1. 元リクルート最年少執行役員 Kaizen須藤氏が語る「次の10年で活躍するために不可欠なスキル」

元リクルート最年少執行役員 Kaizen須藤氏が語る「次の10年で活躍するために不可欠なスキル」

 「いつでもどこでも明日を変える最高の学びを」をコンセプトに新しい形の学びを提供するオンライン講座サービスのUdemyと「仕事を楽しく、毎日をかっこ良く。」をビジョンに掲げるU-NOTEがタッグを組んで送る本企画。今回は、今から3年ほど前にスタートアップ界に彗星のごとく現れた、元リクルート最年少執行役員である、Kaizen Platform, Inc.(以下Kaizen)のCEO須藤憲司氏のもとを訪れた。

Udemyとは

  「Udemy(ユーデミー)」は、世界1,100万人が受講するアメリカ生まれのオンライン講座サービス。日本のマーケットでは、まだ展開されたばかりにもかかわらず、すでに爆発的に売れている講座も台頭してきている。5〜10分の動画で通勤時間でも効率的に学べるため、日々忙しいビジネスマンにピッタリのサービス。

 本記事内で紹介している講座は、U-NOTE読者特別価格として50%OFFでの購入が可能なものもある。*割引期間は9月9日(金)まで。


 ーーWebサイトのユーザー・インターフェース改善を実現する「Kaizen」の勢いが止まらない。

 創業3年ほどで社員100人を超える会社にまで成長し、2016年1月末時点では累計導入社数が200社を超え、人材・不動産・金融・EC を中心とするWebサービスで、これまでに2.2億ドル(約240億円)を超える売上改善を実現しているという。

 新卒でリクルートに入社、執行役員にまで登りつめ、スタートアップで世界と勝負する須藤氏は、若手時代からどんなストーリーを歩んできたのか。U-NOTE読者に多い若手人材が、「次の10年で活躍するために必要なスキルは何なのか」、須藤氏に伺った。

須藤氏が考える「次の10年で活躍するために不可欠なスキル」とは?

 僕が考える「次の10年で活躍するために不可欠なスキル」の話をするなら、それって僕がKaizenというサービスを作ったことにそもそも繋がるんですが、高速でPDCAを回せたらもっと効率よく仕事が進むと思ったんですよ。

 具体的には、マーケティング担当と開発担当で分離していたプロセスを一人で回せるようになったら、自分で分析から改善まで持っていける。完全に自走できている状態ですよね。

 例えば、サイトのログデータを見て、ユーザーが離脱しているページとその離脱ユーザーのLTV(顧客生涯価値)を仮説に基づいて分析してみると、実際に離脱が多いページではなく、全く違うページでの水漏れを防いだ方がLTVの改善では効率が良いことがわかりました。これも、「あれ? これってどうなってるんだろう?」と思った時に、自分でデータを触ってみれば気づけることだと思います。その肌感覚を自分で持つことは、業務の上でとても重要だと思います。

須藤氏の考える「今後10年で活躍するために不可欠なスキル」

 だからこそ、僕が考える「今後10年で活躍するために不可欠なスキル」は“自走できるスキル”です。具体的に挙げるとすると、R言語HTML5Googleアナリティクスコピーライティングなど ですね。今後も普遍的にデータから仮説を導き出したり、その仮説を基に施策や企画を立案し、合意形成・意思決定をして、実行し、その成果を検証するということは必要不可欠と思われるので。 これらを最低限身に付けておくことで、自走できる人材に近づけるようにと思います。

 ――そう語る須藤氏、須藤氏が「自走できるスキル」を不可欠なスキルと考えた背景には彼のこれまでの経験や働き方にある。

「10年目の人を1年で抜こうと思った」:新卒でリクルートに入社

 普通選考の面接って3回くらいだと思うんですけど、僕、9回面接をされているんです。たぶん、心配だったんでしょうね。「こいつ採用して大丈夫か」って。もう9回目の面接では「落とせるもんなら落としてみろ」と思ってましたね(笑)。

