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英語ビギナー必見! 「東京オリンピックまでに身に付けたい英語」フレーズ集

Rikaco Miyazaki

2016/07/25(最終更新日:2016/07/25)


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英語ビギナー必見! 「東京オリンピックまでに身に付けたい英語」フレーズ集 1番目の画像
出典:www.flickr.com
 治安状況やロシアの組織的なドーピング違反による陸上選手の出場取り消しなど、暗いニュースが絶えないリオオリンピック。いよいよ8月に開催されると同時に、東京オリンピックまで残り4年となった。日本政府観光局(JNTO)によると、2016年上半期の訪日外国人の数が1,000万人を初めて突破した。

 東京オリンピックに向けて、ますます増加するであろう訪日外国人……既に街中で外国人に話しかけられた読者もいるのではないだろうか。今回は、“東京オリンピックが開催されるまでに知っておきたい英語”の知識について紹介する。

気づかずにつかっているかもしれない、英語の”差別用語”

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 日常の中に溢れた英単語。実はその英単語の中には、外国では“差別用語”であるものが潜んでいる危険性がある。日本に訪れてくれた外国人に、差別用語で“おもてなし”をしてしまわないようにしよう。

「Inclusive Language」とは?

 読者の皆さんは、「Inclusive Language」という用語を知っているだろうか。性別・人種・宗教・年齢などによる差別のない英語表現のことを指している。多様な人種が暮らすカナダは差別用語に厳しく、Inclusive Languageを使用しなければならない。

正しい英語表現:性別編

 まず気をつけたいのが、“Man”という単語である。日本でも、「スチュワーデス・婦警・看護婦」といった言葉が差別用語となっているように、海外でも1つの性別に限定されるような言い方は良しとされていない。

 例えば、日常的に使うような単語の例として、“Buisinessman(実業家)”は“Executive, businessperson”、“Housewife(主婦)”は“Homemaker”、“Fireman(消防士)”は“Firefighter”と表現する。

 ちなみに“Sex”とは、性別を表す単語(male, female)なので気を付けよう。

正しい英語表現:年齢・身体編

 性別編よりも、使用に気を付けたいのが“年齢・身体”に関する差別用語だ。

 年齢に関する表現では、“The aged, elderly(年配の人)”を“Seniors”としている。英単語の勉強をしていると見かける、“elderly”も差別表現になるのは驚きだ。

 身体に関する表現では、“Handicapped(障害のある人)”は“Person who has a physical disability”という。身体表現に関する表現をする際には、障害そのものではなく、「人」に焦点をあてるようにしよう。

街中に出現した英語表記! ローマ字表記を一掃

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 東京オリンピックを4年後に控え、早くも受け入れ整備が始まった。その1つが街中の英語表記の改善だ。道路標識のローマ字表記は、30年前から開始された。公園:Koen、通り:Tori,Dori……これらの表記は外国人には意味が通じにくいのではないか、と指摘され、改善することになったのだ。ここでは、改善されたローマ字表記の例を紹介したい。

 公園は“Park”、通りは“Ave.”や“St.”、橋は“Bridge”になった。この基準に則り、“Kokkaiseimon(国会正門前)”は“The National Diet Main Gate”、“Gaimusho(外務省)”は“Min.of foreign Affairs”に変更される。

 ローマ字ではなく英語名で場所を尋ねられてもいいように、場所を予想できるレベルの英単語はチェックしておきたい。

“Excuse me?”に対応できるようになろう

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 “Excuse me(すみません)”――街中で突然外国人に声を掛けられた際、読者の皆さんはどのような対応をしているだろうか。ここでは、突然の“Excuse me”に対応できる英語フレーズを紹介したい。

(1)“Can you say that again?”……もう1度言っていただいてよろしいでしょうか?

 聞き返す際、“Pardon?”という短いフレーズもあるが、“Can you~?”や“Could you~?”といった表現を使うとより丁寧になる。

 もし、“Pardon?”を使った表現をするのであれば、“I beg your pardon?”にすると、へりくだった言い方になる。

(2)“I didn't hear you.”……聞き取れませんでした。

 「聞き取れなかった」と伝える際に気をつけたいのが、“couldn't”を使わないことだ。“couldn't”を用いると、用件を聞き取れなかったことが相手のせいのように響いてしまうので気をつけよう。

(3)“I can't speak English.”……英語、話せません。

 最終手段「開き直り」だ。読者の中には、本当に英語が苦手な方もいるだろう。そんな読者は、潔く「話せない」と言い切ってしまうのも手段の1つである。

知っていると便利なフレーズ

 “Can I ask you a favor?(お願いがあるのですが)”、“What's your recommendation?(おすすめはなんですか)”。と、こういったフレーズを覚えておけば、聞き覚えのある単語が出てきた際に外国人が知りたいことがわかるはずだ。海外旅行でも役立つので、覚えていて損はない。


 以上、東京オリンピックまでに知っておきたい英語に関する知識を紹介した。「知らない、話せない」と開き直らずに、“観光立国:日本”の一員として、東京オリンピックまでに簡単な英語のフレーズを覚えるように努めよう。4年後の東京オリンピックで、困っている外国人に“May I help you?”と声をかけられるようになろう。

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