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トップの年収は1億円以上!? ホリエモンも注目する大ブーム必至のマイナースポーツとは?

野口直希

2016/07/21(最終更新日:2016/07/21)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「プロデュース次第!?」〜vol.699〜』では、ホリエモンがクラウドファンディングを使って実現しようとしている、驚きのアイデアを披露。

  今回取り上げたのは、「マイナースポーツを盛り上げたいのですが、メジャーなスポーツに比べて競技そのものを観に行く人は少ないように思います。競技会場に行っても、観客はその競技の出身者が多い印象です。にわかファンを増やせればもっと盛り上がりそうですが、結局のところマイナースポーツほどコアなファン作りが欠かせないと思います。

 陸上や水泳はリハビリに役立つ側面を持っているので、健康に関心がある人をコアなファンに取り込めそうな気がします。拙いイメージなのですが、例えばプールや陸上トラックを併設した医療モールを運営することで、(かなりのお金が必要ですが)医療とスポーツを融合できそうな気がします。創造性に乏しくなかなか良いイメージが湧かないのですが、堀江さんのご意見を伺えればと思います」という質問。

ホリエモン「e-Sportsのプロの中には、年収1億円の人もいるよ!」

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  ホリエモンは、「まあ微妙なアイデアだね。普通にこれからは、プロバスケットボール新リーグ『B.LEAGUE(Bリーグ)』のように、マイナースポーツもプロデュース次第でマイナースポーツはどんどんメジャー化していくはず。なぜなら、余暇時間が増える中でスポーツは重要なコンテンツだから。これまでマイナーだったスポーツが盛り上がるようになった例を研究しよう」と回答。

 マイナースポーツを何とかして盛り上げたいと考える今回の質問者。水泳のように健康に役立つイメージを定着させるというアイデアを提案するが、ホリエモンの反応はイマイチ。そうした突飛な策を講じなくてもすでにマイナースポーツが盛り上げる土壌はあるし、過去にもマイナーだったスポーツが人気を博すようになった例はいくつもあるからだ。

 代表的な例はサッカーのJリーグやバスケットボールのB.LEAGUEで、いずれも優秀なプロデューサーが大きな役割を果たしている。他には、エナジードリンクで有名なレッドブル(Red Bull)もマイナースポーツの拡大を語る上では欠かせない存在だ。レッドブルは、ドリンクのPR活動の一環としてモータースポーツやエクストリームスポーツなど、様々なマイナースポーツに協力。2009年には、162分野以上の競技で計500人近くのスポーツ選手を支援したといわれている。
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 また、近年になって急激に盛り上がりを見せているのはe-Sports。これはTVゲームの複数人数対戦をスポーツとしてとらえ直した名称で、プロになると年収1億円を超える人も存在する。試合中継や賞金提供に積極的な企業も増えており、これからますます注目が集まる分野だ。

ホリエモン「東京六大学野球になんで東大が入っているか知ってる?」

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 ホリエモンによれば、e-Sportsが特殊なのは引退年齢が24歳と極めて若いこと。18歳ごろが選手生命のピークで、20歳を超えると指導役として後進の育成に励む例も少なくないという。

 このように、従来のスポーツの枠ではとらえきれないジャンルも盛り上がりを見せている。こうした点からも、マイナースポーツが今後ますます人気を集める姿が想像できるだろう。マイナースポーツブームの背景にあるのは、労働の機械化による余暇時間の増加。労働の多くが機械に代替されることで、これからはマイナースポーツのようなレジャーに時間を割く割合が増えていくとホリエモンは予想している。
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 今回のゲストでコンサル経験も多く持つLiNK-UP株式会社代表取締役社長CEO 小田吉男氏は、このように社会的にマイナースポーツが流行る環境にある状態では、重要なのは先行者優位だと考える。プレイヤーが少ない環境なら、そこまで優秀でない選手でもトッププレイヤーになることができる。マイナースポーツへのチャレンジが、一種の成り上がり戦略として機能するかもしれないのだ。

 しかし、こうした例はスポーツ業界では何ら珍しいことではない。例えば、ホリエモンがいうには、東京六大学野球に東京大学が名を連ねているのは東大生が野球が上手だったからではない。海外から伝播してきた野球というスポーツを早めにキャッチアップしてプレイするようになったからなのだ。
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 ここで重要なのは、情報を入手する能力であってスポーツの腕ではない。このように、情報に敏感なインテリ層が導入に貢献し、知名度が上がってきた頃に運動能力に秀でた非インテリ層が参入することで業界の実力が上がるのは、スポーツの一般的な拡大の流れだ。

 過去の事例を知ることで現在の状況把握が深まるし、それを基に未来を予測することもできる。質問者のように現在の一般イメージを基にしたアイデアが頭打ちになってしまうのは、こうした視点が欠けているせいだろう。マイナースポーツがこれから盛り上がる可能性はかなり高いし、既に参考になるケースは日本にもたくさんある。これらを踏まえれば、今後のマイナースポーツの見取り図を描くことはそこまで難しくなさそうだ。

 ホリエモンがマイナースポーツの盛り上がりについて語った『堀江貴文のQ&A「プロデュース次第!?」〜vol.699〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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