 入社当時配属された部署は歳が近い先輩がいなくて、10年目くらいの大先輩ばかりでした。そこに配属されて最初に決めたことは、“10年目の人たちを1年で追い抜く”ということ。先輩たちは、その10年で自分で失敗しながら学んできたわけで、それを1年でキャッチアップできなかったら、なんのためにいるんだろうって思いましたね。

同期に勝てないと思ったとき「ひとりブラック企業」になるほど仕事の量を増やした

 入社1年目で特許を5個くらいとっちゃうような、歴代でも群を抜くほど優秀なやつが同期にいて、性格もいいときた。これは人間的にも仕事でも勝てないと思ったんですよ(笑)。だから上司にお願いして、仕事量を3倍にしてもらいました。これはめっちゃ仕事をするしか生きる道がない、とにかく量をこなさなきゃいけないと思って。

 当時、一人で30誌担当していたので、1時間の商談で全部の話をまとめるには、1つの商談を約2分で勝負をかけなきゃいけないわけですよ。めちゃくちゃ準備をしたり、いろんな情報を全部暗記をしたりしていましたね。でも、3ヶ月もすると慣れてくるんですよ。余裕もでてきて、毎晩2〜3時までかかっていたのが、普通に終わるようになったんで、「あ、これ合コンいけるじゃん」って。

 だから量をこなすって大事だなと思いました。仕事の量が質に転化するっていうことを信じてやっていた。よく言うじゃないですか、「仕事のクオリティが〜」とか。でも、最初からクオリティとかないわけです。なぜなら、ド素人だから。単純なことでも、できることをとにかくやろう、これを心がけていました。

量が質に転化する瞬間 

 情報を丸暗記していたって言いましたけど、たくさんの雑誌を担当していたので、全国のコンビニの店舗数とか自分の雑誌の搬入店数とか、暗記しないとこなせなかったんです。 それによって、みんなが調べるのが面倒くさくて私に聞きに来るようになりました。小さなことですけども、若手でも人から頼りにされる瞬間をいかに積み上げるかが大事だと思います。

「今日はいい仕事ができたか」を必ず振り返る

 新人時代から続けていて、今でもやっていることがあるんです。毎日仕事を終えてオフィスを出たときに「今日はいい仕事ができたか」を必ず振り返るようにしているんです。

 帰りの電車やタクシーで、「もしタイムマシーンに乗って朝に戻るなら、俺はどういう一日を過ごすんだろう」って毎日考えるんです。毎日後悔があるわけですよ。ああすればよかったこうすればよかった、会議ではこう言えばよかった、とか。

 3年間くらいやっていると、だんだんその後悔がなくなってきて、ああなんとなく成長したなと思えてくる。そうすると次のことにチャレンジできる。

 とにかく、いちいちクヨクヨしていますよ。社会人になって14年間、毎日とにかく見苦しいほどに、クヨクヨしています(笑)。

ある程度の目標を作ったらなんとか帳尻をあわせる力が大事

 積み上げで人の人生を考えていくと、これをしたからこうしなきゃいけない、ってなりますけど、僕は逆だと思っていて。こういうチャレンジをしている、今はできない、でもなんとかしなきゃって、なんとかしていく。ある程度の目標を作ったらなんとか帳尻をあわせる力が大事だと思ってるんです。

  僕が仕事を通して接する人の中で自走できている感じるのは、自分の頭で考えて、行動する人。それも、努力ではなく興味や好奇心からできる人だと思います。

 Kaizenでは、足りない力を自律的に勉強する人、こうしたいああしたいという意思がある人が活躍しています。マインドセットがあって、スキルを磨こうとする人ですね。勢いある人が好きですね。勢いだけじゃ本当はダメですけど(笑)。

須藤氏が語る「自走できるスキル」。そのスキルセットとは

 ――話をスキルに戻そう。先述した須藤氏が考える「自走するスキル」の具体的なスキルとして須藤氏はR言語HTML5Googleアナリティクスコピーライティングなどを挙げていた。それらのスキルセットについて、詳細を語ってもらった。


 R言語やHTML5あたりは、基本的な部分だけでも理解していると自分で手を動かせるので良いかと思いますね。営業職でも企画職でも身に付けておけば仕事の幅が広がると思います。

