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生デニムとは? ジーンズの糊落としの方法を紹介!

粕谷満子

2016/12/22(最終更新日:2016/12/22)


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生デニムとは? ジーンズの糊落としの方法を紹介! 1番目の画像
出典:svbscription.com
 皆さん、「生デニム」という言葉を聞いたことはあるだろうか。文字からわかるようにファッションアイテムの一つであるデニムの仲間のことであるが、では普通のデニムとは何が違うのだろうか。今回はこの生デニムとはどんなものなのかを、生デニムのジーンズを穿くときに心がける点などと合わせて紹介していく。

生デニムのジーンズとは?

 では一体、生デニムというのはどのようなものなのだろうか。ファッションに特別に興味が強い人でなければなかなか知らないかもしれないが、一方でおしゃれに敏感な人の中には、すでに知っていて愛用している、なんて方も多いのではないだろうか。それくらいにはこの生デニムを使用したアイテムは魅力を持っているのだ。筆者の周りにもこだわりを持って生デニムのジーンズを穿いている人がおり、よく話を聞かされるものだ。

 さて、紹介が遅くなってしまったが、ずばり生デニムとは、「未加工のデニム」のことである。意味が分からないという方も多いだろうから、詳しく説明しよう。そもそも一般的に売られているデニムジーンズのほとんどにはすでに加工が施してあり、中でも一般的なものは防縮加工と洗い加工である。

 防縮加工は洗濯時の縮みを防ぐもので、洗い加工はジーンズについた糊を落とす役割を持つ。この糊については後述するが、とにかく一般的なジーンズはすでに加工されているのだ。しかし、生デニムはこれらの加工が一切されていない。洗えば縮むし最初は糊が付いていて非常にゴワゴワしている。しかしその一方、穿き慣らしていくことで好みの部分にしわを付けたり、色落ち加減やサイズ感を自分のスタイルに合わせて楽しむことができるのだ。これを「デニムを育てる」とも表現し、ファッションにこだわりを持つ人は自分だけの一着を育てているのだ。

ジーンズの糊落としの方法!

 生デニムについては分かったが、先ほどの項で述べた洗い加工とは何なのかを少し掘り下げよう。そもそもデニム生地をジーンズの形に加工する際には糊が必要で、できたての生デニムの状態ではその糊がついている。洗い加工はそのでき上がり時についている糊を落とす加工なのだ。糊がついているジーンズは硬くて穿きにくいので、糊を落とすことでそれを穿きやすくするのが一般的。これで洗い加工の意味も分かっただろう。すると一つ疑問が出てくる。生デニムジーンズを購入した場合の糊落としはどうすればよいのだろうか。これを説明していこう。

 まず少々熱めのお湯(60℃程度)をバケツ等に用意する。あとはそこに浸けるだけだ。40分ほどもすれば糊はすべて剥がれて水面に浮いてくるだろう。最後にジーンズの表面をさっと水で流して、脱水・乾燥で完了だ。

ジーンズ用の洗剤と洗濯、乾燥方法!

 最後にジーンズの洗濯や乾燥に関して注意すべきことを挙げておく。生デニム・デニムを問わず覚えておきたいポイントだ。

 まず洗濯に関してだが、色落ちを防ぐために必ず裏返しで洗おう。そして色落ちする可能性があるということは、ほかの洗濯物に色移りしてしまう可能性があるということであるから、できる限りジーンズは単独で洗おう。このとき使う洗剤は、弱アルカリ性のものよりも中性洗剤を使う方が好ましい。これも色落ち対策の一つ。また蛍光剤を含む洗剤はジーンズを変色させてしまうので使用は避けること。

 そして乾燥だが、天日干しをする場合は裏返しで。これもまた色落ち防止策である。だが最もよいのは日陰干し。そもそも日光が当たらなければ色落ちの心配もない。しっかり吊るしてゆっくり乾かそう。乾燥機でももちろん良い。ただ皺が付きやすいので注意しよう。


 いかがだっただろうか。意外と簡単なお手入れ方法でありながら、おしゃれにこだわりを持てる生デニムジーンズはこれからどんどん穿く人が増えるだろう。この記事を見て少しでも魅力を感じたなら、ぜひ実際に自分の手元に一つ、貴重なアイテムとして買われてみてはいかがだろう。

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