1. あなたはどんなとき幸せですか? 世界の幸福度の高い国ランキングTOP10

あなたはどんなとき幸せですか? 世界の幸福度の高い国ランキングTOP10

出典:www.telegraph.co.uk
 私たちの住む日本は、先進国の中で幸福度がかなり低いということをご存知だろうか。飽食暖衣のうえ、治安が極めてよいのに、なぜ日本人は「幸福だ」と感じないのだろうか。では逆に、幸福度の高い国はどんな国なのだろう? 今回は、「世界」の幸福度の高い国トップ5を、国連が発表した2016年度版“世界幸福度ランキング”を参考に紹介したい。

世界の幸福度の高い国ランキング

 始めに、10位〜6位までざっと紹介する。

第10位:スウェーデン

 北欧の国スウェーデンがランクイン。福祉大国として有名なスウェーデン、日頃お世話になっている人も多い、IKEAやH&Mなどもスウェーデン発祥の会社だ。近年では大ヒット映画“アナと雪の女王”の舞台にもなった国だ。

第9位:オーストラリア

 グレートバリアリーフやエアーズロックなどスケールの大きい大自然に恵まれた国。コアラやカンガルーなどの動物はあまりにも有名だが、近年では、2009年のリーマンショックの影響を免れた唯一の国として有名だ。

第8位:ニュージーランド

 人より羊の多い国として有名なニュージーランド。近年の日本でのラグビー人気から、オールブラックスなどの人気チームでご存知の方も多い国だ。語学留学する日本人も多い人気の国。

第7位:オランダ

 チューリップやオランダの生んだ巨匠ゴッホで有名な国が第7位にランクイン。知っている人は少ないだろうが、パートタイムで働いている人の割合が男女ともに高い国で、EUの中でも労働時間が少ない国だ。

第6位:カナダ

 国民性が大きく関わっているだろう。カナダはアメリカにも負けず劣らずの移民国家で、幅広い人種の人がお互いを認め合い暮らしている。さらにベストカントリーランキングでも、第2位に入るほど住みやすく人気の高い国だ。

世界の幸福度ランキング 第5位:フィンランド

出典:qz.com
 世界の幸福度ランキング第5位は、日本から一番近いヨーロッパの国、フィンランドだ。国土のほとんどが、森や湖の自然豊かな国である。フィンランドサウナや、日本でも人気のムーミンが生まれた国だ。

フィンランドの幸福度が高い3つの要因:①教育水準の高さ、②労働条件のよさ、③安価で質のよい医療

 ①教育は、社会福祉が充実していて、授業料などが無償されており、各家庭の収入差に関係なく、質の高い教育を受けることができる。さらに宿題やテストなどがなく、こども個人を重視した教育方針だ。
 
 ②労働は、勤務時間を短くすることで集中力アップやストレス軽減につながり、生産効率を上げている。そしてジェンダー・ギャップ指数(経済・政治・教育・健康維持の4項目を算出根拠に女性の地位を分析したもの)が世界的に高い国だ。

 ③医療は、安価で公的な医療機関を利用できる。妊婦などには出産までの医療費の無償化や、マタニティグッズの「アイティウスパッカウス」が無料で配布される。

世界の幸福度ランキング 第4位:ノルウェー

出典:happyplanetindex.org
 世界の幸福度ランキング第4位は、ノルウェーだ。スカンディナビア半島の西側に位置するノルウェーは、息をのむような美しさのフィヨルド、そして画家ムンクの生まれた地だとして有名だ。

ノルウェーの幸福度が高い2つの要因:①犯罪率の少なさ、②社会保障の充実

 ①ノルウェーの犯罪率の少なさは有名で、世界一囚人の少ない国と言われるほどだ。

 ②社会保障の充実は、国民は、年金のほかにも、労災、疾病、妊娠、出産、葬儀などに関わる給付を受けることができる。世界有数の高福祉社会国家だ。年間の労働時間も1400時間ほどで、日本と比べて、300時間強も短い。失業率も3〜4%と低い。
 そして、こちらもジェンダー・ギャップ指数の高さが世界有数だ。

