1. ピアノの調律業界に参入するならどんな手を打つ? ホリエモンが教える“ニッチ業界への食い込み方”

ピアノの調律業界に参入するならどんな手を打つ? ホリエモンが教える“ニッチ業界への食い込み方”

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「古い業界が狙い目!?」〜vol.684〜』では、ホリエモンがピアノ調律師というかなりニッチな業界に参入する方法をアドバイス。

 今回取り上げたのは、「ピアノの調律師から売上をあげたいと相談されましたピアノの調律師は、主に知人の紹介、リピート、マッチングサイトからの仕事がほとんどとのこと。新規顧客開拓、既存のリピート率をあげるにはどのような施策がよいでしょうか?

 調律の相場は、グランドピアノは1万円~1万3千円、アップライトピアノは8千円~9千円程度の売り上げで、マッチングサイト経由の場合は40%ほど持っていかれます。マッチングサイトも古い業界なので、UIなど業界自体も色々改善できそうです。調律師の男女比は、男性8割、女性2割で、今回の相談相手は女性。何かアイデアをご教示いただければ幸いです」という質問。

ホリエモン「クオリティの高いマッチングサイトを作ったら?」

 ホリエモンは、「マッチングサイトを見たけど、口コミやリピート以外なら完全にみんなこのサイトから来るようになるだろうね。ニッチなマーケットだから、新たに大手がもっと安いマッチング料で参入してくることもなさそう。

 正攻法でいくなら、このサイトよりもマッチング料を安くして探しやすいサイトを作るのがいいだろうね。このサイトはスマホには対応していなさそうなので、PCとスマホのWebに対応したレスポンシブデザインのサイトを作ってUIを改善すれば、今からでもこのサイトを越えるのは難しくなさそう」と回答。
 
 ピアノの調律師業界でのビジネスプランに関する今回の質問。未だに口コミやリピートの力が強いこの業界で新規顧客の流入が見込める経路は、マッチングサイトくらいなのだそう。ホリエモンは現在トップシェアを握っているであろうマッチングサイトが古いサイトなことに注目し、SEO対策やデザインをマッチングサイトを作るよう提案した。
 多くの場合マッチングサイトは、専門技能や業界への特別なコネクションも必要なく、誰でも簡単に参入できるのが大きな特徴。結局サービスの質を担保するのは登録店舗などの量なので、そこそこ成功しているジャンルに後から大企業が参入し、一気にパイを奪ってしまうこともある。
 
 大手の参入はあらゆるマッチングサイトが抱えるリスクだが、ピアノの調律というかなりニッチな業界ならそれもないとホリエモンは判断。スマホのWebやアプリに対応したサービスを作れば、既存サイトから一気にパイを奪えると判断したのだ。

「情報のシェア」によって業界全体の相場は2〜3割に!?

 今回の質問には「調律の相場はグランドピアノ1万円~1万3千円、アップライトピアノは8千円~9千円」と書いてあるが、ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏は彼女が記憶していた頃に比べてあまりの安さに驚きを隠せない。

 調律業界全体の相場が以前より格段に下がっているわけだが、ホリエモンはこの理由を「これこそがC2Cのシェアリングエコノミーの力だよ」と説明する。マッチングサイトや口コミサイトの登場で全ての同業者が競合として可視化された現在では、ピンハネやぼったくり価格は通用しなくなり、企業は価格やサービスの質を常に高めなければならなくなっている。
 業界にもよるだろうが、「C2Cマッチングの登場で相場は以前の2〜3割程度の料金になる」とホリエモン。例えば以前の調律業界では、おそらくYAMAHAなどの大手企業の上前や、あるいは街の小規模な仲介企業からの紹介料などが知らないうちに調律料金に含まれていたはず。これが通用したのは、ほとんどの人は近場、あるいはメーカーが紹介する調律師に依頼するという選択肢しかなかったからだ。

 一方で現在は、マッチングサイトで事前に料金やサービスの質を見比べて自分に合った調律師を探すことができる。この時、ぼったくりを狙った高額なサービスは消費者に選ばれることがなくなり、淘汰されるだろう。消費者間での「情報のシェア」によって企業の競争原理が加速されるので、調律業界は以前に比べて全体の相場がかなり下がっているのだ。

 ホリエモンが古い業界への参入方法を語った『堀江貴文のQ&A「古い業界が狙い目!?」〜vol.684〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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