1. “残業時代から定時退社時代へ” 効率を上げる「3つの時間術と8つの習慣」とは:『時間のつかい方』

“残業時代から定時退社時代へ” 効率を上げる「3つの時間術と8つの習慣」とは:『時間のつかい方』

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 「一日も定時退社しなかったのに、給料これだけか」と会社に不満を抱くビジネスマンが世の中にどれだけいるのだろうか。働く業界によって残業時間に差はあるが、日本企業の平均残業時間は47時間と言われている。これは実質、1カ月のうち2日間の休日を会社に捧げていることになる計算だ。

 「仕事を時間内に効率よく完璧にこなし、定時退社してプライベートを充実させる」といった生活が夢のように感じないだろうか。しかし、このような人が会社に1人は思いつかないだろうか。さらに、そういった人に限って周囲からの信頼が厚く、給料も高いということはないだろうか。

 今回は、税理士の井ノ上 陽一氏の『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』から、定時退社するための効率的な時間術と習慣をご紹介するとしよう。

定時退社への時間術①:時間をセイゲンする

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 「時間をセイゲンする」という行為を周囲で行っている人はどれだけいるのだろうか。時間制限の仕方はいくつかある。まず、認識しなければならないことは「仕事はいつ何が起こるか分からない」ということだ。つまり、急に新たな仕事を任されることを前提とした時間管理が求められる。定時退社の最大の敵は「急な仕事」なのだ。

 「時間をセイゲンする」とは、自分ルールという秩序を作ることでリズムを整えることから始まる。具体的には、絶対にやること・やらないことを時間ごとに規定するのだ。このルールに沿って時間管理を行うことで、効率性の高い活動を行うことができるのだ。これが定時退社を実現するベースとなるのだ。

 効率性を上げるベースを築いたら、あとはそのリズムを「守る」ことが重要だ。ここで言う「守る」には、2つの意味がある。1つはルールの順守。もう1つは他者の誘いを断るということだ。会社は複数人の人間から成る組織であるが故に、「付き合い」というものが必ず存在する。しかし、定時退社を持続的に続けていくためにはある程度「断る」必要性があるのだ。

定時退社への時間術②:時間をズラス

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 「時間をズラス」とは、世の中の一般的な活動時間と自分の活動時間をズラスということである。つまり、多くのビジネスマンは6時に起床するのに対して、4時に起きて朝から活動するということだ。「時間をセイゲンする」では、自分の効率性の高いリズムを維持することであったが、「時間をズラス」はその効率性をさらに高い持続性のものにする時間術なのだ。

 朝型の人間になることで、一日の生活リズムを効率の良いものに整えることができる。例えば、「仕事のルーティン」「読書」「運動」などの個人的な活動を他人の邪魔の入らない早朝にやっておくことで、無駄のない時間管理が可能となる。多くの人の場合、個人的な活動を他人からの連絡などによって遮られてしまいがちだが、早朝であれば全く問題ない。

 朝型人間になると当然、一般人より夜の活動時間が短くなる。そのため、定時退社して次の日に備えて早めに寝るといったサイクルが生まれるのだ。朝型人間になるには、いくつかコツがある。具体的には、「夜の予定を減らす」「身体的疲労を蓄積させる」「目覚まし時計に頼らない」「脳に勘違いさせる」の4つである。1~2週間ほど慣れるのに時間がかかるが、試してみてはいかがだろうか。

朝型人間になるための4つのコツ

  • 飲み会などの「夜の予定」を減らす
  • 運動などを行い、「身体的疲労」を蓄積させる
  • 目覚まし時計に頼らない「自然起床」を目指す
  • 時間サイクルを脳に「勘違い」させる

定時退社への時間術③:スピードをカソクさせる

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 これまで時間管理面で「セイゲン」「ズラス」といった時間術を紹介してきたが、これだけでは定時退社をすることはできない。なぜなら、どんなに自分の効率性の高いリズムを時間規則だけで築いたとしても、仕事をこなすスピードが遅ければ意味がないからだ。つまり、「スピードをカソクさせる」は定時退社を実現させる決定打なのだ。

 「スピードをカソクさせる」ポイントは大きく分けて2つだ。1つは、「仕事を最も効率よく進めるスキル・ツールを身につける」ことである。例えば、「タッチタイピング」「ショートカットキー」など細かな作業の効率を上げるスキル・ツールを身につけることが重要なのだ。もう1つは、「自分を取り囲む情報を全て記録する」ことである。例えば、「情報を全てメモしておく」ということが効果的だろう。メモを参考に一日の時間管理を効率の良いものにすることが可能だからである。

 しかし、多くの人が陥りがちな落とし穴は、スピード重視しすぎた故に、正確さに欠けてしまうことである。ミスを犯せば大きく定時退社から遠ざかってしまうだろう。そこで、正確さ・スピードに長けたツール「チェックリスト」をご紹介しよう。自分自身がチェックしなければならないものを記録し、適宜改善していくことで効率性抜群の仕事をすることができるようになるのだ。


 これら3つの時間術を用いることで、定時退社しつつプライベートを充実させることができる。さらに、仕事の正確性も向上し、周囲からの信頼が厚いビジネスマンになれるだろう。しかし、この時間術を無意識で行うことができるようになって初めて体得したと言えるのだ。時間術を体得するための8つの習慣をご紹介しよう。

3つの時間術を身につける8つの習慣

  • 「日付」を見ないで書けるようにする
  • 集中を阻害するものを「見えない」ようにする
  • 仕事を「PC」と「人」で上手く分担させる
  • ストレスを溜めないために、周囲のケアを怠らない
  • 「睡眠」「食事」「運動」は絶対に欠かさない
  • 「面倒な事」「面倒ではない事」の判断をする
  • 自分以外の人も定時退社できるよう貢献する
  • 「考える」「行動する」を整理することを意識する
 これら8つの習慣を身につけることで、紹介した3つの時間術を体得することができる。定時退社が当たり前になる「自分」「会社」を目指して、是非実行してみてはいかがだろうか。

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