R言語を習得しておけば気になった仮説がすぐに検証できますよね

 ビックデータやデータサイエンスなどが昨今話題になっていますが、R言語を習得しておけばデータを読めるようになり、それに基づいた分析ができ、より正確な行動ができますよね。取れるデータそのものの量も爆発的に増えるし、それを蓄積したり、分析するコストも飛躍的に下がります。それらの資産を、どのように価値に転換するかが差別化の大きなポイントになってくると考えています。

 僕自身もデータ分析はずっと大事だと思っていたので、リクルート時代から本を読んで基本的な知識は勉強しました。それに加えて、R言語って無料で始められて何よりも手軽なのがいいですよね。

開発リソースを使わずに、ペライチのキャンペーンページくらい自分で形にできるように

 HTML5も同様で、今までは企画に留まっていたものでも、開発リソースを使わずにぺライチのキャンペーンページくらいなら自分で修正することができるようになります。それって誰かに頼むわけではないので、仕事のスピードが圧倒的に速くなり、ビジネスマンとして大きな成長につながりますよね。

 Googleアナリティクスやコピーライティングも、ディレクションしていくという観点では、ビジネスマンの基礎スキルとして持っていて損はないと思います。

Googleアナリティクスはマーケティングに必要不可欠なスキル

  サイトのコンバージョン率やクリック率を上げるうえで、Googleアナリティクスを使えるのと使えないのでは雲泥の差があると思います。コンバージョン率を上げたいけれど、どこから始めればいいか分からなかったり、細かいユーザー属性を把握できていなかったり。問題が特定できていないと改善も行えないですし、マーケティングの観点から見れば必要不可欠なスキルでしょうね。

メールも企画書もコピーライティング力が問われる

 コピーライティングに関しては、日々の業務では最も使うスキルだと思いますね。メールや 企画書も、突き詰めていけばライティング力が必要なわけですから。これは他の業務でも同じ だと思います。課題発見・分析ができて、更にコピーライティング力があれば、課題解決に向かうための提案が通りやすくなります。これも自走するための能力の一つです。僕も昔、雑誌のマーケティングをやっていたので、毎週記事のタイトルを100本くらい書いていました。まあ、全然採用されなくて辛かったですけども(笑)。

 あとはBlogとか記事を書いて文章力や速度を磨きましたね。ライティング力を上げるには、とことん「書く」ということが大切だと思います。とにかく量が大切です!特にWeb系の会社のビジネスマンにはおすすめかと。

オンライン講座は時間の自由度が高い。反復学習がしやすいのが最大の魅力

 実は、僕自身もUdemyのオンライン講座は受講したことがあるんですよ。ガイ・カワサキさんの元Appleエバンジェリスト、ガイ・カワサキの起業家塾」とか元サッカー日本代表監督の岡田武史さんの岡田武史:勝負する組織のチームビルディング」(割引対象外)なんかは参考にさせていただきましたね。ビジネスパーソンであろうがスポーツマンであろうが、共通して通用することがあるんだって気づかせてもらいました。

 普通だったら、アレコレ失敗しなければ学べないようなことが簡単に学べて、その人が学んできたことを動画で分かりやすく教えてくれる。いまこれで悩んでいるんだけど……というときに答えをくれる。先輩経営者や指導者もこうやって悩んでいたんだ、と感動しました。

 これはオンライン講座全体に言えることなんですけど、オンライン講座は時間の自由度が高い。何度でも受講することができるので反復がしやすいというのが最大の魅力だと思います。

 その中でもUdemyのオンライン講座は、何よりも、ビジュアルが分かりやすい。編集を含めて、テンポやつまずきやすいポイントなどしっかりと工夫されていると思います。


 ーー35歳には世界で勝負できるテクノロジー企業のCEOになると言い続けてきた須藤氏。現在、海外企業による利用は10社程度。今後どの程度海外への広がりを見せるのか。今後のKaizen Platform Inc.にも注目だ。

 Udemyには、須藤氏が語るような「次の10年で活躍するスキル」のための講座が数多く存在する。今回紹介している講座はU-NOTE読者特別価格になっているものもあるので、ぜひスキルアップに役立てていただきたい。(有効期限は9月9日)。

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