミニマムな空間はこれ以上ないほどよいワークスペースだと言えるのではないだろうか。パソコン作業の多いビジネスマンにおすすめしたい。

自分で仕切りを置く

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 ちょうどいい壁もクローゼットもない場合は自分で壁を作ってしまうのも手だ。こちらの写真は占有スペースが広めだが、机の大きさに合わせてもう少し小さくするのもいいだろう。壁にホワイトボードもついており、メモが取れるようになっている。普段は紙にメモを書いているが、よく失くしてしまったり紙が多すぎて邪魔だという人にオススメだ。

 分かりづらいかもしれないが、こちらもL字デスクになっている。仕事でパソコンも使い、書き仕事もある人も多いだろう。そんな人でもL字デスクなら一面はパソコン用、一面は手元を広くした書き作業のしやすいスペース、といった具合に両方の作業が快適にできるスペース作りができる。


 自宅につくれるワークスペースの例を5つ紹介した。気に入ったコーディネート例はあっただろうか。自宅に愛着のある場所があると、そこにいるだけで仕事が捗るものだ。人目を気にせず、自分だけの「城」で仕事を楽しもう。

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