1. “靴下だからと侮るなかれ” 素材・デザインで選ぶ「ビジネス靴下」

“靴下だからと侮るなかれ” 素材・デザインで選ぶ「ビジネス靴下」

出典:boardroomsocks.com
 スーツスタイルのとき、ふとした瞬間に何気なく覗く靴下は意外と人から見られている。あなたの靴下の選び方は間違えていないだろうか? 今回はスーツを着た際の靴下の合わせ方、おすすめの靴下をご紹介しよう。

おさえておくべきビジネスシーンでの靴下の選び方

靴下における西洋と日本の文化の違い

出典:blacklapel.com
 日本では「靴下」と表記するように、靴下をただの下着であると捉えている人が多いのではないだろうか? しかしながら欧米諸国では靴下はファッションの一部であると見られている。

 スーツの起源は15、16世紀のヨーロッパと言われており、日本では19世紀の文明開化と共にスーツが一般化された。西洋においては年代によってデザインも変化し、ファッションアイテムとしての地位を確立したのだ。しかし、日本は急激な西欧の文化の導入によって靴下はスーツを着る際に履く脇役と捉えられたため、靴下本来の歴史やマナーが見落とされて広まってしまったという。

 また、日本には西洋と違い畳の文化があるため、旅館や居酒屋など靴を脱ぐシーンが多い。それゆえ、消臭機能などの機能面を追求するのも日本の特徴である。

 靴下をないがしろにしがちな日本人だが、西洋に比べて日本は靴下が表にでる機会が多いため、靴下にまでぜひ気を配ってほしい。

正しい靴下の選び方

 正しい靴下を選ぶ時のポイントとして、派手すぎる色、白色の靴下はビジネスの場では不向きとされており、柄物の靴下を選ぶ際は大きすぎないものを選ぶのがよいとされている。

 また、スーツの裾が上がった際に素肌が見えないように考慮するのがマナーとされているため、長さは短すぎず、厚さも透けない程度のものを選ぶといいだろう。

靴下素材のメリット・デメリット

 靴下には色やデザインだけでなく素材によって機能や効果がある。よく靴下に使われる素材のメリット・デメリットを紹介しよう。

ウール

 ウールは羊の毛からとられた動物繊維で肌触りがよく温かいのが特徴。

 メリットは抗菌防臭効果があり、濡れてもすぐに乾く点が挙げられる。一方デメリットとしてフェルト化してダマになったり熱に弱い点がある。

カシミヤ

 カシミヤはカシミアヤギの毛で織った動物繊維、保湿性、保温性に優れていて比較的高価格だ。

 メリットは軽くて上品な光沢があって肌触りが良い点が挙げられ、デメリットは価格が高く生産量が少ないということがある。

コットン

 コットンは綿の種から取れる植物繊維で柔らかいのが特徴

 メリットは肌触りが良い、洗濯に強いなどが挙げられる。そして、デメリットとしてシワになりやすく、一度濡れると乾きにくいという点がある。

アクリル

出典:www.aksa.com
 アクリル繊維は石油原料とする合成繊維で羊毛に肌触りが似ている特徴がある。
 
 メリットは強度が強く、軽くて柔らかい。またカビや害虫に強い点が挙げられる。デメリットは毛玉になりやすく、静電気が起こりやすい点が挙げられる。

シルク

 シルクは繭玉から作られる植物繊維で天然の抗菌効果、静電気防止、UVカット効果がある特徴がある。

 メリットは吸湿性、放湿性がある、光沢のある質感がある点が挙げられる。デメリットは洗濯を重ねると固くなってしまう、紫外線で色が変化してしまう点が挙げられる。

デザイン別でみる靴下

 上記のようにスーツに柄ものや、色ありの靴下を合わせる際は、大きすぎる柄や派手な色は避け、ほどよい大きさの柄もの、差し色として落ち着いた色の靴下を合わせてあげるとよいとされている。

差し色使いコーデ

 無地単色の靴下だが、スーツの色に合わせて靴下に色味を持ってくることで、差し色としてファッションに取り入れることができる。
 
 グリーンの他にも、深いブルーやボルドーなどもシックな印象で、使いやすい色になっている。

トラッドスタイルに

 リブの入った靴下は、茶色やカーキなどの渋い色や、ベーシックな黒、紺、グレーでも縦にストライプが入ることでシンプル過ぎることなく履くことができる。

 リブのストライプなら普段、柄やデザインのある靴下を履かない人でも挑戦しやすいデザインだろう。また、リブ自体の太さや編み方の違いを楽しむことができる。

遊び心をプラス

 ドットや小さい柄を取り入れることで、足元が華やかになり、無地の靴下とは印象を変えることができる。

 はっきりとしたストライプなどのデザインが施されたスーツに合わせる時は全体的にポップな印象になりすぎてしまう場合があるのが注意すべき点だ。無地のものや、柄がはっきりと出ないスーツに合わせてあげるとワンポイントになり、より一層おしゃれに履きこなすことができる。

オシャレ上級者に

 ダイヤ柄やアーガイル柄のデザインの靴下は全体的にラインが入っているデザイン性のある靴下。

 選ぶとき色味によっては派手になりすぎたり、カジュアル寄りになってしまう可能性がある。カラフルなものは避けて選ぶことでシンプルだがアクセントとして使うことができる靴下だ。

おすすめビジネス靴下ブランド

Tabioの無地靴下

出典:tabio.com
 タビオの靴下はカラーバリエーションも豊富。綿100%だと伸縮性を持たすのが難しいが、タビオの靴下は伸縮性があり履き心地も良い。綿以外にも沢山の素材の靴下があるため、自分の好みの素材と色味の靴下を探すことができる。

HALISONの小紋柄靴下

 控えめな小紋柄の上品なデザイン。色の種類も豊富なので違った雰囲気も楽しむことができ、差し色に使うこともできそうだ。靴下の形もふくらはぎ部分に膨らみを持たせたデザインなどがある。

PAUL SMITHのストライプ靴下

 このポールスミスのストライプ靴下はストライプ部分が美しいグラデーションになっているのが特徴。カラフルなデザインで上品さと華やかさを兼ね揃えた靴下である。

ユニクロのチェック柄靴下

出典:www.uniqlo.com
 リンクス編みで繊細なチェック柄の靴下。ユニクロは比較的低価格なので沢山欲しい時に便利なブランドだ。低価格ではあるものの、消臭機能もしっかり備わっている靴下である。


 靴下を選ぶポイントをお分かり頂けただろうか? 靴やスーツだけでなく、靴下にまで気を配る余裕が持てたら、スマートな生活を送れるだろう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する