1. 日本が誇る“世界遺産ランキング”:日本人だからこそ訪れたい10の名所

日本が誇る“世界遺産ランキング”:日本人だからこそ訪れたい10の名所

by peaceful-jp-scenery
 2016年7月現在、日本には世界遺産が19か所ある。最近では、熊野古道で知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に新しく22か所が追加されたことがニュースになった。今回は、何かと話題になる世界遺産について、ランキング形式で上位10位までを紹介したい。

日本の世界遺産ランキング 第10位:富士山(山梨県・静岡県)

by peaceful-jp-scenery
 日本の世界遺産ランキング 第10位は、日本最高峰の“富士山”だ。

 富士山が世界文化遺産に登録されたのは2013年のこと。富士山が昔から、日本人に好かれていたことは、山岳信仰や葛飾北斎らの浮世絵の題材になったことからわかる。国民に愛され続けてきた山は、世界遺産登録をきっかけに登山客が急増。“弾丸登山”と呼ばれる軽装で、登山に挑む若者たちが話題になった。

 富士山の魅力は、やはりあの「美しい形」にある。多くの写真愛好家が夢中になるほどに、富士山が作り出す景色は魅力的なのだ。

 近年、訪日外国人の数が伸び続けており、富士山を含む東京~京都・大阪のルートはゴールデンルートと呼ばれるようになった。世界遺産に登録されたことで、富士山は国内外から愛される山になったのだ。

日本の世界遺産ランキング 第9位:日光の社寺(栃木県)

出典:www.flickr.com
 日本の世界遺産ランキング 第9位は、徳川家康を祀る日光東照宮を含む“日光の社寺”だ。

 日光の社寺とは、2社1寺に属する103棟の建造物群と周辺の景観遺跡のことを指す。2社1寺というのは、二荒山(ふたらさん)神社、東照宮、輪王寺のことである。

 二荒山神社は、日光三山を神体山として祀っている神社だ。東照宮は先述の通り、徳川家康公を祀る神社で、“見ざる聞かざる言わざる”の彫刻があることで有名な場所である。

 輪王寺は、春に行われる“強飯式”で有名な寺。日光責めとも呼ばれるこの行事は、山盛りのご飯とお酒を頂く、全国でも日光山だけに古くから伝わっている儀式だ。修験者の姿をした人が、山盛りのごはんを食べろと強飯頂戴人に責め立てられる様子には息を呑む。

日本の世界遺産ランキング 第8位:原爆ドーム(広島県)

by Imahinasyon Photography
 日本の世界遺産ランキング 第8位は、5月にオバマ大統領が訪れたことで話題になった広島県の“原爆ドーム”だ。

 元々、原爆ドームは物産品の販売促進を図る拠点とすることを目的として建てられたものだった。1945年8月6日に投下された原子爆弾により、現在の姿になった。

 原爆ドームは、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所や南アフリカのロベン島に並ぶ、“負の世界遺産”としても知られている。これらの負の遺産は、「二度と同じような悲劇が起こらないように」という戒めと願いが込められている。

 近年では米国からの観光客も増加しており、第二次世界大戦の真実を学ぼうという訪日外国人には必須の観光地となっている。

日本の世界遺産ランキング 第7位:法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)

by Dick Thomas Johnson
 日本の世界遺産ランキング 第7位は、正岡子規の句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」で有名な“法隆寺地域の仏教建造物”だ。

 法隆寺地域は、18万ヘクタールもの広大な敷地のことを指している。敷地内には多数の文化財が現存しており、法隆寺の建造物47棟と法起寺の三重塔を加えた48棟が世界遺産に指定されている。

 法隆寺地域が世界遺産に指定された理由は、二つある。一つ目に、世界最古の木造建築とその設計と装飾美が傑作であったこと、二つ目は、7~19世紀までの仏教建造物によって日本と中国、東アジアでの文化的交流があったことがうかがわれたからだ。

 歴史が好きなコアなファンから、根強い人気を誇っている寺社仏閣である。

日本の世界遺産ランキング 第6位:屋久島(鹿児島県)

出典:www.flickr.com
 日本の世界遺産ランキング 第6位は、もののけ姫の舞台になった“屋久島”だ。

 屋久島は、日本の19個ある世界遺産の中でも、4つしかない自然遺産の一つである。屋久島のシンボルでもある樹齢7,200年以上の縄文杉だけでなく、日本全国に根付く植物の7割以上が生息している特異な環境も評価されている。

