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開放型ヘッドホンの特徴は? おすすめヘッドホンを紹介!

粕谷満子

2016/12/22(最終更新日:2016/12/22)


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出典:www.akglife.com
 ヘッドホンは、開放型と密閉型の二つに大きく分けることができる。開放型とは、ハウジングに穴をあけることなどにより、ヘッドホンの発音部の後方部分が外部に開放されている。一方、密閉されたハウジング構造を持つヘッドホンは、密室型と分類する。一般的なヘッドホンは密閉型が多いのだが、今回は意外と知られていない開放型の魅力を紹介しよう。

開放型ヘッドホンの特徴は?

 密閉型ヘッドホンは、遮音性が高く、音漏れが少ないことが特徴である。しかし、発音部が密封されているため、共鳴しやすくなってしまうというデメリットもある。開放型ヘッドホンはその逆で、遮音性、防音性ともに低い。そのためノイズが多い場所では雑音が入りやすく、また、音漏れも多くなる。公共の場所での使用には注意が必要だ。しかし、その分音はこもりが少なく、音の響く空間も広く、感じ取りやすい。このような点では、密閉型よりも開放型の方がスピーカー再生に近く、より自然な音を感じ取りやすいことが開放型の魅力となっている。開放型のヘッドホンは、主に自宅などの室内でじっくり音楽や映画などを楽しむのに向いており、密閉型の物では味わえないような、リアルな質感の音楽を聴くことが出来る。

開放型ヘッドホンの選び方のポイントとは?

 現在多くの開放型ヘッドホンが販売されており、どれがいいか選ぶのも大変だ。そんな時に、どのような点を見ればよいのかを紹介しよう。

 高音質を狙うおすすめの選び方は、開放型ヘッドホンを得意としているメーカーを見てみることである。例えば、世界で初めて開放型ヘッドホンを製品化した、ドイツのゼンハイザーと言うメーカーが有名だ。開放型の元祖として現在も多くの種類の開放型ヘッドホンを製品化しており、いずれも高音質で根強い人気を誇る。国内メーカーでは、オーディオテクニカが高音質な開放型ヘッドホンの開発に力を入れており、低価格から高級品まで数多くの製品を作っている。こちらも市場で人気を誇っているのでお勧めだ。

 また、そのほかに注意する点として、ヘッドホンの装着感が挙げられる。ヘッドホンは長時間装着する可能性もあるため、長くつけていても疲れないような、装着感の良いものを選ぶことが大事だ。自分の頭に合わないヘッドホンを装着していると、疲労感が増すだけでなく、メーカーが意図している音質で音楽を聴くことができないこともある。この点は、買う時にぜひ確認してもらいたい。

おすすめの開放型ヘッドホンを紹介!

1. SENNHEISER(ゼンハイザー) HD598 22,800円

 多くの人に支持されているこちらのヘッドホンは、音に透明感があり、音の輪郭をはっきりと認めることができる。また、中低音に厚みがあり、豊かな表現をそのまま伝えてくれ、男性ボーカルの厚みのある力強さや、女性ボーカルの繊細な声も再現することができるのだ。イヤーパッドには肌触りのよい素材が使われており、装着感も抜群だ

2.ソニー MDR-MA900 21,580円

 開放型ヘッドホンでありながら、深く広がりのある低音を再現することができる。自然な音の広がりが特徴だ。また、このヘッドホンの最大の特徴は、頭へのフィット感。耳にかけていることを忘れるくらい軽く、快適に使用することができるため、長時間の映画、音楽鑑賞や、骨休めの時間に軽く音楽を聴くときに重宝される。

3. オーディオテクニカ エアーダイナミックシリーズ ATH-AD500X

 のびやかで広がりのある中高域と、パワフルな低音域を実現した再生が特徴。音の解像度も高く、クリアで自然な音を実現している。また、使用感もよく、頭にうまくフィットするように作られている。


 普段なかなか目にしない、値段もいくらか張る開放型のヘッドホンだが、それだけのクオリティの高さがある。自然で、まるでホールにいるかのような錯覚に陥るほどの体験を与えてくれる開放型ヘッドホン。この機会に、一つ手に入れてみてはいかがだろうか。

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