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テーブルの除菌方法、間違っていない?正しく除菌する方法と、知っておきたい注意点

粕谷満子

2016/09/13(最終更新日:2020/06/24)


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食事をはじめ、毎日使うテーブルは清潔にしておきたいもの。「テーブルを布巾で拭くだけで除菌できているのかな?」と不安な人も多いのではないでしょうか。

本記事では、正しいテーブルの除菌方法や知っておきたい注意点をご紹介します。

正しくテーブルの除菌を行いたい人はぜひ参考にしてください。
 
本記事の内容をざっくり説明
  • テーブルの雑菌は拭くだけでは除菌できない
  • アルコール除菌が効果的
  • 除菌する際の注意点

テーブルには雑菌がたくさん!拭くだけじゃ除菌はできない!?

テーブルには目に見えない雑菌が多く繁殖していることをご存知でしょうか。食べ物のかすやこぼれた飲み物などが雑菌の食料となってしまい、繁殖が爆発的に起こっています。

食事をする前に毎日テーブルを拭く人も多いでしょう。テーブルを拭く行為はもちろん間違っていませんが、間違ったやり方をしていると、効果がないどころか、逆効果になってしまうことがあります。

実は、水で拭き取っただけでは雑菌は死にません。雑菌の増殖を防ぐには、ただ単に水をつけた布巾で拭くだけでは不十分。水分がまったくない状態では生きることができない雑菌にとって、水のついた状態は逆に繁殖しやすいのです。

また、水拭きをした後の布巾にも注意が必要です。そのまま置いておくと、水分を含んでいる布巾の上で、机の上から拭き取った雑菌が繁殖しています。

雑菌が増幅した状態でテーブルを拭いてしまうと、布巾についていた雑菌がテーブルに巻き散らかれてしまいます

そして、布巾によって巻き散らかった雑菌はテーブルについている食べかすを食べ、さらに増殖してしまうという悪循環が生じてしまうのです。
 

正しいテーブルの除菌のやり方

水に濡らした布巾でテーブルを拭くだけでは雑菌が減るどころか、逆に増えてしまうことがわかりました。

では、どのようにテーブルを拭けば除菌できるのでしょうか。

毎回布巾をきれいに洗濯して使うのであれば、雑菌が布巾に繁殖していないので、それなりにテーブルを除菌できます。

しかし、毎日布巾を洗濯するのは面倒ですよね。毎回拭くたびに洗濯して乾かして……とするのは大変です。しかも、洗濯だけでは完璧には除菌は行なえません。

では、手間をかけずにテーブルを除菌するには、どうすればいいのでしょうか。
 

アルコール除菌が効果的

確実に雑菌を殺すためには、アルコール除菌がおすすめです。

アルコールの存在下では、雑菌は死んでしまいます。確実に除菌をする際には、アルコールを使うことが効果的です。

「アルコール除菌は手間がかかりそう……」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アルコール除菌はとっても簡単。

アルコール除菌用のスプレーをテーブルに拭きかけ、乾いた布巾で拭き取るだけです。

汚れなどがついている場合は、一度水拭きをした後に、アルコール除菌をすれば問題ありません。
 

テーブル用のアルコール除菌はシート・スプレー・プッシュタイプがある  

スプレータイプ以外にも、アルコール除菌をするグッズはたくさんあります。よく販売されているものは、スプレータイプ、プッシュタイプ、そして使い捨てのシートタイプのもの。

テーブルのアルコール除菌をする際、おすすめなのは、使い捨てシートタイプのアルコール除菌です。

スプレータイプやプッシュタイプのものだと、自分で布巾を用意する必要があります。しかし、前述の通り、アルコール除菌の液体をつけても、布巾自体が清潔ではない場合除菌効果が下がってしまいます

使い捨てシートだと、拭き取った汚れごと捨てられるので便利です。

「使い捨てだと高いのではないか」と心配な人もいるでしょう。しかし、安いものだと百均でも購入でき、1枚ごとの金額は数円程度と安価に手に入れられます。

除菌率を少しでも上げたい方は、「シートタイプ」のアルコール除菌を活用してみてはいかがでしょうか。
 

テーブルを除菌する際の注意点

テーブルを除菌する際には、アルコールを活用するといいことがわかりました。

しかし、アルコールを使ってさえいればいいわけではありません。最後に、テーブルをアルコールで除菌する際の注意点について確認してみましょう。
 

アルコール除菌と水拭きをする場合は水分を確実に拭き取る

 
水拭きとアルコール除菌の両方をする場合は、先に水拭きをすることが重要です。

アルコール除菌をする場合でも、先に汚れなどを水拭きをすることもあるでしょう。後でアルコール除菌をする場合、布巾によってついた雑菌は、後のアルコール除菌によって取り除かれるので布巾を使っても問題ありません。

しかし、アルコール除菌前に確実に水分をふき取ることがポイントです。水分が残っていると、アルコールが揮発しにくくなり、除菌力が薄れてしまいます。

水拭きでこびりついた汚れを取り、水をしっかりと拭き取った後に、アルコール除菌をするようにしましょう。
 

オイル塗装されたテーブルにはアルコールはNG

 
除菌ができる便利なアルコールですが、オイル塗装されたテーブルには使用できないことに注意が必要です。

オイル塗装されたテーブルをアルコール除菌をすると、アルコールによって塗装がはげてしまう可能性があります。

オイル塗装されたテーブルを除菌する場合には、清潔な固く絞った布巾を使って拭くようにしましょう。

オイル塗装されたテーブルは、水分にも弱いのでしっかりと水分を拭き取ることが大切です。

水分がテーブルに残ったままだと、水の残ったところの色が周りと変わってしまう「輪染み」ができてしまいます。コップの水滴や熱い湯呑を置いた後などでも輪染みができやすいので、扱いには注意してくださいね。
 

木製テーブルは中性洗剤を活用することがおすすめ 

木製テーブルの頑固な汚れは、中性洗剤を混ぜたぬるま湯を布巾に染み込ませてから拭くことがおすすめです。

「アルコールを使っていいのかな?」と思う方もいらっしゃると思いますが、メーカーや家具の種類によって異なるので、事前に確認するようにしましょう。年代物の場合は、アルコールを使えないものも多いので注意してください。

基本的には固く絞った布巾で拭くといいでしょう。

また、「どうしてもしっかり除菌をしないと気がすまない!でも、木製のテーブルが好きだから手放したくない!」という方には、透明なテーブルマットをおすすめします。

透明なテーブルマットを使うと、アルコール除菌もでき、水分対策もできるので安心して使えるでしょう。
 

毎日使うテーブルは、できるだけ確実に除菌しよう

 
本記事のまとめ
  • 水拭きだけでは雑菌が繁殖しやすいのでアルコール除菌をする
  • 水拭きの後は、水をしっかりと拭き取ってからアルコール除菌をする
  • テーブルによってはアルコールは使えないので注意


テーブルは、毎日食事を取るときに使う場所。食中毒のリスクを減らすためにも、確実に除菌を行いましょう。

本記事で紹介したように、水拭きをするだけでは、雑菌の繁殖に繋がる可能性もあります。アルコールを活用して、確実に除菌することがおすすめです。

特におすすめは、使い捨てのシートタイプ。テーブルを拭くだけでなく、手をふいたり、家の中の様々な場所にも活用したりできるので、ぜひ準備してみてはいかがでしょうか。

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