 「東洋のガラパゴス」の異名は、屋久島のみに自生する固有種が約40種類ほど確認されていることから付けられた。

 ごつごつとした岩や、力強く地を這う木の根など、障害だらけで歩きにくいが、行く価値はある場所だ。

日本の世界遺産ランキング 第5位:白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県・富山県)

by arcreyes [-ratamahatta-]
 日本の世界遺産ランキング 第5位は、茅葺屋根が特徴的な“白川郷・五箇山の合掌造り集落”だ。

 合掌造りは、豪雪地帯に合わせた建築様式。急勾配の屋根は、雪が降っても自然に下に落ちるように工夫されている。茅葺は30年~40年に一度葺き替えられている。

 岐阜県側が白川郷、富山県側が五箇山である。集落の中には、民宿があるので宿泊も可能。都会で生活するビジネスマンは、郷愁を誘う五箇山・白川郷の景色に癒されること間違いなしだ。

 五箇山と白川郷は、急増する訪日外国人のSNSや発言を通して、日本人に口コミが広まり人気が出た観光地である。

日本の世界遺産ランキング 第4位:知床(北海道)

出典:www.flickr.com
 日本の世界遺産ランキング 第4位は、北海道東部に位置する“知床”だ。
 
 2005年に、知床が世界遺産に登録された際に評価されたポイントは、知床独特の食物連鎖だ。冬になると漂着する流氷は、プランクトンを養うための栄養分を運んでくる。この流氷の働きのおかげで、アザラシなどの海獣、海鳥、オオワシなど鳥類の命がつながっている。

 静けさの中にある知床五湖や標高738mある知床峠、知床八景のオシンコシンの滝、カムイワッカ湯の滝……見ごたえのある大自然が多数ある世界遺産である。

 また、クマの中でも特に大きな種類“ヒグマ”や、ニホンジカの中でも体格が大きいエゾジカ、絶滅危惧種のシマフクロウなどの生態系の豊かさも魅力の一つだ。

日本の世界遺産ランキング 第3位:姫路城(兵庫県)

by CarlosVanVegas
 日本の世界遺産ランキング 第3位は、白鷺城の別名でも有名な“姫路城”だ。

 平成21年度から平成26年度まで、5年もの月日をかけて改修を工事を行い、白鷺城という別名に相応しい白さを取り戻した。

 1333年に砦が築かれてから、城主が変わるごとに拡張をしてきた姫路城。1617年に、現在の姫路城の姿になった。美的完成度と保存状態の良さが認められ、法隆寺などとともに日本の世界遺産第一号となった。

 春になると、ほのかな桃色をした桜と白亜に輝く姫路城のコラボレーションがとても美しい。

日本の世界遺産ランキング 第2位:厳島神社(広島県)

by Jaako
 日本の世界遺産ランキング 第2位は、日本三景の一つで「安芸の宮島」で知られる“厳島神社”だ。

 世界遺産に登録されている厳島神社は、日本全国に約500社ある厳島神社の総本山であり、結婚式が挙げられる世界遺産だ。

 潮の満ち引きで表情を変える厳島神社は、社殿全体が海に浮かんでいるように見える満潮時がおすすめ。満潮時には、参詣遊覧船で鳥居をくぐることができる。

日本の世界遺産ランキング 第1位:古都京都の文化財(京都府)

by Sam Ng -LP
 日本の世界遺産ランキング 第1位は、17か所の寺院・神社・城で構成される“古都京都の文化財”だ。

 崖にせり出すような造りの「清水の舞台」で有名な“清水寺”をはじめ、金閣寺や銀閣寺、二条城といった文化財が世界遺産に登録されている。

  京都の世界遺産の中で、最も穴場なのが京都市左京区にある“西芳寺”だ。約120種の苔が境内を覆っているため、苔寺という別名がつけられた。もこもことした緑色のじゅうたんが広がる境内の景色は、圧巻なのでぜひ一度訪れてほしいが、拝観には事前の申し込みが必要なのでご注意を。


 以上、日本の世界遺産をランキング形式で1位~10位まで紹介した。訪れたことのない世界遺産はあっただろうか。いずれも日本らしい魅力の詰まった世界遺産なので、日本人としての“国内の世界遺産マスター”になってみてはいかがだろうか。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する