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洗濯乾燥機の電気代は馬鹿にならない? 電気代を節約する洗濯術!

粕谷満子

2016/12/21(最終更新日:2016/12/21)


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出典:www.techgyd.com
 洗濯乾燥機が世の中に出て久しい。洗濯から乾燥まで、一台ですべてやってくれるこの製品は、非常に便利な反面、やはりそれなりに電気代を使ってしまう。そこで今回は、洗濯乾燥機を使うと具体的にはどれくらいの電気代が発生し、それを抑えるためにはどのような工夫ができるのかについてまとめていこうと思う。すでに洗濯乾燥機を使用している人も、これからの購入を検討している人もぜひチェックしてほしい。

洗濯乾燥機の電気代はどのくらい?

 そもそも洗濯乾燥機はどれくらいの電気代がかかるのだろうか。まずはこれをシミュレーションしてみようと思う。洗濯容量が9kgのドラム型洗濯乾燥機で、乾燥方法がヒーター乾燥の場合、脱水時までにかかる電気代が1.7円で、乾燥にかかる電気代は46.9円である。実に30倍近くの電気代がかかっていることになる。実際の運用具合によって総電気代は変化するにせよ、一度の洗濯・乾燥における電気代の内訳を実感するには十分すぎる数値ではないだろうか。

電気代を節約する洗濯術!

 では、このように結構かかってしまう電気代を節約するためにはどのような工夫ができるのだろうか。洗濯をする際にできる工夫を紹介しよう。まずは、乾燥をかける前に、洗濯の脱水の時間を長くするというもの。衣類に残っている水分量を極力少なくすることで、乾燥の時間を短くすることができる。今からでもできるので試してみよう。

 もう一つは、一度に一定量の洗濯と乾燥を行うことである。洗濯も乾燥も、もちろん容量ぎりぎりまで衣類を詰めて行うのは効率が悪くなってしまうが、少なすぎてもこれは効率が悪い。実は中身の8割ほどの量で常に洗濯や乾燥を行うようにするのが一番節電につながるので、これも是非心がけておこう。

電気代を抑えるおすすめの洗濯機は?

 最後に、洗濯乾燥機のタイプによっても電気代が異なってくるということを伝えておこう。そもそも洗濯機は形と乾燥方法によって3タイプに分けることができる。一つは縦型ヒーター乾燥タイプ、二つ目はドラム型ヒーター乾燥タイプ、三つめはドラム型ヒートポンプ乾燥タイプである。

 まず縦型・ドラム型の違いから説明しよう。縦型での乾燥は、衣類を横回転させながら撹拌し、そこに温風を当てて乾燥させていくスタイルになる。乾燥効率はあまりよくなく、衣類がしわになりやすい。一方のドラム型は、ドラムの回転の途中で衣類が上から下に落ちるときに温風を当てて乾かす方法を採っている。縦型に比べて乾燥効率が良く、衣類もしわになりにくい。この二種を比較した場合、ドラム型の方が乾燥には適していると言えよう。

 そして乾燥方法の違いについて見ていく。ヒーター乾燥は文字通り、ヒーターから温風を出すことで温める方法である。これは衣類に直接高温の風が当たるので、衣類が傷みやすいことが懸念される。もう一つのヒートポンプ乾燥であるが、これはヒートポンプによる比較的温度の低い温風で温める方法である。比較的低温なため、衣類の傷みは軽減される。さらにこの方法は熱交換により衣類を温めているので、温風を生み出す分の電力消費が抑えられ、省エネに適している。

 つまり、洗濯乾燥機の電気代を抑えるという観点で言うならば、おすすめなのはドラム型洗濯機で、乾燥タイプがヒートポンプ式のものということになる。

 
 洗濯乾燥機は非常に便利な家電アイテムだが、それなりに多くの電力を要するものだということを改めて覚えておこう。そしてその電力を極力抑えるにはどうすればいいか、この記事を参考に是非知識として頭に入れておいてほしい。皆さんの生活に少しでも役立てれば光栄である。

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