世界幸福度ランキング 第3位:アイスランド

出典:blog.malloom.com
 世界幸福度ランキング第3位は、ヨーロッパの北大西洋上に位置する国、アイスランドだ。漁業が盛んで、日本と同じく、火山が多く、オーロラや世界最大の露天風呂、Blue Lagoon(ブルーラグーン)が有名な、自然豊かな国である。

アイスランドの幸福度が高い2つの要因:①労働環境のよさ、②教育水準の高さ

 ①アイスランドもやはり、ジェンダー・ギャップ指数が高く、女性が生きやすい国ランキング1位にも輝くほどだ。さすがヨーロッパで初の女性大統領が誕生した国である。そして男女全体でみても、アイスランド人は、80%もの人が支払われた賃金に相当する仕事をこなしている。

 ②アイスランドは教育水準が非常に高い。教育機関への公的支出割合が非常に高いことも要因だ。学習面ではインクルージョン(障がいを持っている子も、同じ環境で学習すること)な教育方針が取られ、補助を必要とする生徒のいるクラスでは、先生のほかにアシスタントを付けられるなどされている。

世界幸福度ランキング 第2位:スイス

出典:www.cnbc.com
 世界幸福度ランキング第2位は、ヨーロッパの中央に位置する永世中立国スイスだ。マッターホルンなどの雄大なアルプスがあり、水や空気がキレイで有名だ。アルプスの少女ハイジはあまりにも有名だ。

スイスの幸福度が高い3つの要因:①労働環境のよさ、②教育水準の高さ、③優れた医療制度

 ①失業率が非常に低くなんと、3%ほどだ。ジェンダー・ギャップ指数もやはり高い。フランクミュラーなどのような、高付加価値の商品に絞られた経営戦略により、高賃金の経済を作り、高物価でも経済の安定を生んでいる。

 ②教育水準が高く、安価で質のよい教育を受けることが出来る。特にイノベーションの分野に強い。その背景には、義務教育後に、普通の高校などのほかに、職業訓練教育コース(専門職)という教育コースを受けることが出来るからだ。

 ③スイスの優れた医療保障は有名で、国民は基本医療保険への加入が義務付けられてており、国は保険料の支払いが困難な低所得者に補助をしている。経済状況に関わらず保障を受けることができるのだ。補助額はスイスのGDPの約1割を国民医療費に支出している。

世界幸福度ランキング 第1位:デンマーク 

出典:www.aljazeera.com
 世界幸福度ランキング第1位は、ヨーロッパの北に位置する、デンマークだ。人魚伝説やアンデルセンの童話、レゴで有名な国である。

デンマークの幸福度が高い3つの要因:①住みやすさ、②教育制度、③医療サービスの充実

 ①デンマークは世界でも随一の住みやすい国だ。首都コペンハーゲンは、世界の住みやすい都市ランキング1位に輝いた。交通機関が充実しており、公共交通が24時間の公共交通機関があるほどだ。

 ②教育制度は、学費が無料で、小学校、中学校ではテストなどがなく、能力の優劣は付けない教育方針。自主性を重んじていて、受動的に学ぶのではなく、能動的に自分の学びたい分野を学んでいくのも大きな特徴だ。

 ③医療費が無料だということにも驚かされる。治療費が高額な場合もすべて無料になり、場合に応じ、高度な治療も受けられる。

ヨーロッパ諸国の幸福度の高い理由:総括

  • 労働環境のよさ、住みやすさ
  • 安価で質の高い医療サービス
  • 社会保障制度詰め込み型ではない教育、教育水準の高さ

私たちの住む日本の幸福度ランキングは?

出典:www.dailymail.co.uk
 では私たちの住む日本は何位なのか? 2016年現在、第53位だ。日本は、治安もよく、経済レベルも高い。食事の質も世界随一だ。だがしかし自殺率は世界第4位と先進国内でも非常に高い。しかも国内の新卒者の3年以内離職率は15%強で、要因としては、仕事の量と労働時間による過酷さが大きい。幸福度は、現在の暮らしにどれほど満足しているかどうかだ。

 今すぐ労働環境を劇的に変えることは不可能ならば、まず、心の中から変えてみたらどうだろうか? ささいなことから幸福を感じられるようになれば、私たちの住む日本も、幸福度の高い国になるだろう。

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